宮口 侗廸(みやぐち としみち、1946年8月30日)は、日本の地理学者、文学博士富山県出身。

早稲田大学教授、同大学院教育学研究科長および同教育・総合科学学術院長、総務省過疎問題懇談会座長、農水省美の里づくりコンクール審査委員、富山県景観審議会会長などを歴任。

来歴

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細入村(現富山市)生まれ。富山県立富山中部高等学校卒業。1967年東京大学教養学部理科一類入学、1971年6月同理学部地理学科卒業。1971年7月同大学院理学系研究科地理学専門課程修士課程入学、1973年3月同修士課程修了(理学修士)。1973年同博士課程進学、1976年同博士課程単位取得退学。1975年5月早稲田大学教育学部助手。1978年同専任講師。1980年同助教授。1985年同教授に就任。その後、組織変更により教育・総合科学学術院教授[1]

1989年に学位論文「山村の発展過程に関する地域誌的研究」で博士文学駒澤大学)。2006年9月同大学院教育学研究科長(2008年まで)。2008年9月同教育・総合科学学術院長(2010年まで)。この間、東京大学京都大学東京都立大学お茶の水女子大学奈良女子大学静岡大学金沢大学高知大学、駒澤大、法政大学にて非常勤講師[2]

総務省過疎問題懇談会座長、農水省美の里づくりコンクール審査委員、富山県景観審議会会長等を歴任し[3]、社会地理学の立場から地方の発展のあり方について提言する[4]

著書に「地域づくり・創造への歩み」「新・地域を活かす-一地理学者の地域づくり論-」など[5]

著書

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論文

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  • 宮口侗廸「小地域を対象とする地域誌的研究のあり方について」『地域学研究』第2号、駒澤大学応用地理研究所、1989年3月、11-20頁、NAID 120006616280 
  • 宮口侗廸「島への思い 離島の個性とその価値 (特集 海洋国ニッポンの進路 : 改正離島振興法に期待する)」『地方議会人 : 未来へはばたく地方議会』第43巻第4号、中央文化社、2012年9月、14-18頁、NAID 40019434211 
  • 宮口侗廸「あらためて考える地域リーダー像とその育成 : 小都市・農山村を中心に」『住民行政の窓』第385号、日本加除出版、2013年2月、17-23頁、ISSN 1340-6612NAID 40019595512 
  • 宮口侗廸, 池俊介, 山本隆太「過疎地域における高校の存在意義について」『早稲田教育評論』第28巻第1号、早稲田大学教育総合研究所、2014年、43-67頁、ISSN 0914-5680NAID 120005430787 
  • 宮口侗廸, 中川秀一「いまあらためて農山村の価値を考える」『E-journal GEO』第11巻第1号、日本地理学会、2016年、316-319頁、doi:10.4157/ejgeo.11.316NAID 130005420991 

出典

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  1. ^ researchmap. “宮口としみち”. 2020年10月2日閲覧。
  2. ^ 本年度退職者 宮口侗廸教授 略歴・業績」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要』第27号、早稲田大学大学院教育学研究科、2016年、121-124頁、ISSN 1340-2226NAID 400211315632021年4月30日閲覧 
  3. ^ 南砺市. “塾長 宮口侗廸”. 2020年10月2日閲覧。
  4. ^ 読売新聞. “オピニオン”. 2020年10月2日閲覧。
  5. ^ 全国町村会. “コラム・論説”. 2020年10月2日閲覧。

外部リンク

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