富士学会(ふじがっかい、英名 Japan Society of Fujiology )は、2002年に発足した富士学[1]に関する学会[2]

事務局を東京都世田谷区桜上水3-25-40日本大学文理学部地理学教室地域環境政策研究室内に置いている。

目的

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富士学の樹立と育成、国民的公益の増進[2]

  • 富士山の本質と全体像の探求、内外に多数存在する広義の富士との比較研究
  • 富士地域の生活と文化の向上、環境保全・防災、地域の活性化に適した教育・福祉・観光・保養等の事業と産業の振興
  • 国際的文化交流と親善の発展

事業

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学術大会・討論会・講習会・見学などの開催、会誌・図書などの出版、関連教育・文化活動への協力と支援、内外関連団体との交流・情報交換など[2]

学会誌

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  • 『富士学研究』

関連団体

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備考

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富士山南面の凍土消滅 – 山頂の気温が33年間で1.3度上昇[3]

富士山の景観・観光研究-「富士山の美しい形の源泉 ―”DNA”というべきものはあるか―」 

 (富士学研究掲載)     「大規模観光地におけるエコツーリズム推進の効果と課題」

                 「富士山観光登山における災害遭遇の危険性認識」

                 「観光地における道の駅の機能とその役割―富士山周辺の事例―」

                 「富士山周辺における競技会の実態」

                 「富士山における外国人登山者の現状―2008-2012のモニタリング調査から―」

                 「富士市からみた富士山の景観阻害要因に関する研究」

                 「富士山周辺における道の駅の立地と特性」

                 「エコツーリズム推進地域における自然保護と地域開発に対する意識―小笠原諸島における観光客と地域住民の意識―」

                 「わが国における高齢者のアクティブな社会活動―アクセスディンギーの普及とセイラビリティ活動の展開―」  

脚注

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  1. ^ 富士学:富士山とその関連地域及び広義の富士を研究対象とする自然諸科学と、人文・社会諸科学、ならびに教育・生活・環境・防災・産業等の関連分野にわたる総合的領域の学問
  2. ^ a b c 富士学会趣意書、学会規約
  3. ^ 富士山の南斜面から地表近くの永久凍土が消滅したとみられることが、静岡大の増沢武弘教授(植物生態学)と国立極地研究所(藤井理行所長)らの調査でわかった。16 - 17日に開かれる富士学会で発表する。
    • 地下約50センチで永久凍土が存在する下限は、1976年に3200メートル付近だったが、1998年は3300メートル付近に上昇、2008 - 2010年の調査で初めて下限が確認できなかった。
    • 気象庁によると、富士山頂の年平均気温は、1976年が氷点下7.2度で、2009年が氷点下5.9度に上昇している。
    (読売新聞 2010年10月16日)

関連項目

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外部リンク

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