天神社 (春日井市勝川町)
愛知県春日井市勝川町に鎮座している神社
概要
編集その名は、天神様(菅原道真公の神霊の総称)を祀っている神社の通称ともなっており、全国には1万5000社もあると言われている[1]。古くから当社は勝川村の氏神として、人々の信仰を得ている神社である。
祭神
編集歴史
編集昔、天神は「あまつかみ」と読まれており、「天より下る神」と区別した言葉であった。天神社の祭神である菅原道真公祀は、903年に太宰府神社に祀られている。
勝川の天神社は1313年の鎌倉時代末期、無盡禅師により高山村(現在の春日井市高山町)という所に創建され、そのあとに勝川に移された[3][4]。1909年(明治42年)に当時の勝川地内に存在した神明社、州原神社、山神社、神明社の4神社を合祀した[2]。
1715年から1924年(大正13年)までの間の10回ほどの修理が行われており[4]、1992年(平成4年)4月、1996年(平成8年)5月に天神社建設委員会によって社殿の全面改築が行われ[5]同年10月に完成した。
境内社
編集- 八幡社
- 春日社
- 厳島社
行事
編集- 1月1日 - 新年祭、厄抜神
- 1月15日 - どんど焼、学業祈願祭
- 4月上旬 - 春の大祭
- 4月下旬 - 評議会、総会
- 7月上旬 - 虫祭
- 10月10日 - 秋の大祭
- 11月23日 - 新嘗祭
- 12月30日 - 大祓、迎春準備
所在地
編集- 愛知県春日井市勝川町1丁目3-2
交通アクセス
編集脚注
編集参考文献
編集- 春日井市『郷土史かすがい 54号』春日井市教育委員会文化材課、1998年
- 春日井市郷土史研究会『春日井の神社』愛知県郷土資料刊行会、1983年
- 春日井市史編集委員会『春日井市史 地区誌編』春日井市、1986年
- 勝川資料館運営委員会『勝川への想い』勝川区・歴史資料館、2013年
- 吉田和典『愛知の神社』愛知県郷土資料刊行会、1998年