安倍川橋
静岡市の橋
安倍川橋(あべかわばし)は、安倍川に架かる静岡県道208号藤枝静岡線の橋。国の登録有形文化財に登録されている。
安倍川橋 | |
---|---|
花沢山から望む安倍川橋(2016年2月27日撮影)
| |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 静岡県静岡市駿河区手越 - 静岡県静岡市葵区弥勒二丁目 |
交差物件 | 安倍川 |
着工 | 1922年3月 |
竣工 | 1923年7月 |
座標 | 北緯34度57分36.0秒 東経138度22分03.9秒 / 北緯34.960000度 東経138.367750度 |
構造諸元 | |
形式 | トラス橋 |
全長 | 490.9 m |
幅 | 7.3 m |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
歴史
編集- 1871年(明治4年)[西暦年要検証]6月 - 安倍川の川越人足が廃止になることに伴い、渡し船を配置することになったが、秋冬期(10月〜2月)は川の流量が少ないため、この期間に使用するための木製の仮橋を架設した。
- 1874年(明治7年)3月24日 - 本設の木橋が完成し、「安水橋」と命名。全長509m。総工費は当時の金額で7,000円。通行料は1人につき4厘。
- 1896年(明治29年)10月 - 県に移管され、通行料が無料となる。
- 1903年(明治36年)4月 - 架け替え(木橋)。総工費は当時の金額で14,900円。
- 1923年(大正12年)7月23日 - 鉄橋(トラス橋)に架け替え。「安倍川橋」に改称。総工費は当時の金額で594,000円。
- 1968年(昭和43年)4月 - 歩道を新たに設置。
- 1990年(平成2年)3月 - 右岸側一部(2径間分)架け替え。
- 2005年(平成17年)- 土木学会により平成17年度選奨土木遺産に選出[1]。
- 2023(令和5年)8月7日 - 国の登録有形文化財に登録された[2]。
-
木橋だった頃の安水橋(大正期の安倍川橋)
-
安倍川橋(右岸側、2011年4月撮影)
位置
編集脚注
編集- ^ “土木学会 平成17年度選奨土木遺産 安倍川橋”. www.jsce.or.jp. 2019年5月19日閲覧。
- ^ “安倍川橋が、国の登録有形文化財となりました。”. 2023年9月2日閲覧。