天神山城 (武蔵国)
埼玉県長瀞町にあった城
天神山城(てんじんやまじょう)は、埼玉県秩父郡長瀞町岩田にあった日本の城。
天神山城 (埼玉県) | |
---|---|
模擬御二階櫓(2010年撮影) | |
別名 | 白鳥城、根古屋城 |
城郭構造 | 山城 |
天守構造 |
不明 模擬2層2階(昭和45年RC造り) |
築城主 | 藤田氏 |
築城年 | 1540年ごろ |
主な城主 | 藤田康邦、北条氏邦ほか |
廃城年 | 1590年 |
遺構 | 空堀、土塁、石塁 |
指定文化財 | 未指定 |
再建造物 | 模擬天守 |
位置 | 北緯36度7分12.831秒 東経139度7分1.407秒 / 北緯36.12023083度 東経139.11705750度 |
地図 |
立地
編集歴史・沿革
編集- 天文年間に藤田重利(のちの藤田康邦)が築城したと伝えられている。1546年(天文15年)の河越夜戦以降に北武蔵に勢力を伸ばしてきた北条氏康に重利は1549年(天文18年)7月従属した。
- 1560年(永禄3年)に上杉謙信が関東侵攻を開始すると藤田氏は上杉方についた。しかし、同年9月に北条氏によって攻め落とされた。
- 1564年(永禄7年)頃に北条氏康の四男である氏邦が入城した。氏邦は1568年(永禄11年)10月から翌年9月の間に鉢形城に居城を移したが、その後も天神山城は使われ続け、1590年(天正18年)の小田原征伐の際に、鉢形落城と共に開城したといわれている。
- 1970年(昭和45年)、観光を目的として本丸跡に模擬二重櫓(鉄筋コンクリート製)が建設されたが、採算があわず倒産し模擬天守を含む周辺の建物は放置されて、現在に至る。
アクセス
編集- 麓の白鳥神社脇の山道から徒歩約15分。山道は整備されておらず獣道状態。
関連項目
編集- 日本の城一覧
- 有言実行三姉妹シュシュトリアン - 作中にロケとして使用された。