安西幸輝
安西 幸輝(あんざい こうき、1995年5月31日 - )は、兵庫県生まれ、埼玉県川口市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・鹿島アントラーズ所属。ポジションはディフェンダー(サイドバック)、ミッドフィールダー(サイドハーフ)。元日本代表。
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名前 | ||||||
愛称 | アンコウ、コウキ | |||||
カタカナ | アンザイ コウキ | |||||
ラテン文字 | ANZAI Koki | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1995年5月31日(29歳) | |||||
出身地 | 埼玉県川口市(兵庫県生まれ) | |||||
身長 | 172cm | |||||
体重 | 64kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 鹿島アントラーズ | |||||
ポジション | DF(SB)/ MF(SH) | |||||
背番号 | 2 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2002-2004 | 戸塚FC(川口市立戸塚東小学校) | |||||
2005-2007 | 東京ヴェルディジュニア(川口市立戸塚東小学校) | |||||
2008-2010 | 東京ヴェルディジュニアユース(川口市立戸塚中学校) | |||||
2011-2013 | 東京ヴェルディユース(日出高等学校) | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2014-2017 | 東京ヴェルディ | 150 | (6) | |||
2018-2019 | 鹿島アントラーズ | 43 | (6) | |||
2019-2021 | ポルティモネンセSC | 54 | (1) | |||
2021- | 鹿島アントラーズ | 118 | (1) | |||
代表歴2 | ||||||
2019-2020 | 日本 | 5 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。 2. 2020年10月9日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集クラブ
編集埼玉県川口市出身。ヴェルディに所属する前は地元クラブの戸塚フットボールクラブジュニアでサッカーをスタートする途中からヴェルディのジュニアに所属していたが、中学3年の頃には高校サッカーへの転向を考えていた。当時ヴェルディユースの監督をしていた都並敏史は安西の才能を高く評価しており、両親を説得して彼をユースに留まらせた。
2014年はルーキーながら開幕から右サイドバックのスタメンに定着している。同年オフにはウエストハムへの練習参加を行った[1]。2017年になるとウイングでも起用され、好クロスを配給した[2]。
2018年より鹿島アントラーズに完全移籍で加入[3]。2月25日、開幕戦の清水エスパルス戦でJ1リーグ初先発を果たした[4]。8月11日、第17節の柏レイソル戦で決めた得点がベストゴール賞に選出された[5]。
2019年7月9日、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)のポルティモネンセSCへ完全移籍する事を発表した[6]。8月9日、開幕戦のCFベレネンセス戦でポルトガルデビューを果たした[7]。9月15日、第5節のFCポルト戦で移籍後初ゴールを決めた[8]。
2021年7月19日、完全移籍で2年ぶりに鹿島アントラーズに復帰。背番号は内田篤人がつけていた「2」となる[9]。
代表
編集2019年3月14日、キリンチャレンジカップ2019に臨むサッカー日本代表メンバーに初選出され、3月22日のコロンビア戦で89分から出場し、日本代表デビューを果たした。
プレースタイル
編集スピードあるドリブル突破、クロスが持ち味の選手[1]。果敢にオーバーラップをする攻撃的なサイドバックである。両サイドをこなすことができる。
エピソード・人物
編集・2024年J1最終節12月8日に茨城県立カシマサッカースタジアムにて行われたFC町田ゼルビア戦にて後半途中出場の徳田誉が町田のDFミッチェル・デュークに足をかけられ倒され乱闘となった。その時、乱闘を撮りに行ったカメラの前に安西が映り込み、乱闘の外でポツリと立つ格好となり、カメラ目線で2度水を飲んだ[10]。
・2024年、Jリーグアウォーズでフェアプレー賞を受賞した。インタービューで「フェアプレー賞の受賞初めてなんですけど、お父さんとお母さんが、人を傷つけてはいけない、人をバカにしてはいけない、と言われて僕は育ちました。小さい頃から、この賞を取るためだけにサッカー選手を始めたので、サッカー選手になってこれを取ったことがもう本当に唯一の誇りだと思います。お父さんお母さんありがとう。アイ・ラブ・マミー、アイ・ラブ・ダディー、サンキュー」とスピーチした[11]。
所属クラブ
編集- 2002年 - 2004年 戸塚FC(川口市立戸塚東小学校)
- 2005年 - 2007年 東京ヴェルディジュニア(川口市立戸塚東小学校)
- 2008年 - 2010年 東京ヴェルディジュニアユース(川口市立戸塚中学校)
- 2011年 - 2013年 東京ヴェルディユース(日出高等学校)
- 2014年 - 2017年 東京ヴェルディ1969
- 2015年 Jリーグ・アンダー22選抜
- 2018年 - 2019年9月 鹿島アントラーズ
- 2019年9月 - 2021年7月 ポルティモネンセSC
- 2021年7月 - 鹿島アントラーズ
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2014 | 東京V | 34 | J2 | 41 | 2 | - | 1 | 0 | 42 | 2 | |
2015 | 2 | 35 | 1 | - | 0 | 0 | 35 | 1 | |||
2016 | 34 | 0 | - | 1 | 0 | 35 | 0 | ||||
2017 | 40 | 3 | - | 0 | 0 | 40 | 3 | ||||
2018 | 鹿島 | 32 | J1 | 28 | 3 | 4 | 0 | 5 | 0 | 37 | 3 |
2019 | 22 | 15 | 3 | - | 0 | 0 | 15 | 3 | |||
ポルトガル | リーグ戦 | リーグ杯 | ポルトガル杯 | 期間通算 | |||||||
2019-20 | ポルティモネンセ | 22 | プリメイラ | 23 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 27 | 1 |
2020-21 | 31 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 32 | 0 | |||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2021 | 鹿島 | 2 | J1 | 16 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 20 | 0 |
2022 | 33 | 0 | 8 | 0 | 4 | 0 | 45 | 0 | |||
2023 | 31 | 0 | 7 | 0 | 1 | 0 | 39 | 0 | |||
2024 | 38 | 1 | 2 | 1 | 3 | 0 | 43 | 2 | |||
通算 | 日本 | J1 | 161 | 7 | 23 | 1 | 15 | 0 | 198 | 8 | |
日本 | J2 | 150 | 6 | - | 2 | 0 | 152 | 6 | |||
ポルトガル | プリメイラ | 54 | 1 | 4 | 0 | 2 | 0 | 60 | 1 | ||
総通算 | 365 | 14 | 27 | 1 | 19 | 0 | 411 | 15 |
その他の公式戦
- 2017年
- J1昇格プレーオフ 1試合0得点
国際大会個人成績 | FIFA | |||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | クラブW杯 | ||||
2018 | 鹿島 | 32 | 10 | 0 | 3 | 0 |
2019 | 22 | 7 | 0 | - | ||
通算 | AFC | 17 | 0 | 3 | 0 |
その他の国際公式戦
- 2019年
- AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフ 1試合0得点
- 出場歴
タイトル
編集クラブ
編集- 東京ヴェルディジュニア
- 全日本少年サッカー大会(2007年)
- ダノンネーションズカップ in JAPAN(2007年)
- チビリンピック(2007年)
- バーモントカップ(2007年)
- 東京ヴェルディユース
- 日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会(2011年)
- 高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST(2012年)
- 鹿島アントラーズ
- AFCチャンピオンズリーグ:1回(2018年)
個人
編集- Jリーグ月間ベストゴール:1回(2018年7月)
- Jリーグフェアプレー個人賞:1回(2024年)[12]
代表歴
編集出場大会
編集- U-19日本代表(2014年)
- 日本代表
- キリンチャレンジカップ(2019年)
試合数
編集- 国際Aマッチ 5試合 0得点(2019年 - 2020年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2019 | 4 | 0 |
2020 | 1 | 0 |
通算 | 5 | 0 |
出場
編集No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2019年3月22日 | 横浜 | 日産スタジアム | コロンビア | ●0-1 | 森保一 | キリンチャレンジカップ2019 |
2. | 2019年3月26日 | 神戸 | ノエビアスタジアム神戸 | ボリビア | ○1-0 | ||
3. | 2019年9月5日 | 鹿嶋 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | パラグアイ | ○2-0 | ||
4. | 2019年10月10日 | さいたま | 埼玉スタジアム2002 | モンゴル | ○6-0 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選兼 AFCアジアカップ2023予選 | |
5. | 2020年10月9日 | ユトレヒト | スタディオン・ハルヘンワールト | カメルーン | △0-0 | 国際親善試合 |
脚注
編集出典
編集- ^ a b 東京V安西がウェストハムに武者修行 - 日刊スポーツ 2015年1月11日
- ^ ウイング起用が続く東京V安西「練習どおり」、“納得パターン”でアシスト記録 ゲキサカ(2017年9月3日)
- ^ 鹿島が東京VからDF安西幸輝を完全移籍で獲得「より高みを目指して」 サッカーダイジェスト(2017年12月27日)
- ^ 【鹿島】安西が“三刀流”のJ1デビュー!左SB→左MF→右SB「自分の良さ出た」 スポーツ報知(2018年2月25日)
- ^ 7月のベストゴールは鹿島DF安西幸輝が受賞! 「強烈なインパクトを与えた」 サッカーダイジェスト(2018年8月10日)
- ^ “安西選手のポルティモネンセSC移籍合意”. 鹿島アントラーズ (2019年7月9日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ 安西幸輝ポルトガルデビュー 好クロスで決定機演出 日刊スポーツ(2019年8月10日)2019年8月10日閲覧。
- ^ 鮮やか!ポルティモネンセ安西幸輝がポルトガル初ゴール!!ポルト相手に突き刺す ゲキサカ(2019年9月15日)2019年9月16日閲覧。
- ^ 『安西選手が完全移籍で加入』(プレスリリース)鹿島アントラーズ、2021年7月19日。オリジナルの2021年7月20日時点におけるアーカイブ 。2021年7月19日閲覧。
- ^ TIMES編集部, ABEMA (2024年12月8日). “え、何してんの? 乱闘中に“1人でニヤニヤ”「カメラ目線すなw」「最高にウケる顔」鹿島DFの珍行動に爆笑の嵐 | Jリーグニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2024年12月10日閲覧。
- ^ 岩田千代巳. “【Jアウォーズ】フェアプレー賞・進藤亮佑&安西幸輝の爆笑スピーチに「大喜利大会になったん?」 - J1 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年12月10日閲覧。
- ^ “安西 幸輝選手 2024Jリーグフェアプレー個人賞受賞のお知らせ | 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト”. 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト | KASHIMA ANTLERS. 2024年12月10日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 安西幸輝 - National-Football-Teams.com
- 安西幸輝 - Soccerway.com
- 安西幸輝 - Soccerbase.comによる選手データ
- 安西幸輝 - FootballDatabase.eu
- 安西幸輝 - WorldFootball.net
- 安西幸輝 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 安西幸輝 - J.League Data Siteによる選手データ
- 安西幸輝 - ForaDeJogo.net
- 安西幸輝 - BDFutbol.com
- 安西幸輝 (@kouki__17) - X(旧Twitter)
- 安西幸輝 (@kouki.anzai_official) - Instagram