ラムのラブソング
(宇宙は大ヘンだ!から転送)
「ラムのラブソング」は、日本の歌手・松谷祐子の1作目のシングル。
「ラムのラブソング」 | ||||
---|---|---|---|---|
松谷祐子 の シングル | ||||
初出アルバム『うる星やつらSONG BOOK』 | ||||
B面 | 宇宙は大ヘンだ! | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチシングル盤 | |||
ジャンル |
ニューミュージック アニメソング | |||
時間 | ||||
レーベル | キャニオン・レコード | |||
作詞 | 伊藤アキラ | |||
作曲 | 小林泉美 | |||
チャート最高順位 | ||||
松谷祐子 シングル 年表 | ||||
| ||||
概要
編集- 松谷祐子のメジャーデビューシングル。
- JASRACでは正題が「うる星やつらのテーマ」と登録されているため、一部のCD作品や媒体ではこちらで表記されている。
- A面曲はテレビアニメ『うる星やつら』のオープニングテーマ、B面曲は同作のエンディングテーマに起用された。
- レコード売上は1982年3月末日段階で約12万枚であった[2]。
- 「ラムのラブソング」は着メロとしても人気が高く、浜崎あゆみが着メロに使用していたことで知られる[3]。また、着メロランキングのベスト100に2004年と2005年にランクインしている[3]。
- 1986年稼働のアーケードゲーム『モモコ120%』のBGMに「ラムのラブソング」が使用されている[4]。
収録曲
編集全作詞: 伊藤アキラ、全作曲・編曲: 小林泉美。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
A面 . | 「ラムのラブソング」 | |
B面 . | 「宇宙は大ヘンだ!」 | |
合計時間: |
解説
編集- ラムのラブソング
- テレビアニメ『うる星やつら』のために書き下ろされた楽曲で、当時キティ・フィルムの社長だった多賀英典が直感で小林泉美を推薦し、それに承諾した小林が約10分で制作した。1981年初夏に制作されたデモ音源を基に歌詞やアレンジを検討してレコーディングが行われたが、上述のテレビアニメの劇伴を手掛けた安西史孝はこの音源について「当時のアニメのテーマ曲は、登場人物の名前やシチュエーションが必ず入っているのが常だったから、ディレクターに渡された際に大丈夫なのか確認を取った」と語っている[5]。しかし、実際は小林が書いた音源に手直しを要求されることもなく書いたままになっており、多賀にはシンコペーションが多く16ビートが難しいと揶揄された程度だという[6]。
- 2018年には安西のSNS『nana』で、この楽曲の小林が制作したデモ音源が公開された[5]。
- 宇宙は大ヘンだ!
タイアップ
編集- フジテレビ系列テレビアニメ『うる星やつら』初代オープニングテーマ (#1)
- OVA『うる星やつら8th ヤギさんとチーズ』オープニングテーマ (#1)
- ハドソン社製PCエンジン専用ゲームソフト『うる星やつら STAY WITH YOU』オープニングテーマ (#1)
- フジテレビ系列テレビアニメ『うる星やつら』初代エンディングテーマ (#2)
- OVA『うる星やつら8th ヤギさんとチーズ』エンディングテーマ (#2)
- OVA『うる星やつら10th 乙女ばしかの恐怖』エンディングテーマ (#2)
収録アルバム
編集- うる星やつらSONG BOOK
- うる星やつらMUSIC CAPSULE(音楽編)
- うる星やつら TVテーマソングベスト
山本梓によるカバー
編集「あず☆トラ〜うる星やつら ラムのラブソング〜」 | |
---|---|
山本梓 の シングル | |
A面 | ラムのラブソング |
B面 | 宇宙は大ヘンだ! |
リリース | |
規格 | マキシシングル |
ジャンル |
J-POP ポップ |
レーベル | GIRLS' RECORD |
作詞 | 伊藤アキラ |
作曲 | 小林泉美 |
チャート最高順位 | |
| |
「あず☆トラ〜うる星やつら ラムのラブソング〜」(あず・トラ・うるせいやつら・ラムのラブソング)は、日本のタレント・山本梓の1作目のシングル。
概要
編集収録曲
編集全作詞: 伊藤アキラ、全作曲: 小林泉美。 | ||
# | タイトル | |
---|---|---|
1. | 「ラムのラブソング」 | |
2. | 「宇宙は大ヘンだ!」 | |
3. | 「ラムのラブソング (カラオケ)」 | |
4. | 「宇宙は大ヘンだ! (カラオケ)」 |
解説
編集misonoによるカバー
編集「うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜/「ミィ」」 | ||||
---|---|---|---|---|
misono の シングル | ||||
初出アルバム『misonoカバALBUM(#1) Me(#2)』 | ||||
A面 |
うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜 「ミィ」 | |||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
ジャンル |
J-POP ポップ ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | avex trax | |||
作詞 |
伊藤アキラ(#1) misono(#2) | |||
作曲 |
小林泉美(#1) misono(#2) | |||
プロデュース |
misono 西川進(#1) 藤田顕(#2) | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
misono シングル 年表 | ||||
| ||||
「うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜/「ミィ」」(うるせいやつらのテーマ・ラムのラブソング/ミィ)は、日本の歌手・misonoの14作目のシングル。
概要
編集- 前作「end=START/終点〜君の腕の中〜」から約3か月ぶりとなるシングル作品。3作連続での両A面シングルで、アルバム『misonoカバALBUM』と同時発売された[10][11]。
- 表題1曲目はフジテレビ系列『志村屋です。』のエンディングテーマに起用された。フジテレビ系列のタイアップを手掛けるのは「?cm」以来2作ぶりとなった。
- ジャケットの異なるCD+DVD規格とCD規格の2形態で発売され、DVDには表題1曲目と『misonoカバALBUM』の1曲目「misonoと歌おう! アニメドレーI」のミュージック・ビデオが収録された。また、初回仕様の特典として全4種類からなるトレーディングカードがランダムで1枚同梱された[10][11]。
収録曲
編集# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜」 | 伊藤アキラ | 小林泉美 | 西川進 | |
2. | 「「ミィ」」 | misono | misono | 藤田顕 | |
3. | 「うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜 (instrumental)」 | 小林泉美 | 西川進 | ||
4. | 「「ミィ」 (instrumental)」 | misono | 藤田顕 | ||
合計時間: |
解説
編集- うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜
- 「ミィ」
- うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜 (instrumental)
- 表題1曲目のインストゥルメンタルバージョン。
- 「ミィ」 (instrumental)
- 表題2曲目のインストゥルメンタルバージョン。
参加ミュージシャン
編集- support musician
- 西川進:Guitar (#1,3)
- 藤田顕:Guitar (#2,4)
- 小島剛広:Bass (#1,3)
- 石井悠也:Drums (#1,3)
- 中山信彦:Manipulator (#1,3)
タイアップ
編集収録アルバム
編集- misonoカバALBUM (#1)
- Me (#2 Me Ver.)
その他のカバー
編集発売日 | 作品タイトル | 作品アーティスト名 | 楽曲アーティスト名・楽曲タイトル |
---|---|---|---|
1985年9月21日 | FUMIのラブソング | 平野文 | 平野文「ラムのラブソング」 |
2008年1月16日 | 僕らのアニソン!〜ロックでトリビュート〜[12] | オムニバス | DOMINO88「ラムのラブソング」 |
2009年6月24日 | アニパンク新録音盤:序[13] | アニパンク | アニパンク「ラムのラブソング (feat.掟ポルシェ」 |
2009年7月29日 | アニソマニア 15 ANIMATION SONGS ROCK COVERS![14] | オムニバス | DOMINO88「ラムのラブソング」 |
2010年2月10日[注 1] | キラキラ♡魔女ッ娘♡CLUV[15][16] | 加護亜依×Mr.Hardgroove「ラムのラブソング」 | |
2010年2月24日 | sings her LEGENDS[17] | 島本須美 | 島本須美「ラムのラブソング」 |
2010年7月21日 | アニメンティーヌ〜ボッサ・ドゥ・アニメ〜[18] | クレモンティーヌ | クレモンティーヌ「ラムのラブソング」 |
2010年12月22日 | アニメイティーズ -Anime Hits in 80's Disco Style[19] | オムニバス | うさ「ラムのラブソング」 |
2012年7月25日 | 3D-PIANO ANIME Theater![20] | H ZETT M×紅い流星×まらしぃ | H ZETT M×紅い流星×まらしぃ「ラムのラブソング」 |
2012年12月12日 | LIPSTICK/ラムのラブソング | ORANGE CARAMEL | ORANGE CARAMEL「ラムのラブソング」 |
2013年4月17日 | NEW STANDARD[21] | Azumi | Azumi「うる星やつらのテーマ 〜ラムのラブソング〜 feat.元晴&ダブゾンビ」 |
2014年11月19日 | プラチナ・ジャズ・アニメ・ヒッツ・セッションズ[22] | Rasmus Faber presents Platina Jazz | Rasmus Faber presents Platina Jazz「ラムのラブソング」 |
2014年11月12日 | PEACE MAKER[23] | AKAKAGE | AKAKAGE「Lum's Love Song」 |
2016年8月24日 | Anison Piano2[24] | まらしぃ | まらしぃ「うる星やつらのテーマ」 |
2017年5月17日 | ヒメサマスピリッツ[25] | 魔法少女になり隊 | 魔法少女になり隊「ラムのラブソング」 |
2020年2月14日 | ラムのラブソング[26] | ロイ-RöE- | ロイ-RöE-「ラムのラブソング」 |
2021年11月17日 | ラムのラブソング(Reboot)/万物流転[27] | 小林泉美 | 小林泉美「ラムのラブソング(Reboot)」 |
2021年12月8日 | ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.1[27][28] | 小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/Kennmochi Hidefumi Remix)」 | |
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/3asic Remix)」 | |||
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/Limited Toss Remix)」 | |||
2022年1月12日 | ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.2[27][28] | 小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/tofubeats Remix)」 | |
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/SKYTOPIA Remix)」 | |||
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/T.won Remix)」 | |||
2022年1月26日 | ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.3[28] | 小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/Gus Bonito Remix)」 | |
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/サイモンガー・モバイル Remix)」 | |||
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot/安西史孝 Remix)」 | |||
2023年3月15日 | うる星やつら DVD BOX 1[29] | アニメーション | ラム(CV.上坂すみれ)「ラムのラブソング」 |
うる星やつら Blu-ray Disc BOX 1[29] | |||
2024年5月22日 | SPEED MUSIC ソクド ノ オンガク Vol.8 | H ZETTRIO | H ZETTRIO「うる星やつらのテーマ(ラムのラブソング)」 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 当初は2009年10月7日発売予定だったが、延期となっていた。
出典
編集- ^ 『オリコンチャート・ブック:1968-1997』オリコン、1997年、319頁。ISBN 4-87131-041-8。
- ^ 『アニメージュ』1982年6月号、徳間書店、1982年、36頁。
- ^ a b 山本“洋楽バカ”圭亮「8年0組洋楽先生」『ハチマルヒーロー』vol.39、芸文社、2016年、104頁。
- ^ 『ジャレコ・アーカイブズ』実業之日本社、2016年、44頁。ISBN 978-4-408-11203-9。
- ^ a b “「ラムのラブソング」最初のデモ音源がWebに”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ a b “『うる星やつら』からオーケストラまで、日本屈指のマルチ・ミュージシャンのキャリアを紐解く”. BARKS. 2018年10月27日閲覧。
- ^ a b “「うる星やつら」初代ED「宇宙は大ヘンだ!」の最初のデモ音源がWebに”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ a b “山本 梓、「ラムのラブソング」でCDデビューだっちゃ”. オリコンニュース. 2018年10月27日閲覧。
- ^ a b c “山本梓がラムちゃんに変身”. livedoor ニュース. 2018年10月27日閲覧。
- ^ a b c “misono、シングル&アルバム9/23同時発売”. オリコンニュース. 2024年6月22日閲覧。
- ^ a b c “misono新シングルで「ラムのラブソング」カバーだっちゃ”. 音楽ナタリー. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “ANATAKIKOU、THE COLLECTORSらがアニソンをカバー”. 音楽ナタリー. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “掟ポルシェ、パンク「ラムのラブソング」で絶叫うっふん”. 音楽ナタリー. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “超新人からベテランまで、壮絶カバーバトル「アニソマニア」”. 音楽ナタリー. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “加護亜依&PUBLIC ENEMYコラボ!魔女っ娘カバーコンピ”. 音楽ナタリー. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “ブーツィー・コリンズ×小嶺麗奈!魔女っ娘コンピ詳細決定”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “クラリス=島本須美が歌う「カリオストロ」テーマ配信開始”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “クレモンティーヌ、メイヤの国産アニメ名曲カバー作誕生”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “古今の人気アニソンが80'sディスコスタイルに変身”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “H ZETT Mがニコ動ピアニスト2人とアニソンカバーCD制作”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “WyolicaのAzumiがユーミン、聖子、うる星ジャズカバー”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “ラスマス、アニソンジャズのベスト盤発表”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “「うる星」カバーも収録、AKAKAGEニューアルバムに曽我部恵一”. 音楽ナタリー. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “まらしぃアニソンピアノ第2弾で「PSYCHO-PASS」「血界戦線」「東京喰種」カバー”. 音楽ナタリー. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “魔法少女になり隊、3rdシングルは「ヒメサマスピリッツ」レコ発記念の対バンも”. 音楽ナタリー. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “ロイ-RoE-、バレンタインデーに「ラムのラブソング」カバーを配信”. 音楽ナタリー. 2024年6月19日閲覧。
- ^ a b c “「ラムのラブソング」Rebootプロジェクト始動、tofubeatsやケンモチヒデフミがリミックス参加”. 音楽ナタリー. 2024年6月19日閲覧。
- ^ a b c “「ラムのラブソング」リミックス第3弾にKero Kero Bonitoメンバーら参加”. 音楽ナタリー. 2024年6月20日閲覧。
- ^ a b “令和のラムちゃん上坂すみれが「ラムのラブソング」をカバー”. 音楽ナタリー. 2024年6月14日閲覧。