女たちは二度遊ぶ
『女たちは二度遊ぶ』(おんなたちはにどあそぶ)は、日本の小説家・吉田修一の小説。および、この作品を原作としたドラマ。
2006年に『野性時代』(角川書店)で「日本の十一人の美しい女たち」として発表。2010年にBeeTVでドラマ化された。
収録作品
編集- ゴシップ雑誌を読む女(2004年3月号)
- どしゃぶりの女(2004年9月号)
- CMの女(2004年10月号)
- 最初の妻(2004年12月号)
- 公衆電話の女(2005年1月号)
- 泣かない女(2005年2月号)
- 平日公休の女(2005年3月号)
- 殺したい女(2005年4月号)
- 夢の女(2005年5月号)
- 自己破産の女(2005年6月号)
- 十一人目の女(2005年7月号)
書籍情報
編集- 単行本:角川書店、2006年3月26日発売、ISBN 978-4048736824
- 文庫版:角川文庫、2009年2月25日、ISBN 978-4043912018
ドラマ
編集行定勲監督によって映像化され、男性にとっての”忘れられない女”がテーマのオムニバスドラマとして、2010年3月1日からBeeTVで配信[1]された[2][3]。各エピソードは原作通りだが、「つまらない女」のみオリジナル作品である[3]。
BeeTV史上最長となる60日間連続ダウンロード数1位&累計900万ダウンロードを記録し、BeeTV史上最高傑作とも言われた[4]。そして2010年6月30日、台湾での第12回台北映画祭のパノラマ部門“The Voice of Asia”セクションで特別上映され、ケータイドラマ史上初の国際映画祭出品を果たす[5]。監督が現地に赴いて舞台挨拶に登壇したところ、スタンディングオベーションは約1分間にもおよび、定員380人の会場は立ち見が出る盛況ぶり[5]。5作の中では長谷川京子主演の「つまらない女」が人気だったという[5]。その他、ケータイドラマとしては異例の劇場公開も決定し、7月3日より新宿バルト9で1週間限定レイトショー公開され、劇場公開終了日となる7月9日にはDVDもリリースされた[4]。
キャスト
編集どしゃぶりの女
自己破産の女
夢の女
平日公休の女
つまらない女
スタッフ
編集- 原作:吉田修一
- 監督:行定勲
- 脚本:伊藤ちひろ
- 音楽:めいなCo.
- プロデューサー:柳崎芳夫、滝田和人、谷口達彦、鳥澤晋
- キャスティング:杉野剛
- 協力プロデューサー:楠本直樹
- 撮影:福本淳
- 照明:市川徳充(どしゃぶりの女)、館野秀樹(夢の女)、宮尾康史(平日公休の女)、池田順一(自己破産の女)、松本憲人(つまらない女)
- 録音:伊藤裕規
- 美術:相馬直樹
- 助監督:西山太郎
- アシスタントプロデューサー:小池唯史
- 音響効果:小川広美(東洋音響)
- 機材:小輝日文
- 技術協力:蓮
- 照明協力:三和プロライト
- VFX:NTTメディアラボ
- 編集:ルナパーク(今井剛)
- MA:アオイスタジオ
- 企画:Second Sight
- 制作プロダクション:PIPELINE
- 製作著作:BeeTV
主題歌
編集脚注
編集- ^ 配信は毎週月曜日、水曜日、金曜日に行われた。
- ^ “美競演!小雪、相武紗季、水川あさみ、優香、長谷川京子が監督の「忘れられない女」にびっくり”. シネマトゥデイ (2010年2月28日). 2014年5月8日閲覧。
- ^ a b “ハセキョー「つまらない女」と言われてショック?”. 映画.com (2010年2月28日). 2014年5月8日閲覧。
- ^ a b “美女競演のケータイドラマが劇場公開決定!小雪、相武紗季、長谷川京子、優香らの『女たちは二度遊ぶ』”. シネマトゥデイ (2010年6月4日). 2014年5月8日閲覧。
- ^ a b c “行定勲監督、ケータイドラマが国際映画祭で初上映 観客の反応に手ごたえ”. 映画.com (2010年7月1日). 2014年5月8日閲覧。
- ^ “安室奈美恵のドラマ主題歌PVの特別版で相武紗季、水川あさみ、小雪ら豪華競演”. CinemaCafe.net (2010年2月26日). 2014年5月8日閲覧。
外部リンク
編集- BeeTV 女たちは二度遊ぶ - BeeTV公式サイト
- 女たちは二度遊ぶ/吉田修一(角川文庫)