広州天聞角川動漫
中華人民共和国におけるKADOKAWAグループの現地法人
(天聞角川から転送)
広州天聞角川動漫有限公司(こうしゅうてんぶんかどかわどうまん、略称:天聞角川、天角)は、日本の出版社・KADOKAWA及びグループ企業の中華人民共和国における現地法人。本社は広州市に所在。
種類 | 情報・通信業 |
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本社所在地 |
中国 510000 広東省広州市黄埔大道中309号羊城創意産業園3-07C |
設立 | 2010年7月14日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 出版・編集業 |
代表者 | 董事長兼総経理 劉烜偉 |
資本金 | 3000万人民元 |
主要株主 |
KADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD. 49% テンセント 41% 湖南天聞動漫伝媒有限公司 10% |
外部リンク | http://www.gztwkadokawa.com/ |
広州天聞角川動漫有限公司 | |
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広州天聞角川動漫有限公司本社ビル | |
各種表記 | |
繁体字: | 廣州天聞角川動漫有限公司 |
簡体字: | 广州天闻角川动漫有限公司 |
拼音: | Guǎngzhōu Tiānwén Jiǎochuān Dòngmàn Yǒuxiàn Gōngsī |
発音: |
クァンチョウ ティエンウェン チャオチュアン トンマン ヨウシエン コンスー |
英文: | Guangzhou Tianwen Kadokawa Animation and Comics Co.,Ltd |
概要
編集2010年3月8日に、角川グループのアジア市場統括会社である角川ホールディングス・チャイナと、中国の中南出版伝媒集団傘下の出版社、湖南天聞動漫伝媒有限公司による合弁会社として設立が発表され[1]、同年7月14日に設立された。
日本でのアニメ、漫画、ライトノベルに関する出版事業を中国語圏へ発展させるために発足しており、角川グループから編集者を派遣しノウハウを提供するとともに、角川グループ各社で発行している漫画やライトノベルを翻訳・出版し、中南出版の流通インフラを用いて中国市場で販売する。
2010年10月に第1弾として、日本の「灼眼のシャナ」「サマーウォーズ」(同名映画のノベライズ)「半分の月がのぼる空」「生徒会の一存」「デュラララ!!」のライトノベル5作品と台湾のライトノベル「罌籠葬」(日本語版 久遠「華葬伝 〜Flower Requiem〜」)を発行する。
発行雑誌
編集雑誌
編集- 天漫・軽小説(毎月20日発売)
- 天漫・藍色(BLue)(毎月20日発売)
かつて発行・発売していた雑誌
編集- 天漫 → 天漫・赤風(毎月5日発売)
- 2011年9月5日創刊[7][8][9][10]。中国の漫画が中心だが、『新世紀エヴァンゲリオン』『Fate/Zero』などの日本の漫画が特別連載されたほか、中国の漫画化が執筆する『涼宮ハルヒの憂鬱』『機動戦士ガンダムUC』が創刊号より目玉として連載されていた。しかし売り上げが伸び悩み[11]、2012年3月号より倍の400ページに増やして、美水かがみによる表紙の描き下ろしから『らき☆すた』の連載を開始、さらに2013年8月25日発売の9月号より少年漫画雑誌『天漫・赤風』と改称しBL漫画雑誌『天漫・藍色』を分立するなど数々のてこ入れを行ったが、2014年4月25日発売の5月号を持って休刊した[4]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “湖南天聞動漫伝媒有限公司との合弁会社設立に関するお知らせ” (PDF). 株式会社 角川グループホールディングス (2010年3月8日). 2014年1月22日閲覧。
- ^ “《天漫·轻小说》电子版正式上线” (中国語). Gztwkadokawa.com. 2015年3月27日閲覧。
- ^ “【公告】《天漫·轻小说》6月起正式升级为电子期刊!” (中国語). Gztwkadokawa.com. 2015年3月27日閲覧。
- ^ a b “《天漫》 赤风/蓝色/轻小说”. 中国漫画について (2014年8月7日). 2015年3月22日閲覧。
- ^ “他在这里•和他一起 天闻角川纯男主刊《天漫•蓝色》全国上市!” (中国語). Gztwkadokawa.com. 2015年3月27日閲覧。
- ^ “すきだらけな社員インタビュー”. KADOKAWA. 2015年3月27日閲覧。
- ^ “无标题文档” (中国語). Gztwkadokawa.com. 2014年8月19日閲覧。
- ^ “《天漫》创刊福音敢达前来助阵,国漫日漫交相辉映 | 和邪社” (中国語). Hexieshe.com. 2014年8月19日閲覧。
- ^ “角川グループの奇手・天漫創刊号購入”. トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く (2011年9月11日). 2015年3月22日閲覧。
- ^ “ハルヒが春日に、キョンが阿虚になった日”. トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く (2011年9月16日). 2015年3月22日閲覧。
- ^ 中国の夢 2014- 『天漫』と、同時期に講談社が発行した『勁漫画』のどちらも10万から20万部程度で、目標の100万部には到底及ばなかったという。これは、中国では既にスマートフォンの普及によるネット配信、しかも安価な海賊版が主流になっていたためとされる。
参考文献
編集- 山田順 編『「中国の夢」は100年たっても実現しない 人がまともに生きられない14億人の絶望国家』PHP研究所、2014年。ISBN 978-4569821153。