東中津駅
大分県中津市にある九州旅客鉄道の駅
(大貞駅から転送)
東中津駅(ひがしなかつえき)は、大分県中津市大字是則字古開にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。
東中津駅* | |
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駅舎(2007年5月) | |
ひがしなかつ Higashi-Nakatsu | |
◄中津 (4.9 km) (3.4 km) 今津► | |
所在地 | 大分県中津市大字是則[1]字古開960 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 56.7 km(小倉起点) |
電報略号 |
|
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
288人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)5月25日[1] |
備考 | 簡易委託駅[2] |
歴史
編集- 1901年(明治34年)
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化、帝国鉄道庁が所管[5]。
- 1915年(大正4年):駅舎改築[1]。
- 1952年(昭和27年)11月15日:東中津駅(ひがしなかつえき)に改称[1]。
- 1973年(昭和48年)11月14日:自見川信号場が開設。自見川信号場 - 当駅間が複線化が完成[6]。
- 1976年(昭和51年)9月29日:日豊本線当駅 - 今津駅間複線化が完成[6]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[7]。
- 1985年(昭和60年)2月28日:荷物扱い廃止[7]。無人化[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[9]。
- 2012年(平成24年)12月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[10]。
- 2015年(平成27年)3月14日:再び無人化[2]。簡易委託駅となる。
駅構造
編集単式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している[11]。1915年(大正4年)築の木造建築の駅舎がある[1](建物財産標に「大正4年5月30日」とある)。木造駅舎を有する。
中津市が駅業務を受託する簡易委託駅であり[2]、きっぷうりばが設置されている[12]。
2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正に合わせたJR九州の無人化計画で大分県内の対象となった[2]。それを受けて、中津市が受託する簡易委託駅となることになった[2]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 上り | 中津・小倉方面 |
2 | 下り | 別府・大分方面 |
利用状況
編集1965年(昭和40年)度には乗車人員が290,634人(定期外:41,502人、定期:249,132人)、降車人員が296,362人で、手荷物(発送:569個、到着:60個)や小荷物(発送:3,283個、到着:1,197個)も取り扱っていた[14]。
2013年(平成25年)度の乗車人員は110,045人(定期外:19,591人、定期:90,454人)、降車人員は110,657人である[15]。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員* |
年間 降車人員 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 290,634 | 41,502 | 249,132 | - | 296,362 | [14] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 167,344 | 34,128 | 133,216 | - | 186,340 | [16] |
1991年(平成3年) | 154,860 | 34,042 | 120,818 | - | 170,051 | [17] |
1992年(平成4年) | 156,640 | 34,707 | 121,933 | - | 167,564 | [18] |
1993年(平成5年) | 143,280 | 32,304 | 110,976 | - | 156,097 | [19] |
1994年(平成6年) | 143,644 | 31,347 | 112,297 | - | 155,173 | [20] |
1995年(平成7年) | 137,687 | 27,643 | 110,044 | - | 148,495 | [21] |
1996年(平成8年) | 125,856 | 25,383 | 100,473 | - | 134,302 | [22] |
1997年(平成9年) | 117,139 | 22,974 | 94,165 | - | 124,044 | [23] |
1998年(平成10年) | 110,348 | 21,199 | 89,149 | - | 116,962 | [24] |
1999年(平成11年) | 107,650 | 21,303 | 86,347 | - | 112,125 | [25] |
2000年(平成12年) | 114,222 | 20,364 | 93,858 | 313 | 120,366 | [26] |
2001年(平成13年) | 102,873 | 18,594 | 84,279 | 282 | 108,411 | [27] |
2002年(平成14年) | 94,078 | 18,142 | 75,936 | 257 | 98,147 | [28] |
2003年(平成15年) | 79,356 | 18,208 | 61,148 | 217 | 82,562 | [29] |
2004年(平成16年) | 80,826 | 18,316 | 62,510 | 221 | 85,918 | [30] |
2005年(平成17年) | 84,958 | 19,004 | 65,954 | 233 | 90,158 | [31] |
2006年(平成18年) | 87,046 | 18,906 | 68,140 | 239 | 92,801 | [32] |
2007年(平成19年) | 94,276 | 17,753 | 76,523 | 258 | 100,591 | [33] |
2008年(平成20年) | 94,072 | 18,319 | 75,753 | 258 | 99,255 | [34] |
2009年(平成21年) | 95,507 | 18,508 | 76,999 | 262 | 99,115 | [35][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 106,499 | 18,445 | 88,054 | 292 | 110,571 | [37][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 107,515 | 19,686 | 87,829 | 294 | 108,543 | [38][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 104,014 | 20,484 | 83,530 | 285 | 104,811 | [39][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 110,045 | 19,591 | 90,454 | 301 | 110,657 | [15][注釈 1] |
2023年(令和 | 5年)- | - | - | 288 | - | [40] |
- 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
駅周辺
編集中津市郊外の住宅地が広がっているが工業地域の様相も呈す。フレスポ中津北や中津自動車学校は駅北西側にあるが、それらの所在地は当駅からやや離れた所である。
- 中津東体育館
- 如水郵便局
- 大分県立中津東高等学校
- 中津市立東中津中学校
- 中津市立如水小学校
- 中津市立和田小学校
- 大分県道23号中津高田線
- 大分県道532号東中津停車場線
- 大分県道533号東中津停車場和田線
- 中津港
- 舞手川
- 新貝池 - ため池管理システムを設けている池の1つ[41]。すぐ近くに法行寺[42]がある。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、25頁。
- ^ a b c d e “東中津、今津、熊崎、上臼杵の4駅 大分県内の無人化計画、JR九州”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2015年2月11日)
- ^ 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年、221頁。
- ^ 諸河久 松本典久 『JRローカル線』 保育社、1994年。ISBN 978-4586508587
- ^ 廣岡治哉 『近代日本交通史 明治維新から第二次大戦まで』 法政大学出版局、1987年4月15日。ISBN 978-4588600173
- ^ a b 運輸政策研究機構 『日本国有鉄道民営化に至る15年』 成山堂書店、2000年7月28日。ISBN 978-4-425-30181-2
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、751頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “「通報」日豊本線東中津駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年2月26日)
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ http://yahoo.jp/e0PTQM
- ^ 東中津駅 - JR九州.2021年12月12日閲覧
- ^ SUGOCA 利用エリア JR九州、2015年11月19日閲覧。
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 駅別乗車人員上位300駅(2023年度)
- ^ 倉富竜太「豪雨時に近づかないで 大分県がため池管理システムの運用開始」『朝日新聞デジタル』2023年5月24日。2024年7月28日閲覧。
- ^ “法行寺 | 大分県中津市”. 八百万の神. INFO UNITE. 2024年7月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 東中津駅(駅情報) - 九州旅客鉄道