宮永好道
宮永 好道(みやなが よしみち、1930年 - 1999年1月23日)は、元シャープ顧問、コラムニスト。兵庫県神戸市生まれ。
みやなが よしみち 宮永好道 | |
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生年月日 | 1930年 |
没年月日 | 1999年1月23日 |
出生地 | 日本・兵庫県神戸市 |
職業 | コラムニスト |
活動期間 | 1979年 - 1999年 |
「パソコンは、ソフトが無ければただの箱」の名言を残した人物[1]としても知られる。また、「Dr.パソコン」、秋葉原界隈の「パソコン仙人」の異名を持つ。
来歴
編集京都大学で応用数学を学び、各地の研究機関を渡り歩いたのち、コンピュータエンジニアへ転向。東芝の委嘱としてミニコンピュータ、TOSBACシリーズのコンサルティングとして務める。
やがてパソコンが台頭し始めた頃、シャープの顧問となる。シャープ初期のパソコン、MZシリーズやX1シリーズ、X68000シリーズの開発に係わるようになる。
1982年、テレビ東京系の番組「パソコンサンデー」に、『Dr.パソコン』の愛称で、主席講師として6年間レギュラー出演。「X」を「エッキス」とドイツ語読みする(FOR~NEXT構文は「フォー・ネキスト」になる)などの独特な口調が話題となる。また、1984年にはシャープのパソコン、MZ-1500のCMに、同機のイメージキャラクターである倉沢淳美と共演した。
のちに複数のPC関連メーカーの顧問を歴任するようになる。
そして日本パーソナルコンピュータ・ユーザーズ・コンソーシアム(JPUC)を結成。パソコンと社会を繋ぐパイプ役として活動をした。
1999年1月23日、心筋梗塞で逝去。69歳没。
著書
編集- ホームコンピュータ入門―その活用法と儲け方のノウハウ (1979年)
- 楽しく学ぶBASIC(1982年)
- プロならこうする パソコン・プログラミング―MZシリーズを使って (1983年)
- Inside PowerPC(1994年、監訳として)
- 誰も書けなかったパソコンの裏事情(1998年) ISBN 4890631011
- この本は晩年、宮永が執筆した「DOS/V Magazine」でのコラムを加筆修正し単行本化されたもの。PCの歴史や各メーカーの設計の傾向、PCの未来の予測などを書き綴っている。なお、宮永が他界する一ヶ月前の刊行であった。
出演
編集TV
編集CM
編集参照
編集- ^ 誰も書けなかったパソコンの裏事情 P.150