安梅勅江
日本の保健学者
安梅 勅江(あんめ ときえ)は、日本の保健学者。筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教授[1]。学位は保健学博士(東京大学・1989年)[2]。専門はエンパワメント科学、生涯発達ケア科学など。
生誕 | 北海道名寄市 |
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研究分野 |
保健福祉学 国際保健学 発達心理学 |
研究機関 | 筑波大学 |
出身校 |
東京大学医学部 東京大学大学院 |
プロジェクト:人物伝 |
人物・来歴
編集北海道名寄市生まれ[3]。1980年、静岡県立沼津東高等学校 卒業。1984年、東京大学医学部保健学科 卒業。1989年、東京大学大学院医学系研究科 博士課程修了、保健学博士取得。1989年、国立身体障害者リハビリテーション研究所、1992年、米国社会サービス研究所 客員研究員、1995年、東京大学医学部 講師(併任)。1999年、イリノイ大学 客員研究員、2001年、浜松医科大学 教授を経て、2006年からは、筑波大学大学院 人間総合科学学術院 ゲノム環境医学 国際発達ケア:エンパワメント科学 教授[4]。
ほかに「みらいエンパワメントカフェ」「保育パワーアップ研究会」「エンパワメント教育研究フォーラム」を主宰。東京大学医学部 非常勤講師[5]、国際保健福祉学会(Systems and Empowerment Sciences for Lifespan Development, SYSTED) 会長、日本保健福祉学会 会長[6]、公益財団法人 生存科学研究所 理事なども務めている。
著書
編集- 『共創ウェルビーイング みんなでつむぐ幸せのエンパワメント科学』(日本評論社、2024年)
- 『エンパワメントの理論と技術に基づく共創型アクションリサーチ』北大路書房〈その他〉、2021年3月5日。ISBN 978-4762831478。
- 『子どもの未来をひらく エンパワメント科学』(日本評論社、2019年)
- 『いのちの輝きに寄り添うエンパワメント科学』(北王路書房、2014年)
- 『Creating Empowerment in Communities: Theory and Practice from an International Perspective』( NOVA、2019年)
- 『Empowerment Sciences for Professionals: Enhance Inclusion and A World of Possibilities』(日本小児医事出版社、2018年)
- 『エンパワメントのケア科学』(医歯薬出版、2004年)
- 『コミュニティ・エンパワメントの技法』(医歯薬出版、2005年)
- 『子育ち環境と子育て支援』(勁草書房、2004年)
- 『ヒューマンサービスにおけるグループインタビュー法 基礎編 活用編 論文編』(医歯薬出版、2001、2003、2010年)
- 『エンパワメントのコツ18条、みらいエンパワメント探検に出かけよう、エンパワメントえんへようこそ(絵本)』『エンパワメントの魔法、エンパワメントのプロになろう(コミック)』『エンパワメントストーリー(動画)』『エンパワメントカルタ(ひらがな、英語)』(エンパワメント教育研究フォーラム、フリーコンテンツ、2021、2022、2023年)
など
所属学会
編集- 日本保健福祉学会
関連項目
編集出典
編集脚注
編集- ^ “科学的根拠に基づく「子育ち支援」充実を - 保育・幼児教育一元化システム整備に向けて(安梅勅江 氏 / 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授)”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “学位論文要旨詳細『障害児の発達的視点からみた生活の質的把握とその保健福祉学的支援に関する研究』”. 東京大学 (1989年3月29日). 1989年3月29日閲覧。
- ^ “子育ち環境と子育て支援―よい長時間保育のみわけかた”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “研究室案内 筑波大学大学院 医学学位プログラム”. 筑波大学大学院 (2024年5月10日). 2024年5月10日閲覧。
- ^ “母子保健学(発達医科学分野)”. 東京大学医学部 (2024年5月16日). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “学会について”. 日本保健福祉学会 (2023年4月20日). 2023年4月20日閲覧。
外部リンク
編集- 安梅勅江 - researchmap
- 安梅勅江 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 筑波大学大学院 国際発達ケア:エンパワメント科学研究室 公式
- 筑波大学大学院 エンパワメント教育研究フォーラム 公式
- 日本保健福祉学会 公式
- 保育パワーアップ研究会 公式