女流文学者賞
女流文学者賞(じょりゅうぶんがくしゃしょう)は、1946年から1960年まで、女流作家の優れた作品に贈られた文学賞。鎌倉文庫系の『婦人文庫』が主宰したが、その1949年の倒産後は、『女流文学者会』が運営した[1]。1961年に中央公論社に引き継がれ、女流文学賞と改名した。
受賞者
編集- 第1回(1946年)- 平林たい子『かういふ女』
- 第2回(1947年)- 網野菊『金の棺』
- 第3回(1948年)- 林芙美子 『晩菊』
- 第4回(1951年)- 吉屋信子『鬼火』 /大田洋子『人間襤褸』
- 第5回(1952年)- 大谷藤子『釣瓶の音』
- 第6回(1953年)- 円地文子『ひもじい日々』
- 第7回(1954年)- 壺井栄『風』
- 第8回(1956年)- 原田康子『挽歌』 /大原富枝『ストマイつんぼ』
- 第9回(1957年)- 宇野千代『おはん』
- 第10回(1958年)- 該当作なし
- 第11回(1959年)- 梁雅子『悲田院』
- 第12回(1960年)- 芝木好子『湯葉』 /倉橋由美子『パルタイ』
脚注
編集- ^ 「吉屋信子:『自伝的女流文壇史』、中公文庫(1976年)」中の、『女流文学者会挿話』