富士シリシア化学
富士シリシア化学株式会社(ふじシリシアかがく)は、日本の化学製品メーカー。本社は愛知県春日井市。
本社(2016年11月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒487-0013 愛知県春日井市高蔵寺町2-1846 北緯35度15分40.7秒 東経137度2分26.3秒 / 北緯35.261306度 東経137.040639度座標: 北緯35度15分40.7秒 東経137度2分26.3秒 / 北緯35.261306度 東経137.040639度 |
設立 | 1965年12月14日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 4180001074856 |
事業内容 | シリカ製品の製造・販売・輸入・輸出 |
資本金 | 1億700万円 |
従業員数 | 273名(2007年末現在) |
主要株主 |
有限会社 ワイ・ケイ・エフ タカハシケミカル株式会社 |
外部リンク | http://www.fuji-silysia.co.jp/ |
概要
編集シリカゲルを始めとする二酸化ケイ素(シリカ)関連製品の専業メーカー。現在日本国内に本社を含め4営業所・3工場・テクニカルセンター2ヶ所、アメリカに1営業所・1工場を構える。そのほかスイス・イタリアにも現地法人を構える。
沿革
編集母体企業
編集- 1931年 高橋水硝子製造所、大阪市にて創業。
- 1951年 富士珪曹、東京都にて創業。
- 1957年 高蔵寺化学工業、愛知県春日井市にて創業。
- 1961年 高橋水硝子製造所、富士珪曹、名化工業の3社が合併して富士化学が発足。
会社設立以後
編集プロ野球との関係
編集同社はシリカ専業の化学製品メーカーでありながらプロ野球とのつながりが深く、プロ野球で使われる木製バット用の乾燥剤・収納ケースなどを手がけている。
元々のきっかけは、1985年に当時ロッテ・オリオンズのコーチだった広野功から「バットを湿気から守りたい」という相談を受けたのが最初で、同社ではその相談を受けてバットの含水率を常に8%程度に保つ調湿剤とケースをセットで提供した。その第1号利用者となったのが当時ロッテ所属だった落合博満である。落合が同年と翌1986年に2年連続でパリーグの三冠王を獲得したことから、一気にその有用性がプロ野球界で広まったと言われる。[1]
同社の調湿剤とバットケースは、イチロー[2]や立浪和義、谷繁元信など[1]多くの選手に提供されているが、基本的には同社の高橋誠治社長が「これと見込んだ選手だけに提供する」製品であり、一般への市販予定はない。過去にもスポーツ用品メーカーから商品化の打診を受けたことがあるが、それらは全て断っているとのこと[1]。