宮川実
宮川 実(みやがわ みのる、1982年2月10日 - )は、地方競馬の高知競馬場・打越勇児厩舎所属の騎手である。勝負服の柄は黒・胴白星散らし。高知県出身、身長165センチメートル、血液型B型。同じく高知競馬場に所属する宮川浩一調教師は実兄。妻は同じ高知競馬所属の元騎手・現調教師の別府真衣[1]。
宮川実 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 高知県 |
生年月日 | 1982年2月10日(42歳) |
身長 | 165cm |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
所属団体 | 高知競馬場 |
所属厩舎 | 打越勇児厩舎 |
初免許年 | 1999年9月29日 |
免許区分 | 平地競走 |
来歴
編集1999年9月29日付けで地方競馬騎手免許を取得(打越初男厩舎所属)。同年10月2日、第12回高知競馬1日目第3競走C63条件戦カタマルヒーローで優勝し、初騎乗初勝利(7頭立て2番人気)。
2001年9月10日、第16回全日本新人王争覇戦出場(12人中3位)[2]。
2002年7月21日、第6回高知競馬4日目第3競走アラブ系D級条件戦をパラダイスマジックで優勝し地方競馬通算100勝達成(9頭立て3番人気)。
2003年10月19日、第11回高知競馬2日目第10競走第7回荒鷲賞をホワイトメビウスで優勝し重賞初制覇(12頭立て8番人気)。
2007年10月20日、第11回高知競馬3日目第11競走C2級条件戦をベルモントヒビキで優勝し地方競馬通算500勝達成(9頭立て1番人気)。同年11月10日、第4回こうち・福山スタージョッキーシリーズに出場し総合優勝を果たす[3]。
2009年4月24日、第2回高知競馬1日目第2競走D級ロ条件戦をビッグサクセスで優勝し地方競馬通算700勝達成(12頭立て2番人気)[4]。同年5月2日、第2回高知競馬3日目第1競走田口家・寺本家協賛 公仁彦・智津結婚特別(3歳2組一般戦)において騎乗したクラウザーサンが馬体に故障を生じ、落馬した際に顔面を複雑骨折し左目を失明する重傷を負い、1年あまりの療養を余儀なくされる[5][6]。
2010年5月29日、第5回高知競馬1日目第4競走打越厩舎一同応援 復帰おめでとう!特別(C3四組一般戦)グロリアで騎乗再開(8頭立て2番人気7着)[7]。この日の競走はメインと最終競走以外、すべて宮川実の復帰を祝う冠協賛レースで埋め尽くされた。翌30日第5回高知競馬2日目第4競走C3二組一般戦をマルタカデピュティで優勝(8頭立て1番人気)し、復帰後4戦目で勝利を挙げる[8]。
2011年3月13日打越初男調教師の死去に伴い、細川忠義厩舎に所属変更した。
2013年6月1日高知競馬第6競走をクイックリープで勝ち、地方通算7690戦目で通算1000勝を達成した[9]。
私生活においては2018年9月13日、同じ高知競馬所属の騎手である別府真衣と入籍した[10]。
2021年は473戦134勝と高知リーディングは赤岡修次に及ばず2位、全国リーディングは19位であったものの、勝率28.3%は全国1位となった[11]。
2022年1月9日高知競馬第8競走をララメダイユドールで勝ち、地方通算1万3156戦目で通算2000勝を達成した[12]。
2023年1月31日に川崎で行われた第20回佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリで総合優勝[13]。同年7月26日、園田競馬場で行われた地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップで総合優勝し、同年8月26・27日のワールドオールスタージョッキーズ(WAJS)の地方競馬代表騎手(WAS選抜)として初出場を果たした[14]。これまで中央競馬での騎乗経験はなく、当該週はWAJSの4レースのほか、エキストラ騎乗でも5レース騎乗しており、26日の札幌競馬第7競走・バロックダンスが中央競馬初騎乗となった(13頭立て4着)。
主な騎乗馬
編集- ホワイトメビウス(2003年荒鷲賞)
- オリジナルステップ(2003年黒潮菊花賞、2008年珊瑚冠賞)
- ストロングボス(2004年建依別賞、2005年二十四万石賞、建依別賞、2007年二十四万石賞)
- カクショウ(2007年黒潮菊花賞)
- マイネリスペクト(2011年黒潮皐月賞)
- スウィングベル(2011年珊瑚冠賞)
- コスモワッチミー(2012年福永洋一記念)
- ファイアーフロート(2013年建依別賞)
- オオミカミ(2014年二十四万石賞)
- ブルージャスティス(2014年金の鞍賞、2015年土佐秋月賞)
- メイショウパーシー(2016年建依別賞)
- ティアップリバティ(2018年福永洋一記念、高知県知事賞)
- ツクバクロオー(2020年福永洋一記念)
- マリンスカイ(2021年黒潮ジュニアチャンピオンシップ、2022年土佐春花賞)
- ブラックランナー(2022年御厨人窟賞)
- ララメダイユドール(2022年二十四万石賞、福永洋一記念、黒潮マイルチャンピオンシップ)
- グッドヒューマー(2023年珊瑚冠賞、2024年大高坂賞)
- プリフロオールイン(2023年ネクストスター高知、金の鞍賞、2024年黒潮皐月賞、高知優駿)[15]
脚注
編集- ^ 【地方競馬】高知の女性ジョッキー別府真衣が入籍 お相手は同じ高知の宮川実騎手 - デイリースポーツ online 2018年9月14日
- ^ 第16回 全日本新人王争覇戦(2000年9月26日開催) - おうまのアイコン wire-to-wire 〜競馬のドット絵・無料HP素材専門サイト〜
- ^ 福山vs高知騎手対抗戦は宮川実騎手が優勝(netkeiba.com、2007年11月10日)
- ^ 宮川実騎手700勝 - 高知けいばニュース
- ^ 落馬で失明…隻眼騎手復帰 高知の宮川実(日刊スポーツ、2010年5月27日)
- ^ 宮川実騎手について - 赤見千尋のRedView
- ^ 落馬、左目失明から復活 高知競馬の宮川実騎手 - 高知新聞
- ^ 宮川実騎手復活!!! - 赤見千尋のRed View
- ^ “宮川実騎手(高知) 地方通算1000勝達成”. 競馬ブック. 2022年1月12日閲覧。
- ^ 宮川実騎手・別府真衣騎手の入籍について - 高知けいばオフィシャルサイト 2018年9月14日
- ^ 斎藤修. “奇跡の通算2000勝、宮川実騎手”. netkeiba.com. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “高知の宮川実騎手が2000勝、09年落馬での左目失明乗り越え偉業達成”. 日刊スポーツ 2022年1月12日閲覧。
- ^ “第20回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ結果について”. 川崎競馬 (2023年1月31日). 2023年2月17日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 高知所属・宮川実 「世界1位になってきます」 今週札幌でWASJ 井上オークスさんがエール - Sponichi Annex 2023年8月21日
- ^ “プリフロオールイン”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年10月29日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト
- 騎手詳細データ - nankankeiba.com
- 宮川実 - 高知けいばオフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2009年7月27日アーカイブ分)