安住恭子
安住 恭子(あずみ きょうこ)は、日本の演劇評論家・作家。
宮城県出身[1]。宮城教育大学卒業後、1979年読売新聞中部本社に入社[2]。映画、演劇、音楽など芸能全般の取材にあたり、特に演劇の取材に力を入れる。1999年退社。以降名古屋を中心に演劇評論家、ライターとして活動する。演劇の脚本・演出、プロデュースにも携わる。
配偶者は名古屋シネマテーク支配人(1987年 - 2019年)であった平野勇治(2019年死去、享年57)[3]。安住は、2023年7月に閉館したシネマテークの建物に元スタッフが立ち上げた新映画館「ナゴヤキネマ・ノイ」(2024年3月16日開館)の共同代表となった[4][5]。
著書
編集- 『映画は何でも知っている』(窓社、2002年12月)
- 『青空と迷宮―戯曲の中の北村想』(小学館スクウェア、 2003年5月)
- 『『草枕』の那美と辛亥革命 』(白水社、2012年4月)
- 『禅と浪漫の哲学者・前田利鎌 - 大正時代にみる愛と宗教』(白水社、2021年6月)
発行
編集- 平野勇治 遺稿集『小さな映画館から』(家鴨の編集舎、2021年02月)[3]
受賞
編集脚注
編集- ^ “禅と浪漫の哲学者・前田利鎌 (単行本)”. [著者略歴]. 白水社 (2021年6月29日). 2023年12月2日閲覧。
- ^ “演出家・劇評家はこう読む!こう観る!戯曲トーク”. 愛知県芸術劇場 (2015年11月5日). 2023年12月2日閲覧。
- ^ a b NEWS One. “多数派の「正しさ」疑う様な映画を…ミニシアターが存亡の危機 コロナ禍より大きい動画配信サービスの拡大”. 東海テレビ. 2021年3月19日閲覧。
- ^ 伊藤智章「小泉今日子さんからも応援の声 旧シネマテークのスタッフらが開館へ」『朝日新聞』2023年12月5日。
- ^ “名古屋シネマテーク跡地に新映画館、来年2月の開館を目標 クラウドファンディングも始動”. 映画ナタリー (2023年12月5日). 2024年1月11日閲覧。 “ナゴヤキネマ・ノイ説明会の様子。左から仁藤由美、安住恭子、永吉直之。”
- ^ “名古屋市芸術賞年度別受賞者一覧” (pdf). 名古屋市. 2024年9月1日閲覧。