大石幸史
大石 幸史(おおいし こうじ、1977年5月31日 - )は、日本の男性元総合格闘家。兵庫県神戸市出身。元ONE FC世界フェザー級王者。元ライト級キング・オブ・パンクラシスト。
基本情報 | |
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本名 | 大石 幸史 |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1977年5月31日(47歳) |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
所属 |
和術慧舟會RJW →パンクラス横浜 →パンクラスism |
身長 | 171cm |
体重 | 66kg |
階級 |
ウェルター級 →ライト級 →フェザー級 |
バックボーン | レスリング |
来歴
編集神戸西高校から始めたレスリングでインターハイ3位入賞。青山学院大学ではJOC杯で準優勝。大学卒業後、和術慧舟會RJWに入門。
2000年4月14日、プロデビュー戦となったUFC 25でラバーン・クラークと対戦し、0-2の判定負けを喫した[1]。
2001年3月、パンクラス横浜に練習生として入門[2][3]。10月30日、パンクラスデビュー戦でミック・グリーンと対戦し、2-0の判定勝ちを収めた[4]。
2001年12月23日、DEEP初出場となったDEEP2001 3rd IMPACTで村濱天晴と対戦し、2-0の判定勝ちを収めた[5]。
2002年3月25日、パンクラス初代ウェルター級(-75kg)王者決定トーナメント出場権獲得試合で北岡悟と対戦し、2-0の判定勝ちを収めた[6]。5月28日、トーナメント1回戦で割田佳充に2-0の判定勝ち[7]。7月28日の準決勝では國奥麒樹真に0-3の判定負けを喫した[8]。
2003年12月5日、GCM The CONTENDERS-Qで行なわれたDOUBLES TOURNAMENTにアライケンジとタッグを組んで出場。1回戦で和田拓也&若林次郎組に敗退した[9]。
2005年6月4日、UFCに5年1か月ぶり2度目の参戦となったUFC 53でニック・ディアスと対戦し、パウンドでKO負け[10]。8月27日、パンクラスでニックの弟であるネイサン・ディアスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[11]。
2007年5月30日、パンクラスで行なわれたウェルター級王座次期挑戦者決定戦で井上克也と対戦し、左ストレートによるKO負けを喫した[12]。
2007年8月25日、カナダ・ノースバンクーバーで開催されたBodogFightでクリス・エイドと対戦し、左フックによるKO勝ちを収めた[13]。12月9日、フィリピン・マニラで開催されたRing of Fireにチーム・ジョシュ・バーネットの一員として出場。カレン・ダラベドヤンと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[14][15]。
2008年1月7日付けでパンクラスism道場長を辞任した伊藤崇文に代わり、新道場長に就任した[16]。4月27日、道場長就任後の初試合でライト級キング・オブ・パンクラシスト昇侍と対戦し、1-0の判定ドローとなった[17]。
2008年8月27日、ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦で小路伸亮と対戦予定であったが[18]、8月になって小路が引退を表明し、タイトルマッチは消滅した[19]。
2008年10月1日、パンクラス15周年記念興行第1弾でZSTの小谷直之と対戦し、3-0の判定勝ち[20][21]。
2008年12月7日、パンクラス第4回ism主催興行で行なわれたライト級キング・オブ・パンクラス決定戦で井上克也と対戦し、0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[22]。
2009年4月5日、パンクラスで真騎士と対戦し、1-1の判定ドローとなった[23]。
2010年4月4日、パンクラス・ライト級王座次期挑戦者決定戦でISAOと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[24]。
2010年12月5日、パンクラス第6回ism主催興行で永田克彦と対戦し、1-1の判定ドローとなった[25]。
2011年5月3日、ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦で花澤大介と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。プロ11年目にして初のタイトル獲得となった。
2012年4月1日、ライト級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで挑戦者のISAOと対戦し、0-3の判定負けを喫し王座陥落した。
2013年3月17日、フェザー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで王者のタクミに挑戦し、0-1の判定ドローで王座獲得に失敗した。
ONE FC
編集2013年5月31日、ONE Fighting Championship初出場となったONE FC 9で行われたONE FC世界フェザー級タイトルマッチで王者のホノリオ・バナリオに挑戦し、KO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年12月6日、ONE FC 13で行われたONE FC世界フェザー級タイトルマッチで挑戦者のホノリオ・バナリオと再戦し、KO勝ちを収め初防衛に成功した。
2014年8月29日、ONE FC 19で行われたONE FC世界フェザー級タイトルマッチで挑戦者のジャダンバ・ナラントンガラグと対戦し、判定負けを喫し王座陥落した。
2015年1月23日、モチベーションの低下を理由に引退を表明した。
2015年2月1日、PANCRASE 264で引退セレモニーが行われ記念ベルトが贈呈された。
戦績
編集総合格闘技
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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43 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
25 勝 | 8 | 0 | 17 | 0 | 10 | 0 |
10 敗 | 3 | 1 | 6 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ジャダンバ・ナラントンガラグ | 5分5R終了 判定0-3 | ONE FC 19: Reign of Champions 【ONE FC世界フェザー級タイトルマッチ】 |
2014年8月29日 |
○ | ホノリオ・バナリオ | 3R 1:43 KO(右ストレート→パウンド) | ONE FC 13: Moment of Truth 【ONE FC世界フェザー級タイトルマッチ】 |
2013年12月6日 |
○ | ホノリオ・バナリオ | 2R 1:45 KO(右ストレート) | ONE FC 9: Rise to Power 【ONE FC世界フェザー級タイトルマッチ】 |
2013年5月31日 |
△ | タクミ | 5分3R終了 判定0-1 | PANCRASE 246 【フェザー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ】 |
2013年3月17日 |
○ | ジョン・ショレス | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR | 2012年12月1日 |
○ | ロブ・ヒル | 3R 1:26 TKO(ドクターストップ) | Legend Fighting Championship 10 | 2012年8月24日 |
× | ISAO | 5分3R終了 判定0-3 | PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR 【ライト級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ】 |
2012年4月1日 |
△ | 永田克彦 | 5分3R終了 判定0-0 | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR | 2011年12月3日 |
△ | 高橋“Bancho"良明 | 5分2R終了 判定0-0 | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR | 2011年10月2日 |
○ | 花澤大介 | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR 【ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦】 |
2011年5月3日 |
△ | 永田克彦 | 5分2R終了 判定1-1 | PANCRASE 2010 PASSION TOUR | 2010年12月5日 |
○ | ISAO | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2010 PASSION TOUR 【ライト級王座次期挑戦者決定戦】 |
2010年4月4日 |
○ | フィリップ・オリビエリ | 5分2R終了 判定2-0 | PANCRASE 2009 CHANGING TOUR | 2009年8月8日 |
○ | キム・ヒュンクワン | 5分2R終了 判定2-0 | PANCRASE 2009 CHANGING TOUR | 2009年6月7日 |
△ | 真騎士 | 5分2R終了 判定1-1 | PANCRASE 2009 CHANGING TOUR | 2009年4月5日 |
× | 井上克也 | 5分3R終了 判定0-3 | PANCRASE 2008 SHINING TOUR 【ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦】 |
2008年12月7日 |
○ | 小谷直之 | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2008 SHINING TOUR | 2008年10月1日 |
△ | 昇侍 | 5分3R終了 判定1-0 | PANCRASE 2008 SHINING TOUR | 2008年4月27日 |
○ | カレン・ダラベドヤン | 5分3R終了 判定3-0 | PFP: Ring of Fire | 2007年12月9日 |
○ | クリス・エイド | 3R 0:44 KO(左フック) | BodogFight: Vancouver | 2007年8月25日 |
× | 井上克也 | 2R 2:45 KO(左ストレート) | PANCRASE 2007 RISING TOUR 【ウェルター級王座次期挑戦者決定戦】 |
2007年5月30日 |
○ | 野沢洋之 | 1R 4:53 KO(右フック) | PANCRASE 2006 BLOW TOUR | 2006年12月10日 |
○ | キム・インソク | 1R 2:31 KO(右フック) | PANCRASE 2006 BLOW TOUR | 2006年10月25日 |
× | カーロス・コンディット | 3R 1:01 TKO(ドクターストップ:口唇負傷) | PANCRASE 2006 BLOW TOUR | 2006年7月28日 |
× | 石毛大蔵 | 5分3R終了 判定0-2 | PANCRASE 2006 BLOW TOUR | 2006年1月26日 |
△ | ポール・ロドリゲス | 5分3R終了 判定0-1 | PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR | 2005年11月4日 |
○ | ネイサン・ディアス | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR | 2005年8月27日 |
× | ニック・ディアス | 1R 1:24 KO(パウンド) | UFC 53: Heavy Hitters | 2005年6月4日 |
○ | 花澤大介13 | 3R 0:31 KO(サッカーボールキック) | PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR | 2005年4月10日 |
× | 長谷川秀彦 | 2R終了時 TKO(アンクルホールド) | PANCRASE 2004 BRAVE TOUR | 2004年10月12日 |
○ | 倉持昌和 | 2R 4:13 TKO(パウンド) | PANCRASE 2004 BRAVE TOUR | 2004年6月22日 |
△ | 星野勇二 | 5分3R終了 判定0-1 | PANCRASE 2004 BRAVE TOUR | 2004年4月23日 |
△ | ヒース・シムズ | 5分3R終了 判定1-0 | PANCRASE 2004 BRAVE TOUR | 2004年2月6日 |
○ | 飯田崇人 | 5分2R終了 判定3-0 | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR | 2003年12月21日 |
○ | 平山貴一 | 5分2R終了 判定3-0 | DEMOLITION | 2003年7月21日 |
○ | 花澤大介13 | 5分2R終了 判定3-0 | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR | 2003年5月18日 |
○ | クリス・ライトル | 5分3R終了 判定2-1 | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR | 2003年4月12日 |
△ | 和田拓也 | 5分2R終了 判定1-0 | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR | 2003年1月26日 |
○ | ワン・アヤラ | 5分3R終了 判定3-0 | PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR | 2002年10月29日 |
× | 國奥麒樹真 | 5分2R+延長R終了 判定0-3 | PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【ウェルター級王者決定トーナメント 準決勝】 |
2002年7月28日 |
○ | 割田佳充 | 5分2R終了 判定2-0 | PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【ウェルター級王者決定トーナメント 1回戦】 |
2002年5月28日 |
○ | 北岡悟 | 5分2R終了 判定2-0 | PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【ウェルター級王者決定トーナメント 出場権獲得試合】 |
2002年3月25日 |
○ | 村濱天晴 | 5分3R終了 判定2-0 | DEEP2001 3rd IMPACT X'mas in DIFFER ARIAKE | 2001年12月23日 |
○ | ミック・グリーン | 5分2R終了 判定2-0 | PANCRASE 2001 PROOF TOUR | 2001年10月30日 |
× | ラバーン・クラーク | 5分3R終了 判定0-2 | UFC 25: Ultimate Japan 3 | 2000年4月14日 |
グラップリング
編集勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
△ | 花井岳文 | 5分2R終了 判定0-0 | PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 【キャッチレスリングルール】 |
2003年10月4日 |
△ | 佐々木有生 | 5分1R終了 判定0-1 | PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【キャッチレスリングルール】 |
2002年8月25日 |
△ | 村濱天晴 | 5分2R終了 判定40-40 | CONTENDERS 2000 | 2000年7月1日 |
グラップリング・タッグマッチ
編集勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | 和田拓也&若林次郎 (パートナー:アライケンジ) |
4:54 腕ひしぎ十字固め (和田→アライ) |
GCM The CONTENDERS-Q 【DOUBLES TOURNAMENT 1回戦】 |
2003年12月5日 |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ 2000.4.14 UFC-J --- 全試合結果 BoutReview 2000年4月14日
- ^ パンクラス取材ノート 強さを求めて。 パンクラス公式サイト 2006年1月10日
- ^ パンクラス10.30後楽園 BoutReview
- ^ グラバカ郷野、対抗戦制し憎々しいマイクアピール/パンクラス10.30後楽園レポート BoutReview 2001年10月30日
- ^ [DEEP2001] ランバー、総合デビュー戦でまさかの勝利! /12.23 有明 BoutReview 2001年12月23日
- ^ [パンクラス] 3.25 後楽園:美濃輪、PRIDE参戦前に大苦戦 BoutReview 2002年3月25日
- ^ [パンクラス] 5.28 後楽園 (全試合レポ&写真):美濃輪、本当に大丈夫なのか? BoutReview 2002年5月28日
- ^ [パンクラス] 7.28 後楽園 (ウェルタートーナメント):國奥が二冠達成 BoutReview 2002年7月28日
- ^ [CONTENDERS] 12.5 横浜:柔術コンビがダブルストーナメント制覇 BoutReview 2003年12月5日
- ^ [UFC 53] 6.4 米国:フランクリン、ミドル級王者に。大石KO負け BoutReview 2005年6月4日
- ^ [パンクラス] 8.27 後楽園:大石、ディアズ弟に勝利 BoutReview 2005年8月27日
- ^ 【パンクラス】今回は逆転ならず…川村がシウバにKO負け!アスエリオがヘビー級王者に 格闘技ウェブマガジンGBR 2007年5月30日
- ^ [bodog] 8.24-25 カナダ:藤井惠・大石が勝利。日本勢苦戦 BoutReview 2007年8月25日
- ^ [海外総合] 12.9 マニラ:ジョシュ軍の近藤&大石が判定勝ち BoutReview 2007年12月9日
- ^ リング・オブ・ファイヤー試合結果 パンクラス公式サイト 2007年12月9日
- ^ 【パンクラス】伊藤崇文がパンクラスism道場長を辞任、大石幸史に交代 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年1月8日
- ^ [パンクラス] 4.27 ディファ:山宮、近藤との打撃戦制す BoutReview 2008年4月27日
- ^ 【パンクラス】8・27KIDから離れた小路と大石がライト級調印式で怪気炎 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年7月24日
- ^ 【パンクラス】8・27小路が突然の引退!大石との王者決定戦は中止 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年8月20日
- ^ 【パンクラス】川村亮がKEI山宮にリベンジ、新王者に!大石幸史は小谷直之を降す 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年10月1日
- ^ 【パンクラス】10・1ZSTの小谷直之が電撃参戦!大石幸史とそっくりさん対決 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年9月6日
- ^ 【パンクラス】三大王座戦で大石、川原、鳥生のパンクラス勢が全滅…ダブル井上、和田が新王者に 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年12月7日
- ^ 【パンクラス】和田拓也が初防衛に成功、戦極育成選手の大澤茂樹が白星デビュー 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年4月5日
- ^ 【パンクラス】坂口征夫の愛弟子ISAO、大石の壁を突破ならず 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年4月4日
- ^ 【パンクラス】近藤有己が王座陥落!川村亮、清水清隆はドロー防衛 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年12月5日
関連項目
編集外部リンク
編集空位 前タイトル保持者 真騎士 |
第4代パンクラスライト級王者 2011年5月3日 - 2012年4月1日 |
次王者 ISAO (格闘家) |
前王者 ホノリオ・バナリオ |
第2代ONE FC世界フェザー級王者 2013年5月31日 - 2014年8月29日 |
次王者 ジャダンバ・ナラントンガラグ |