国家報勲部
大韓民国の行政機関の一つ
(大韓民国国家報勲処から転送)
国家報勲部(こっかほうくんぶ、朝鮮語: 국가보훈부、英語における略称:MPVA)は、大韓民国の国家行政機関で、主な役割は愛国者と退役軍人に関する政策の立案と実施を行うことである。
国家報勲部 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 국가보훈부 |
漢字: | 國家報勳部 |
発音: | クッカボフンブ |
日本語読み: | こっかほうくんぶ |
英語: | Ministry of Patriots and Veterans Affairs |
沿革
編集1961年7月の軍事援護庁を最初として1962年4月に援護処を経て、1985年1月に国家報勲処が設立された[1]。2023年6月5日に国務総理室配下の国家報勲処から国家報勲部に昇格した[2]。
組織は13の部門からなっており、愛国心の高揚のための政策が大きな役割となっており、今月の独立運動家の選定等を行っている。
所在地は世宗特別自治市政府世宗庁舎9棟。
職務
編集国家有功者とその遺族に対する報勲、参戦有功者と5・18民主有功者に対する礼遇、除隊軍人・枯葉剤後遺疑症患者・特殊任務遂行者の支援および報勲宣揚などに関する事務を管掌する。
組織
編集組織は以下のとおりである[3]。
幹部
編集- 部長
- 代弁人
- 長官政策補佐官
- 次長
- 報勲団体協力官
- 監査担当官
下部組織
編集- 運営支援課
- 計画調整室
- 報勲政策室
- 補償政策局
- 福祉増進局
- 除隊軍人局
所属機関
編集- 国立大田顕忠院
- 国立民主墓地
- 国立4・19民主墓地
- 国立3・15民主墓地
- 国立5・18民主墓地
- 国立護国院
- 国立永川護国院
- 国立仁実護国院
- 国立利川護国院
- 国立山清護国院
- 国立槐山護国院
- 国立済州護国院
- 国立新岩先烈公園
- 国立大韓民国臨時政府記念館
- 地方報勲庁
- ソウル地方報勲庁
- 報勲支庁(ソウル南部、ソウル北部、京畿南部、仁川、京畿北部、江原西部、江原東部)
- 釜山地方報勲庁
- 報勲支庁(蔚山、慶南東部、慶南西部)
- 大田地方報勲庁
- 報勲支庁(忠南西部、忠北南部、忠北北部)
- 大邱地方報勲庁
- 報勲支庁(慶北北部、慶北南部)
- 光州地方報勲庁
- 報勲支庁(全南東部、全南西部、全北東部、全北西部)
- ソウル地方報勲庁
- 報勲審査委員会
歴代長官
編集主な活動
編集- “日帝の残滓を取り除こう”キャンペーン
- 朝鮮日報記事(2005/08/11)によれば、日帝時代の日本語由来の単語を根絶するキャンペーンを行っている。
- “臨時政府の「対日宣戦布告」64周年の記念式の開催"
- 中央日報記事(2005/12/08)によれば、大韓民国臨時政府が日本に宣戦布告した「対日宣戦布告日」の64周年を迎えて記念式を行っている。
- 親日行為前歴の判明で有功者礼遇中断措置
- 東亜日報記事(2005/03/04)によれば、遺族年金、子女学資金等 独立有功者に与えられている特典(有功者礼遇)に対して、事後に親日行為があったと判明した場合(親日前歴)は、その有功者礼遇措置の取り消しを行うとしている[6]。
脚注
編集- ^ minaQのつぶやき[出典無効]
- ^ 斎藤寿美子 (2023年6月5日). “「国家報勲部」が発足”. 聯合ニュース. 2023年6月25日閲覧。
- ^ “조직도 - 조직안내 - 국가보훈부 소개 - 국가보훈부”. www.mpva.go.kr. 2023年7月2日閲覧。
- ^ “처장 - 역대처차장 - 장차관 소개 - 국가보훈부 소개 - 국가보훈부”. www.mpva.go.kr. 2023年6月25日閲覧。
- ^ “장관인사말 - 장차관소개 - 장차관 소개 - 국가보훈부 소개 - 국가보훈부”. www.mpva.go.kr. 2023年6月25日閲覧。
- ^ 「独立有功者礼遇に関する法律」第39条第1項第6号により、「日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法」第2条各号(親日反民族行為の定義部分)に該当する者は、有功者礼遇の対象から除外される。