天水市

中国甘粛省の地級市

天水市(てんすい-し)は、中華人民共和国甘粛省南東部に位置する地級市西安蘭州の中間に位置する。

中華人民共和国 甘粛省 天水市
天水市街
天水市街
天水市街
甘粛省中の天水市の位置
甘粛省中の天水市の位置
甘粛省中の天水市の位置
簡体字 天水
繁体字 天水
拼音 Tiānshuĭ
カタカナ転写 ティェンシュイ
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
甘粛
行政級別 地級市
面積
総面積 14,392 km²
人口
総人口(2004) 350 万人
経済
電話番号 0938
郵便番号 741000
ナンバープレート 甘E
行政区画代碼 620500
公式ウェブサイト http://www.tianshui.gov.cn

歴史

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1913年民国2年)、中華民国北京政府秦州を廃止し天水県を設置、渭川道の管轄とした。この渭川道が現在の地級市としての天水市の前身である。1927年(民国16年)、国民党軍が隴南に進駐すると道制は廃止となり、天水行政督察専員公署が設置された。

1941年5月26日、鈴木實率いる日本海軍戦闘機隊に天水飛行場が急襲され、中国軍機は甚大な被害を受けた。

1949年(民国38年)8月3日、共産党軍により「解放」されると天水分区行政督察区が成立、天水、甘谷、武山、徽県、両当、通渭、秦安、清水の8県を監督、同年12月に天水専区と改称されている。

1950年2月、天水県中心部に県級市の天水県が設置された。同年5月25日、平涼専区より荘浪県が、また岷山専区が廃止され、その一部が天水専区に移管され、天水専区は天水市及び天水、秦安、徽県、両当、武山、漳県、甘谷、清水、荘浪、隴西、通渭の11県、81区公所、614郷を管轄した。1952年1953年7月6日、張家川自治区(1955年10月、県に改編)されて、同年末の管轄行政区画は1市12県887郷となった。

1956年1月、隴西県及び通渭県は定西専区に、荘浪県は平涼専区にそれぞれ移管、武都専区の礼県、西和、成県が天水専区に編入され、1市12県67区531郷となった。1958年4月8日、武都専区が廃止され所管の宕昌、文県、武都、康県、岷県の5県が天水専区に編入、12月16日には岷県が定西専区に移管され、また県の統廃合が行われると同時に、人民公社化が進み1市8県129人民公社、4街道弁事処を管轄した。1961年11月15日、武都専区が再び設置、1963年10月23日には臨洮専区の廃止に伴い漳県が天水専区に編入され1市11県482人民公社3鎮4街道弁事処を管轄した。1969年10月1日、天水専区は天水地区と改称、1市11県223人民公社5鎮4街道弁事処理を管轄するようになった。

1985年7月8日、天水地区の廃止と天水市の地級市の昇格が決定、同時に天水地区管轄の西和、礼県、徽県、両当の4県は新設された隴南地区に、漳県は定西地区に移管され、下部に秦城北道の2区、秦安、清水、甘谷、武山、張家川回族自治県の5県、138郷11鎮11街道弁事処を管轄した。2005年1月、秦城区、北道区をそれぞれ秦州区、麦積区と改称し現在に至っている。

行政区画

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2市轄区・4・1自治県を管轄する。

天水市の地図

年表

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この節の出典[1][2]

天水地区

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  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国甘粛省天水分区が成立。天水県徽県両当県秦安県武山県甘谷県清水県通渭県が発足。(8県)
  • 1949年12月 - 天水分区が天水専区に改称。(8県)
  • 1950年2月 - 天水県の一部が分立し、天水市が発足。(1市8県)
  • 1950年5月25日 - 平涼専区荘浪県、岷県専区漳県隴西県を編入。(1市11県)
  • 1953年3月12日 - 徽県の一部が天水県に編入。(1市11県)
  • 1953年8月4日 (1市11県1自治区)
    • 清水県・秦安県・荘浪県の各一部が合併し、張家川回族自治区が発足。
    • 天水県の一部が天水市に編入。
  • 1953年8月21日 - 陝西省宝鶏専区隴県の一部が張家川回族自治区に編入。(1市11県1自治区)
  • 1953年9月21日 - 通渭県の一部が定西専区会寧県に編入。(1市11県1自治区)
  • 1953年10月29日 - 秦安県の一部が天水県に編入。(1市11県1自治区)
  • 1954年3月2日 - 秦安県の一部が天水県に編入。(1市11県1自治区)
  • 1954年10月14日 - 甘谷県の一部が通渭県に編入。(1市11県1自治区)
  • 1954年10月22日 - 秦安県の一部が荘浪県に編入。(1市11県1自治区)
  • 1954年11月29日 - 天水県の一部が天水市に編入。(1市11県1自治区)
  • 1955年5月 - 秦安県の一部が張家川回族自治区に編入。(1市11県1自治区)
  • 1955年6月8日 - 張家川回族自治区が県制施行し、張家川回族自治県となる。(1市11県1自治県)
  • 1956年1月 (1市11県1自治県)
    • 隴西県・通渭県が定西専区に編入。
    • 荘浪県が平涼専区に編入。
    • 武都専区礼県西和県成県を編入。
  • 1956年4月24日 - 徽県の一部が両当県・成県に分割編入。(1市11県1自治県)
  • 1956年8月7日 (1市11県1自治県)
    • 清水県の一部が張家川回族自治県・秦安県に分割編入。
    • 秦安県の一部が清水県に編入。
  • 1956年8月9日 - 西和県の一部が武都専区武都県に編入。(1市11県1自治県)
  • 1956年8月22日 (1市11県1自治県)
    • 秦安県の一部(周湾郷の一部)が天水県に編入。
    • 天水県の一部(石洞郷の一部)が秦安県に編入。
  • 1956年9月11日 - 秦安県の一部が張家川回族自治県に編入。(1市11県1自治県)
  • 1956年10月25日 (1市11県1自治県)
    • 定西専区通渭県の一部(吉川区新土屏郷・金城郷の各一部)が秦安県に編入。
    • 秦安県の一部(古城郷)が定西専区通渭県に編入。
  • 1957年8月22日 - 徽県の一部が両当県に編入。(1市11県1自治県)
  • 1957年11月18日 (1市11県1自治県)
    • 平涼専区華亭県の一部が張家川回族自治県に編入。
    • 甘谷県の一部が秦安県に編入。
  • 1958年3月8日 - 徽県の一部が天水県に編入。(1市11県1自治県)
  • 1958年4月4日 (1市9県1自治県)
    • 両当県が徽県に編入。
    • 漳県および定西専区会川県の一部が武山県に編入。
  • 1958年4月8日 - 武都専区武都県康県文県宕昌県岷県を編入。(1市14県1自治県)
  • 1958年5月27日 (1市14県1自治県)
    • 徽県の一部が天水県に編入。
    • 成県・礼県の各一部が西和県に編入。
  • 1958年6月11日 - 定西専区渭源県の一部が岷県に編入。(1市14県1自治県)
  • 1958年7月1日 - 武山県の一部が定西専区渭源県に編入。(1市14県1自治県)
  • 1958年9月5日 (1市12県1自治県)
    • 西和県・礼県が合併し、西礼県が発足。
    • 徽県・成県が合併し、徽成県が発足。
  • 1958年11月 - 徽成県の一部が康県に編入。(1市12県1自治県)
  • 1958年12月11日 - 岷県の一部が甘南チベット族自治州ドゥクチュ県に編入。(1市12県1自治県)
  • 1958年12月16日 - 岷県が定西専区に編入。(1市11県1自治県)
  • 1958年12月20日 (1市6県1自治県)
    • 張家川回族自治県・清水県が合併し、清水回族自治県が発足。
    • 天水県が天水市に編入。
    • 康県が武都県・徽成県に分割編入。
    • 甘谷県が武山県に編入。
    • 宕昌県が武都県、定西専区岷県に分割編入。
  • 1961年11月15日 - 文県・武都県が武都専区に編入。(1市4県1自治県)
  • 1961年12月15日 (1市9県1自治県)
  • 1963年10月23日 - 臨洮専区漳県を編入。(1市10県1自治県)
  • 1964年5月31日 - 天水市の一部が天水県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1966年6月23日 - 武都専区岷県の一部が漳県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1969年9月4日 - 天水専区が天水地区に改称。(1市10県1自治県)
  • 1971年12月19日 - 天水県の一部が天水市に編入。(1市10県1自治県)
  • 1978年6月30日 - 天水市の一部が天水県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1985年5月14日 (1市7県1自治県)
  • 1985年7月8日
    • 天水市が地級市の天水市に昇格。
    • 天水県・秦安県・武山県・甘谷県・清水県・張家川回族自治県が天水市に編入。
    • 徽県・両当県が隴南地区に編入。

天水市

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交通

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航空

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天水麦積山空港

鉄道

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隴海線を走行する貨物列車

バス

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天水羲通公交4路
  • 天水羲通公交

道路

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観光

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麦積山石窟
  • 麦積山 - 麦積山石窟
  • 南郭寺
  • 李広
  • 伏羲
  • 仙人崖
  • 石門(臥虎台)
  • 玉泉観
  • 水簾洞(武山県) - 水簾洞石窟群
  • 大象寺(甘谷県)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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