奥山 皓太(おくやま こうた、1997年9月3日 - )は、山梨県甲府市出身の元プロ野球選手外野手)。右投右打。プロでは育成選手であった。

奥山 皓太
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 山梨県甲府市
生年月日 (1997-09-03) 1997年9月3日(27歳)
身長
体重
186 cm
89 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 育成選手ドラフト2位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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甲府市立池田小学校3年で野球を始め[1]甲府市立西中学校時代は同校の軟式野球部に所属[2]。小中双方で関東大会出場を果たした[3]

山梨県立甲府西高等学校に進学後、1年秋から本格的に投手へ転向[3]。最速140km/hを計測するまでに成長し、3年夏にはエースとして県大会ベスト8に貢献した[3]。その後、東都二部関甲新などの強豪チームからの誘いもあった中で、静岡学生野球リーグに所属する国立大学である静岡大学へ進学を決断[3]

静岡大学では、入学当初は投手を務めたが高校時代から抱えていた肘痛が悪化[4]。一度は退部を考えたものの[5]、3年春頃から外野手に転向した[3]両打への挑戦などといった試行錯誤の末[2]、3年秋よりレギュラーに定着し4年秋まで3季連続で打率3割を記録[3]。4年からは中軸を担い、春は終盤に右足の肉離れで離脱したものの[4]、主に中堅手として出場した秋には初のベストナインを受賞した[3][6][7]

2019年のNPB育成ドラフト会議にて、阪神タイガースから2巡目指名を受けた[8][6]。支度金200万円、年俸300万円で仮契約(金額は推定)[9]。背番号は128[10]。静岡大学からは初のプロ野球選手であり、また阪神に国立大出身選手が新入団するのはドラフト制度導入後初の出来事[11]

阪神時代

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2020年ウエスタン・リーグ7試合に出場し打率.091、1打点という成績だった。

2021年はウエスタン・リーグ33試合に出場し打率.263、1打点と振るわず、支配下登録されることなく、10月15日に戦力外通告を受けた[12]

現役引退後

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阪神退団後に山梨放送(テレビはNNN/NNS日本テレビと、ラジオはJRNTBSラジオと、NRNニッポン放送文化放送と系列関係)に入社し、2024年時点では社会部で報道記者を務めている[13]

選手としての特徴

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身長186cm、体重93kgの恵まれた体格に[6]、遠投120mの強肩、50m走5秒8・一塁到達4.03秒の脚力など高い身体能力を活かしたスピード感あるプレーを持ち味とする大型外野手[3][6]。打撃面では、粗削りながら力強いスイングが持ち味[5][14]

詳細情報

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年度別打撃成績

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  • 一軍公式戦出場なし

背番号

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  • 128(2020年 - 2021年)

登場曲

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脚注

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  1. ^ 【阪神】育成2位・奥山、目標は糸井「一日でも早く甲子園で活躍」」『スポーツ報知』2019年10月18日。2024年5月3日閲覧
  2. ^ a b アスリート系大型外野手 地方国立大から全国区目指す 奥山皓太(静岡大4年)【Future Heroes vol.9】 | Future Heroes」『BASEBALL GATE』2019年4月22日。2024年5月3日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h 虎の隠し玉は身体能力抜群の国立大生・奥山皓太(静岡大)「糸井嘉男選手のようになりたい」(高木遊)」『Yahoo!ニュース』2019年10月17日。2024年5月3日閲覧
  4. ^ a b 静岡大から初のプロ指名目指す奥山皓太「待ちたい」」『日刊スポーツ』2019年10月10日。2024年5月3日閲覧
  5. ^ a b 静岡大・奥山皓太。時給900円のアルバイトをしていた国立大生が阪神にドラフト指名されるまで(高木遊)」『Yahoo!ニュース』2019年10月18日。2024年5月3日閲覧
  6. ^ a b c d 静岡大から初指名!阪神育成2位・奥山、目標は糸井「走攻守3拍子そろった選手に」」『スポーツニッポン』2019年10月17日。2024年5月3日閲覧
  7. ^ 日大国際の石川MVP 静岡学生野球秋季リーグ」『静岡新聞アットエス』2019年10月17日。2019年10月27日閲覧
  8. ^ 阪神育成2位奥山が練習試合でマルチ「前向きに」」『日刊スポーツ』2020年9月16日。2020年11月28日閲覧
  9. ^ 育成ドラ2奥山と年俸300万円で仮契約「どん欲な姿勢を持って」」『デイリースポーツ』2019年11月10日。2024年5月3日閲覧
  10. ^ 阪神入団会見 ドラ1西は背番号15 過去には御園生、湯舟も…」『デイリースポーツ』2019年12月2日。2024年5月3日閲覧
  11. ^ 阪神育成ドラ2奥山が仮契約 文武両道“国立大の星”」『スポーツニッポン』2019年11月11日。2024年5月3日閲覧
  12. ^ 阪神 育成の奥山が戦力外「2年間野球をやれたことは大きな財産になりましたし、胸を張りたい」」『スポーツニッポン』2021年10月16日。2024年5月3日閲覧
  13. ^ ドラフト制後初の国立大出身選手が地方テレビ局に転身した理由 きっかけは阪神入団時の密着特番」『デイリースポーツ』2024年7月12日。2024年7月12日閲覧
  14. ^ 阪神育成2位奥山が抱負 本田宗一郎氏手本に挑戦心」『日刊スポーツ』2019年10月23日。2024年5月3日閲覧

関連項目

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外部リンク

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