小人ギャラリー
建築装飾
小人ギャラリー(Zwerggalerie, Dwarf gallery)はロマネスク建築で発生した壁面装飾の一種[1]。建築の文脈においては単にギャラリーとも表記される。
外観はアーチを連続したものであり、内側には通路を持つ[1]。発祥はロンバルディア帯同様イタリアで[1]、ロンバルディア帯の進化系とされる[2]。
シュパイアー大聖堂の後陣に設けられた小人ギャラリーは“one of the most memorable pieces of Romanesque design”(ロマネスク装飾の最高傑作)と評される[3]。
脚注
編集- ^ a b c 辻本敬子/ダーリング常田益代『ロマネスクの教会堂』2003年、92-93頁。ISBN 4-309-76027-9。
- ^ 池田健二『カラー版 イタリア・ロマネスクへの旅』2009年、43頁。ISBN 978-4-12-101994-3。
- ^ Stalley, Roger: Early Medieval Architecture, Oxford University Press, Oxford, Great Britain, 1999, ISBN 0-19-210048-3, p. 197-198