安息香酸メチル
安息香酸メチル(あんそくこうさん—、methyl benzoate)は、有機化合物の一種で、安息香酸とメタノールとが脱水縮合した構造 (C6H5CO2CH3) を有するカルボン酸エステル。芳香を持つ無色の液体。消防法による第4類危険物 第3石油類に該当する[1]。
安息香酸メチル | |
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Methyl benzoate | |
Methyl benzenecarboxylate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 93-58-3 |
PubChem | 7150 |
ChemSpider | 6883 |
UNII | 6618K1VJ9T |
ChEMBL | CHEMBL16435 |
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特性 | |
化学式 | C8H8O2 |
モル質量 | 136.15 g mol−1 |
密度 | 1.0837 g/cm3 |
融点 |
−12.5℃ |
沸点 |
199.6℃ |
磁化率 | −81.95×10−6 cm3/mol |
屈折率 (nD) | 1.5164 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ScienceLab MSDS |
NFPA 704 | |
引火点 | 82 °C (180 °F; 355 K) |
関連する物質 | |
関連物質 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
合成と用途
編集安息香酸メチルは、安息香酸とメタノールを、フィッシャーエステル合成反応により脱水縮合させると得られる。
- (酸触媒下)
ポ・デスパーニュ (Peau d'espagne) など、香水の成分として用いられる。
参考文献
編集- Merck Index 12th ed., 6104.
脚注
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