宮本一夫
日本の考古学者
宮本 一夫(みやもと かずお、1958年4月19日- )は、日本の考古学者。九州大学名誉教授。
人物情報 | |
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生誕 |
1958年4月19日(66歳) 日本 島根県松江市 |
出身校 |
京都大学 (学士・修士) 九州大学 (博士) |
学問 | |
研究分野 | 東アジア考古学 |
研究機関 |
京都大学 愛媛大学 九州大学 |
学位 | 博士(文学) |
主な受賞歴 |
浜田青陵賞 (2003年) 九州考古学会賞 (2018年) 日本考古学協会大賞 (2019年) |
略歴
編集1958年、島根県松江市に生まれる[1]。1982年京都大学文学部史学科考古学専攻を卒業し、1984年同大学院文学研究科修士課程考古学専攻を修了する[1]。
1984年より京都大学文学部助手、1987年より愛媛大学法文学部助教授、1994年より九州大学文学部助教授、2000年より同大学院人文科学研究院助教授を歴任した後、2002年より同教授を着任する[1]。この間、2000年に九州大学博士(文学)を取得している[1][注釈 1]。
2000年から日本中国考古学会副会長、2012年から同学会会長を務めた(-2018年)[2]。2020年からは九州考古学会の会長を務めている[2]。
大学組織においては、九州大学アジア埋蔵文化財研究センター副センター長(2013年-2024年)、同大学副学長・同大学附属図書館長・同大学大学文書館長(2014年-2020年)、同大学埋蔵文化財調査室長(2015年-2024年)、同大学総合研究博物館長・同大学附属図書館付設記録資料館長(2021年-2024年)を務め上げた[1]。
2024年、九州大学を定年退職し、同大学名誉教授[3]。
2003年に第16回浜田青陵賞、2018年に第12回九州考古学会賞、2019年に第9回日本考古学協会大賞を受賞している[1]。
著書
編集この章は、『東アジア考古学の新たなる地平 上 宮本一夫先生退職記念論文集』に掲載された「年譜・著作目録」のうち《著書》・《編著書》の項を参照している[4]。
単著
編集- 『中国古代北疆史の考古学的研究』中国書店、2000年。
- 『中国の歴史01 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝』講談社、2005年。
- 『讲谈社・中国的历史01 从神话到历史 神话时代 夏王朝』广西师范大学出版社、2014年。 (中国語・呉菲訳)
- 『中国・歴史的長河01 從神話到歴史 神話時代與夏王朝』台湾商務印書館、2018年。 (中国語・郭清華訳)
- 『中国の歴史01 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝』〈講談社学術文庫〉2020年。
- 『農耕の起源を探る ─イネの来た道─』吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉、2009年。
- 『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』同成社、2017年。
- 『東アジア青銅器時代の研究』雄山閣、2020年。
- 『中国古代北疆史的研究』江蘇人民出版社、2023年。 (中国語・黃建秋訳)
- 『東アジア初期鉄器時代の研究』雄山閣、2023年。
編著書
編集- 『遼東半島四平山積石塚の研究』柳原出版、2008年。 (澄田正一・小野山節共編)
- 『長城地帯青銅器文化の研究』〈シルクロード学研究VOL.29〉2008年。
- 『海岱地区早期農業与人類学研究』科学出版社、2008年。 (欒豊実共編、中国語)
- 『中国初期青銅器文化の研究』九州大学出版会、2009年。 (白雲翔共編)
- 『新修 福岡市史 史料編考古3』福岡市、2011年。
- 『東チベットの先史社会 ─四川省チベット自治州における日中共同発掘調査の記録─』中国書店、2013年。 (高大倫共編)
- 『新修 福岡市史─特別編 自然と遺跡からみた福岡の歴史』福岡市、2013年。
- 『西南地区北方譜系青銅器及石棺葬文化研究』科学出版社、2013年。 (高大倫共編、中国語)
- 『遼東半島上馬石貝塚の研究』九州大学出版会、2015年。
論文
編集参考文献
編集- 宮本一夫先生退職記念事業会「年譜・著作目録」『東アジア考古学の新たなる地平 上 宮本一夫先生退職記念論文集』中国書店、2024年。
- “教員紹介”. 九州大学考古学研究室. 2024年5月1日閲覧。
脚注
編集注釈
編集- ^ 「中国古代北疆史の考古学的研究」。
出典
編集- ^ a b c d e f 宮本一夫先生退職記念事業会 2024, p. v.
- ^ a b 宮本一夫先生退職記念事業会 2024, p. vi.
- ^ 教員紹介│九州大学考古学研究室.
- ^ 宮本一夫先生退職記念事業会 2024, p. vi-vii.