太陽とボレロ

日本の映画

太陽とボレロ』(たいようとボレロ)は、2022年6月3日公開の日本映画[1]。監督・脚本は俳優水谷豊、主演は檀れい[1]

太陽とボレロ
Life is a miracle!
監督 水谷豊
脚本 水谷豊
製作 遠藤英明
西平敦郎
栗生一馬
製作総指揮 早河洋
桑田潔
出演者 檀れい
石丸幹二
森マリア
町田啓太
田口浩正
永岡佑
梅舟惟永
田中要次
木越明
高瀬哲朗
藤吉久美子
小市慢太郎
カンニング竹山
HideboH
渋谷謙人
松金よね子
六平直政
山中崇史
檀ふみ
河相我聞
原田龍二
水谷豊
音楽 山元淑稀
撮影 会田正裕(J.S.C.
編集 只野信也J.S.E.
制作会社 東映東京撮影所
東映テレビ・プロダクション
製作会社 「太陽とボレロ」製作委員会
配給 東映
公開 日本の旗 2022年6月3日
中華民国の旗 2022年7月8日
上映時間 133分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要

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それぞれ水谷にとって3作目となる監督作品[2]、檀にとっては映画初主演作となる[3]地方都市のアマチュア交響楽団に焦点を当てた、音楽を愛する「普通」の人々が織りなす人間模様を描く[2]

メインテーマはタイトルにもある通り、モーリス・ラヴェル作曲のバレエ音楽『ボレロ[3]

撮影は長野県松本市をメインロケ地に、同県安曇野塩尻両市と北佐久郡軽井沢町などでも行われた[4]

ストーリー

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地方都市でブティックを経営する花村理子は、スポンサーとして小さなオーケストラ『弥生交響楽団』の運営に携わっていた。18年の歴史を持つ交響楽団だが、チケットは売れず、市からの助成金も受けられず、苦悩する理子。その上、演奏会の度に東京から招いている指揮者の藤堂が、演奏中に血を吐き、緊急搬送されてしまった。

共同スポンサーで中古車ディーラーの鶴間から、経営難を理由にスポンサーを降りたいと相談を受ける理子。理子のブティックも量販店に押され、行き詰まっていた。知り合いの百貨店バイヤーに相談するも、体の関係を迫られて逃げ出す理子。限界を痛感した理子と鶴間は、交響楽団の解散を団員たちに発表した。

最後の『お別れコンサート』を企画する理子と鶴間。だが、指揮者の藤堂は長期の入院が決り、楽団には副指揮者の片岡しか残っていない。キザで身勝手な片岡は団員たちの嫌われ者なのだ。オーボエ奏者の牧田は演奏の場を失い、逆恨みで鶴間の店の車を傷つけた。バラバラに心が離れて行く団員たち。

辛い出来事が続く中、先輩後輩の仲から急接近する理子と鶴間。団員のあかりも、圭介のプロポーズを受け入れた。そんな中、入院中の病院から連絡を寄越す藤堂。藤堂は世界的な女性指揮者である西本智実の知己で、『弥生交響楽団』は、西本智実の指揮のもと有名オーケストラと共演できる事になったのだ。『お別れコンサート』の当日、『弥生交響楽団』の選抜メンバーは、見事なラヴェルの『ボレロ』を披露するのだった。

登場人物

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花村理子
演:檀れい[1][5]
弥生交響楽団の主宰。
鶴間芳文
演:石丸幹二[5][6]
理子とともに弥生交響楽団を支える中古車販売センター社長。
宮園あかり
演:森マリア[5][6]
理子の洋装店で働きながら交響楽団のヴァイオリン奏者を務める。
田ノ浦圭介
演:町田啓太[5][6]
鶴間の会社で働きながら交響楽団でトランペットを演奏する。
牧田九里郎
演:田口浩正[5][7]
オーボエ奏者。
中西浩二
演:永岡佑[5][8]
クラリネット奏者。
山野はる美
演:梅舟惟永[5][8]
ヴァイオリン奏者。
遠藤正道
演:田中要次[5][7]
ホルン奏者。
太田なつ美
演:木越明[5][8]
楽団員。
菊池良太
演:高瀬哲朗[5][8]
楽団員。
池田絹
演:藤吉久美子[5][7]
楽団最年長のフルート奏者。
山岸克仁
演:小市慢太郎[5][8]
森本市郎
演:カンニング竹山[5][8]
戸崎初男
演:HideboH[5][8]
小林健
演:渋谷謙人[5][8]
遠山典子
演:松金よね子[5][8]
吉村益雄
演:六平直政[5][7]
仕事の都合で楽団の退団が決まっていたコントラバス奏者。
畑中善行
演:山中崇史[5][7]
理子に忍び寄る怪しいアパレルバイヤー。
花村頼子
演:檀ふみ[5][7]
理子の母親。
片岡辰雄
演:河相我聞[5][7]
老舗呉服屋の御曹司で副指揮者。
与田清
演:原田龍二[5][7]
チェロ奏者。
藤堂謙
演:水谷豊[5][7]
弥生交響楽団の指揮者。理子の音大時代の恩師。

スタッフ

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脚注

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  1. ^ a b c “檀れい、満を持して映画初主演 『太陽とボレロ』水谷豊監督の「OKが全て」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年1月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2222372/full/ 2022年2月16日閲覧。 
  2. ^ a b “水谷豊「ちょっと待てよ、これは『相棒』じゃないか」監督3作目映画「太陽とボレロ」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ). (2022年5月23日). https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202205230001246_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral 2022年6月9日閲覧。 
  3. ^ a b “映画初主演「檀れい」が見た監督「水谷豊」の横顔 『太陽とボレロ』特別対談”. AERA dot. (朝日新聞出版社). (2022年6月8日). https://dot.asahi.com/articles/-/39937?page=1 2022年6月9日閲覧。 
  4. ^ “【ウェブ独自・詳報】「太陽とボレロ」キックオフイベント 檀れい「松本の美しさいっぱい」、水谷豊監督「松本は音楽の街」”. 信濃毎日新聞デジタル (信濃毎日新聞社). (2022年6月3日). https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022060300238 2022年6月9日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av “太陽とボレロ:映画作品情報・あらすじ・評価”. MOVIE WALKER PRESS (ムービーウォーカー). https://moviewalker.jp/mv73305/ 2024年10月13日閲覧。 
  6. ^ a b c “水谷豊監督作品第3弾『太陽とボレロ』石丸幹二・町田啓太・森マリアが出演”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年2月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2224595/full/ 2022年2月16日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h i "「太陽とボレロ」に実力派&個性派キャスト集結 水谷豊監督も指揮者役で出演". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 28 February 2022. 2022年2月28日閲覧
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj "太陽とボレロ:作品情報". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2024年10月13日閲覧

外部リンク

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