天気石(てんきいし)またはお天気石(おてんきいし)(英語: weather rock または 英語: weather stone)は、石の様子を観察すると、その日の天気がわかってしまうという石である[1]。天気を予報する石ではない[1]。現代の天気予報に使われている複雑な技術と、その精度が完璧でないことを揶揄するユーモアのある芸術作品ともいえる。石は通常、三脚に吊るされており、その読み方を説明するための看板が添えられている[2]

イングランドノース・ヨークシャークレイブン地方英語版バーデン (クレイブン地方)英語版にあるパブ多目的ホールの店「クレイブン・アームズ」に設置されている天気石は、BBC気象予報士であるポール・ハドソン英語版よりも正確だと評判である。
イングランドチェシャーオードレム英語版のキンゼイ・ヒースにある自然保護区域の池では、三脚に天気石が吊るされている。
スコットランドスコティッシュボーダーズニュータウン・セント・ボスウェルズ英語版にある、マイルストーン天気石

概要

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天気石を「読む」ために、一般的に提供されている説明の例としては、以下のようなものがある。

  • もし石が濡れている状態であれば、雨が降っていることを意味する。
  • もし石が横に揺れている状態であれば、風が吹いていることを意味する。
  • もし石の影ができている状態であれば、太陽が照っていることを意味する。
  • もし石の影ができておらず、かつ濡れていない状態であれば、空が曇っていることを意味する。
  • もし石を見ることが難しい状態であれば、霧がかかっていることを意味する。
  • もし石が白い状態であれば、雪が降っていることを意味する。
  • もし石に氷が張っている状態であれば、霜が降りていることを意味する。
  • もし氷が厚い状態であるならば、霜が多いことを意味する。
  • もし石が上下に揺れている状態であれば、地震が起きていることを意味する。
  • もし石が水面より下にある状態ならば、洪水が起きていることを意味する。
  • もし石が温かい状態であれば、晴れていることを意味する。
  • もし石が無くなっていれば、竜巻が発生したことを意味する。
  • もし石が濡れており、かつ、激しく横に揺れている状態であれば、熱帯低気圧が来ていることを意味する。
  • もし石がそこにあるように感じられるが見ることができない場合は、夜であることを意味する。
  • もし石に白い飛沫がかかったら、鳥に注意する必要がある。
  • もし石が2つある状態であれば、あなたは酔っ払っている。飲むのをやめなさい。

看板には天気石を適切に管理するために「天気石は精巧に調整された楽器のようなものなので、触らないでください。」という説明が含まれていることもある。

石を吊るしている紐に関するバリエーション

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石を吊るしている紐に関する説明が看板に書かれていることもある。

  • もし紐が燃えている状態であれば、山火事が起きていることを意味する。
  • もし紐が切れている状態であれば、ウェンディゴが通り過ぎたことを意味する。

設置場所

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天気石は世界中の様々な場所に設置されている。いくつかの例を示す。

出典

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  1. ^ a b c お天気石”. 奇石博物館 収蔵品. 奇石博物館. 2022年6月29日閲覧。
  2. ^ Eric Shackle (2006年3月26日). “Found - World's Oldest Weather Stone”. Open Writing. 2022年6月28日閲覧。
  3. ^ “The Weather Rock”. Guardlife (ニュージャージー州) 27 (2). (2011-09-08). http://www.nj.gov/military/publications/guardlife/volume27n2/weatherrock.htm 2022年6月28日閲覧。. 
  4. ^ READER PHOTO: Elliott’s “Weather Rock”” (英語). GantNews.com (2022年2月7日). 2022年6月28日閲覧。
  5. ^ Google Maps” (英語). Google Maps. 2022年6月28日閲覧。
  6. ^ Google Maps Street View” (英語). Google Maps. 2022年6月28日閲覧。
  7. ^ Pannawonica, Ashburton Shire, Western Australia, Australia”. 2022年6月28日閲覧。

外部リンク

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