姫路市場駅(ひめじしじょうえき)は、兵庫県姫路市延末にかつてあった日本国有鉄道(国鉄)の貨物駅である。

姫路市場駅
ひめじしじょう
Himejishijō
姫路 (1.5 km)
地図下は手柄駅山陽電気鉄道本線
所在地 兵庫県姫路市延末
北緯34度49分15.93秒 東経134度40分53.43秒 / 北緯34.8210917度 東経134.6815083度 / 34.8210917; 134.6815083座標: 北緯34度49分15.93秒 東経134度40分53.43秒 / 北緯34.8210917度 東経134.6815083度 / 34.8210917; 134.6815083
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 山陽本線(貨物支線)
キロ程 1.5 km(姫路起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1957年昭和32年)3月27日[1]
廃止年月日 1979年(昭和54年)11月1日[1]
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姫路駅から分岐していた山陽本線の貨物支線の終点であったが、実際には播但線亀山 - 姫路間から分岐していた。

歴史

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姫路市には、山陽電気鉄道山陽姫路駅北西側、久保町周辺に、1581年天正9年)の豊臣秀吉の書状にも出てくるという歴史の古い市場街が存在していた。これに対して姫路市では、戦災復興と都市交通の整備などを理由に市場の移転を計画し、紆余曲折の末手柄山の東側に姫路市中央卸売市場1957年昭和32年)5月27日に開設された。

市場が開設された位置は、播但線の通称飾磨港線のすぐ脇であり、これを利用して市場への引き込み線が建設された。姫路駅から約1 kmほど播但線の線路を南下した地点で分岐し、分岐点からは全長345 mの引き込み線が建設され、市場内に姫路市場駅が建設された。姫路駅からの営業キロは1.5 kmであった。また播但線から分岐しているにもかかわらず、山陽本線の貨物支線扱いとされた。

完成祝賀式は、正式開業よりも前の1957年(昭和32年)3月16日に市場構内で関係者を招いて開かれた。C11形の牽引する冷蔵車が入線してテープカットや花束の贈呈が行われている。正式な市場駅の開業は3月27日となっている。翌1958年(昭和33年)8月1日には、東隣に平行する山陽電鉄本線上に手柄駅が開設されている。

営業されていた頃は、姫路駅から毎日4往復の貨物列車が運転されていた。しかし国鉄のストライキの影響などもあり、1979年(昭和54年)10月31日で営業終了となった。

廃止後は舗装されて荷物置き場や駐車場となっている。

年表

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隣の駅

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日本国有鉄道
山陽本線 貨物支線
姫路駅 - 姫路市場駅

脚注

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、238頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

参考文献

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  • 神戸新聞総合出版センター『ひょうご懐かしの鉄道 廃線ノスタルジー』 pp.126 - 129

関連項目

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