妙隆寺 (佐倉市)
妙隆寺(みょうりゅうじ)は、千葉県佐倉市にある身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗の寺院[1]。山号は久栄山(きゅうえいざん)。
妙隆寺 | |
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所在地 | 千葉県佐倉市鏑木町188 |
位置 | 北緯35度43分4秒 東経140度13分55秒 / 北緯35.71778度 東経140.23194度座標: 北緯35度43分4秒 東経140度13分55秒 / 北緯35.71778度 東経140.23194度 |
山号 | 久栄山 |
宗旨 | 日蓮宗 |
本尊 | 宗祖日蓮大聖人の大曼荼羅 |
創建年 | 1471年 |
札所等 | 佐倉七福神(大黒天) |
公式サイト | https://www.myoryuji.jp/ |
法人番号 | 2040005007415 |
歴史
編集1471年(文明3年)4月、本山松戸本土寺第9世妙高院日意上人(みょうこういんにちいしょうにん)によって開創され、当初は佐倉城大手門南側にあったが、延宝年間に佐倉藩の禄高加増により、武家屋敷拡張のため城内の現在地に移転した[2]。現在の本堂は1988年(昭和63年)に建替[3]。
境内
編集本堂は、鎌倉様式で再建されたものである。本堂の額には「天晴地明」が掲げられている。境内には、三門、本堂、永代供養墓(大光普照廟)がある[4]。
本堂の左に墓所、百日紅、銀杏が植えてあり、本堂の斜め前にはコウヤマキ、イトヒバの古木がある。また、境内には樹齢500年以上のスタジイ、モチ等の古木がある[5]。
また、中心市街地活性化の一環として佐倉市の旧城下町地区にある七寺社(甚大寺、宗円寺、妙隆寺、嶺南寺、松林寺、大聖院、麻賀多神社)に祀られている「佐倉七福神」のうち、妙隆寺には大黒天が祀られている[6]。正月に開扉をおこなう[7]。
守護神として、ほかに子安鬼子母神、瘡守稲荷大明神、清正公、三十番神が祀られている[8]。
周辺
編集妙隆寺のある「馬の背」台地下から上ってくる道は番神道と呼ばれている[9]。山内に番神堂があり[10]、蛮人堂と地元では呼んでいる。『古今佐倉真佐子』に記載のある「番人堂」からとも言われている。
年中行事
編集特記なき箇所以外は妙隆寺ホームページを出典とする[11]。
- 1月 - 佐倉七福神めぐり
- 2月 - 節分立春ご祈祷会・豆まき
- 3月 - 彼岸法要
- 4月 - 花まつり
- 7月 - お盆
- 8月 - お盆・施餓鬼会
- 9月 - 彼岸法要
- 11月 - お会式
その他
編集地域コミュニティの場として「檀信徒だけでなく、誰もが気軽に訪れる、寺本来の役割」を目指し、村上英祥住職の企画により、1999年から毎春にプロ演奏家による「お寺でリサイタル」が実施された。庭と参道整備のため2年間の休止ののち、2008年に再開、同年4月6日には講談師の神田京子による懇談会が行われた[12][13]。
ギャラリー
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本殿。彼岸の季節には幕が張られる
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妙隆寺の市の保存樹。コウヤマキ、イトヒバ
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妙隆寺山門 久栄山
アクセス
編集脚注
編集- ^ 佐倉市市史編さん委員会『佐倉市史研究第6号』佐倉市、1986年11月。
- ^ 『千葉県印旛郡誌 後編』臨川書店、1985‐10、57-58頁。
- ^ 『昔日佐倉拾遺録 上巻 人物・地域編』内田理彦、2016年9月、157頁。
- ^ “境内案内 - 久栄山 妙隆寺”. www.myoryuji.jp (2022年8月19日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ 『佐倉の巨木を訪ねて』森林と巨木を訪ねる会、2003年3月15日、52頁。
- ^ 「「七福神で開運を」佐倉の7寺社巡るコース、旧城下町地区元旦からスタート」『千葉日報』2002年12月31日。
- ^ “「佐倉七福神」 大黒天のご案内 - 久栄山 妙隆寺”. www.myoryuji.jp (2008年12月19日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “お寺の歴史 - 久栄山 妙隆寺”. www.myoryuji.jp (2022年8月19日). 2023年9月25日閲覧。
- ^ a b c “妙隆寺(みょうりゅうじ) タイキグループ”. taikigroup.jp. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “profile/番神道”. www.sakagakkai.org. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “妙隆寺について - 久栄山 妙隆寺”. www.myoryuji.jp (2022年7月20日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ 「神田京子さん招き講談会」『千葉日報』2008ー3-25。
- ^ “花まつり講談vol.1-講談編”. 久栄山妙隆寺. 2023年10月25日閲覧。