大潭発電所
大潭発電所(だいたんはつでんしょ Tatan Power Plant)は、台湾電力が桃園市観音区に設置、所有する火力発電所。
概要
編集液化天然ガスを主燃料とするガスタービン・コンバインドサイクル火力発電所。1-6号機は三菱重工製[1]、7号機はGE製であり、最大出力は498.4万kW。台湾では台中発電所(最大出力、582.4万kw)に続いて2番目の発電規模。アジアでも最大級の液化天然ガス火力発電所となった[2]。
さらに2019年2月21日には、8号機・9号機の増設が発表された[3]。7号機と同じくGE製の設備を導入。2022年12月の完工予定で、総出力は約700万kW、台湾最大の発電所となる。
歴史
編集2001年着工。2005年に1号機が完成し、翌年から営業運転を開始した。
2017年8月15日の午後、6基の発電ユニットが全面停止し、台湾全域の約668万戸に及ぶ大規模な停電が発生する原因となった[4]。
2017年、増設した7号機の運転を開始した。
脚注
編集- ^ 『台湾電力から天然ガス焚きGTCC設備3系列 出力総計260万kWを受注』(プレスリリース)三菱重工プレスリリース第5418号、2013年9月3日 。2018年1月2日閲覧。
- ^ “台電大潭発電所にボイラー増設、LNG発電強化”. NNA.ASIA. (2017年11月23日) 2018年1月2日閲覧。
- ^ “台湾電力公司向け大型ガス焚き複合火力発電所建設案件の受注について”. 丸紅 (2019年2月21日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ “台湾全域で大停電、電力供給に不安”. NNA.ASIA. (2017年12月23日) 2018年1月2日閲覧。