宍戸某
宍戸 某（ししど なにがし、生年不明 - 慶長12年〈1607年〉）は、江戸時代初期の武芸者。『二天記』に記されている。名は不明。
経歴
編集宍戸は伊賀国の鎖鎌の使い手。慶長12年(1607年)に剣豪・宮本武蔵と勝負して敗北し、死亡した[1]。この戦いで、武蔵は二刀流に開眼したと言われている。
実在について
編集宍戸は宮本武蔵の伝記『二天記』に登場しており、これが宍戸の実在を示す唯一の証拠だが、『二天記』は史料性に乏しく、一般的にはこの記載も武蔵の死後に付け加えられたものだと考証されている。
創作での宍戸
編集吉川英治の小説『宮本武蔵』の作中では、脚色・創作されて「宍戸梅軒」という人物として登場した。その他の創作物でも脚色されて登場する事が多い。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “【剣豪】宮本武蔵の代表的な戦いを紹介します。”. おがわ道場長の合気道自由研究 (合氣道 合心館). (2020年8月5日) 2025年2月8日閲覧。
参考文献
編集- コミック版日本の歴史6 宮本武蔵(「監修:加来耕三」「原作:すぎたとおる」「作画:瀧玲子」)