奥豊後(おくぶんご)は、大分県(旧豊後国)南西部の大野川の上中流にあたる地域である。

大野川中流(豊後大野市犬飼)

概要

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行政区分で言えば、概ね現在の竹田市豊後大野市を中心とした地域が奥豊後に相当する。臼杵市の旧野津町域、佐伯市の旧宇目町域も奥豊後とされることが多く、竹田市内でも大野川流域から外れる旧直入郡直入町久住町は除かれることも多い。狭義では、大野川の上流部にあたる旧竹田市を中心とする地域のみを奥豊後とすることもある。

大野川の上中流域にあたるこの地域は、阿蘇山系、九重山系、祖母傾山系といった九州を代表する山岳に囲まれており、これらの山々から湧き出す豊富な良水に恵まれ、名水百選に選ばれた白山川竹田湧水群をはじめとする清流や湧水に富んでいる。また、河川が作り出す奇観が各所に見られ、多くの名瀑を擁する。さらに、豊かな水を農業に利用するために中世から近代にかけて造られた水利施設が数多く残っている。

文化的には、大分県や熊本県を中心に発達した日本では特異な石造文化の中心地のひとつであり、数多くの磨崖仏や石橋が遺っている[1]

データ

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  • 面積:1,180.95km2
  • 人口:64,858人(2009年4月1日現在)

地域

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主要な景勝地・文化財

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原尻の滝
    • 虹澗橋 - 国の重要文化財(豊後大野市)
    • 山王橋(竹田市)
    • 宮瀬橋(竹田市)
    • 柚木寺原橋(豊後大野市)
    • 鳴滝橋(豊後大野市)
    • 長瀬橋(豊後大野市)
    • 原尻橋(豊後大野市)
    • 轟橋(豊後大野市)
    • 出合橋(豊後大野市) 以上は石造アーチ橋
    • 明治橋(臼杵市) 以上は鋼橋
 
白水溜池堰堤

脚注

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  1. ^ 奥豊後の旅 大分バス

関連項目

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外部リンク

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