大村あつし
大村 あつし(おおむら あつし、1966年[1] - )は、日本の小説家、ITライター、AI研究家。静岡県富士市出身。静岡県立富士高等学校卒業、静岡大学人文学部経済学科卒業。
1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション~ VBAで作る販売管理システム~』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング~人生を変える6つの物語~』で小説家も兼務。
2006年1月11日放送の首都圏トライアングル「IT その扉の向こうに」のMCを務めた事をきっかけにAIの研究を続け『マルチナ、永遠のAI。~AIと仮想通貨時代をどう生きるか』を2018年4月にダイヤモンド社より出版。
来歴・人物
編集代表作に『エブリ リトル シング』『エブリ リトル シング2.0』『クワガタと少年』(ゴマブックス)、『カイくんのきもち』(新潮社)、『無限ループ』(幻冬舎)、『しおんは、ボクにおせっかい』(KADOKAWA)、文庫では『エブリ リトル シング』『無限ループ』(講談社)などがある。
デビュー小説の『エブリ リトル シング』刊行以降もITライターとして活動し、小説は3~4年に1作のペースで上梓している。
また、2018年4月に『マルチナ、永遠のAI。~AIと仮想通貨時代をどう生きるか』(ダイヤモンド社)を出版するなどAIの研究も続けている。
20万部のベストセラー『エブリ リトル シング』は、2008年7月11日~20日に井上和香の主演で紀伊國屋サザンシアターにて、2009年8月10日~16日に内山理名の主演で銀河劇場にて、舞台化され(演出:岡村俊一)、英語圏・中華圏・韓国で翻訳出版されている。この『エブリ リトル シング』収録作の「クワガタと少年」は、声優の堀川りょうの朗読がYouTubeに複数アップされている。
2008年9月25日には、ソフトバンクモバイルのCMで知られる役者犬カイとのコラボで『カイくんのきもち~from KAI to you~』を発売。
主な作品・小説
編集- 『エブリ リトル シング~人生を変える6つの物語~』(2007年6月、ゴマブックス)
- クワガタと少年
- ランチボックス
- アフター・ザ・プロム
- 彼女はいつもハーティーに
- ビジネスカード
- ボクはくすり指
- 『無限ループ』(2007年5月、幻冬舎)
- 『エブリ リトル シング~クワガタと少年~』(2007年11月、ゴマブックス、『エブリ リトル シング』の第一話「クワガタと少年」が朗読CD絵本としてスピンオフ、画:トミナガマキ、朗読:高樹千佳子)
- 『エブリ リトル シング2.0~夢をかなえる6つの物語~』(2008年4月、ゴマブックス)
- おふくろの履歴書
- 恋することのもどかしさ
- ホワイト・リビングルーム
- 一つのメメント
- 二つの海がトラブルだった
- 三つのお願い
- 『Blue Line』(2008年8月、ゴマブックス、共著)
- 『カイくんのきもち~from KAI to you~』(2008年9月、新潮社)
- 鬼ごっこの主役
- 定年退職までの一週間
- ボクは食わない
- 初任給で酒と花束
- 涙の数だけ強くなれない
- 稲妻階段を一段ずつ・・・
- 『マルチナ、永遠のAI。~AIと仮想通貨時代をどう生きるか』(2018年4月、ダイヤモンド社)[2]
- 『しおんは、ボクにおせっかい』(2020年2月、KADOKAWA)
- 『エブリ リトル シング 夏休みのキセキ』(2024年7月、主婦と生活社)
※奥付日付では『無限ループ』が一番古いが、実際の発行順序では『エブリ リトル シング~人生を変える6つの物語~』がデビュー作
主な作品・IT書籍、ビジネス書
編集- 『Excel95で作る VBAアプリケーション~ VBAで作る販売管理システム~』(1996年8月、エーアイ出版)
- 『もっと知りたいExcel97』(1997年7月、エーアイ出版)
- 『Excel97 VBAプログラミングのコツ』(1998年1月、エーアイ出版)
- 『Excel97で作る VBAアプリケーション~販売管理で学ぶ VBAプログラミング~』(1998年3月、エーアイ出版)
- 『開発者のためのExcel97 VBAプログラミングガイド』(1998年7月、エーアイ出版)
- 『3級パソコン検定ゼミ テキスト3』(1998年9月、ベネッセコーポレーション)
- 『 VBAユーザーのためのWin32 APIプログラミングガイド』(1999年3月、エーアイ出版)
- 『Excel97 VBAによる販売管理~販売・在庫管理システムとその開発手順~』(1999年5月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2000 VBA 基礎編』(1999年9月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2000 VBA コントロール・関数編』(1999年10月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2000 VBA 応用編』(2000年3月、技術評論社)
- 『Excel VBAデータベース活用』(1999年10月、ソフトバンクパブリッシング、共著)
- 『Excel2000 VBA 実践プログラミングリファレンス』(2000年3月、エーアイ出版、共著)
- 『Access2000 VBAプログラミング入門』(2000年3月、アスキー、監修)
- 『開発者のためのExcel2000 VBAプログラミングガイド』(2000年6月、エーアイ出版、共著)
- 『Excel2000による財務会計・減価償却』(2000年7月、技術評論社)
- 『Excelユーザーのための VBAプログラミング入門』(2001年1月、日経BP社)
- 『Excel VBAによるWin32 APIプログラミング入門』(2002年3月、エーアイ出版)
- 『かんたんプログラミング Excel2002 VBA 基礎編』(2002年5月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2002 VBA コントロール・関数編』(2002年5月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2002 VBA 応用編』(2002年6月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2002 VBA 演習編』(2002年8月、技術評論社、共著)
- 『Excel VBA 実用サンプルコレクション』(2003年2月、ソフトバンクパブリッシング、監修)
- 『独習 Access VBA』(2003年5月、翔泳社、共著)
- 『かんたんプログラミング Excel2003 VBA 基礎編』(2004年2月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2003 VBA コントロール・関数編』(2004年4月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2003 VBA 応用編』(2004年7月、技術評論社)
- 『Excel VBAに恋をした!?~新人ゆたかのマクロ奮闘記~』(2004年12月、技術評論社)
- 『Windowsショートカットキーポケットリファレンス』(2005年1月、技術評論社、共著)
- 『Excel関数 スパテク333 2003/2002/2000対応』(2005年9月、翔泳社、共著)
- 『高額ソフトはもういらない! Excelで 販売管理 Excel 2003/2002/2000対応』(2005年11月、技術評論社)
- 『人生は数式で考えるとうまくいく』(2005年11月、サンマーク出版)
- 『仕事がうまくいく0.7の法則』(2006年9月、祥伝社)
- 『仕事に役立つExcel VBA実用サンプルコレクション 新装版』(2006年10月、ソフトバンクパブリッシング、監修)
- 『新しいExcel関数の教科書 1~仕事で使える計算と関数の基礎~』(2006年12月、翔泳社、共著)
- 『新しいExcel関数の教科書 2~分類集計・条件抽出・配列の極意~』(2006年12月、翔泳社、共著)
- 『新しいExcel関数の教科書 3~悩みに効く! 機能と関数活用の技~』(2006年12月、翔泳社、共著)
- 『Excel関数スパテク338 2007/2003/2002/2000対応』(2008年12月、翔泳社、共著)
- 『かんたんプログラミング Excel2007 VBA 基礎編』(2008年1月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2007 VBA コントロール・関数編』(2008年5月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2007 VBA 応用編』(2009年1月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2010 VBA 基礎編』(2011年10月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2010 VBA コントロール・関数編』(2011年12月、技術評論社)
- 『かんたんプログラミング Excel2010 VBA 応用編』(2012年2月、技術評論社)
- 『Excel VBAをはじめるまえに絶対知っておきたい「マクロ」の本』(2014年12月、技術評論社)
- 『てっとり早く確実にマスターできるExcel VBAの教科書』(2014年12月、技術評論社)
- 『Excel VBA本格入門』(2015年5月、技術評論社)
- 『Excel VBAの神様~ボクの人生を変えてくれた人~』(2015年10月、秀和システム)
- 『あなたの1日を1時間増やす! 魔法のExcelショートカットキー』(2016年4月、秀和システム)
- 『超初心者でも3時間でわかる! 魔法のExcel関数&計算式』(2016年6月、秀和システム)
- 『[逆引き]Excel VBAパワーテクニック525』(2016年7月、技術評論社)
- 『大村あつしのExcel VBA Win64/32 APIプログラミング』(2016年9月、秀和システム)
- 『いつもの作業を自動化したい人の Excel VBA 1冊目の本』(2017年6月、技術評論社)
- 『Excel VBAで本当に大切なアイデアとテクニックだけ集めました。』(2019年5月、技術評論社)
- 『新装改訂版 Excel VBA本格入門』(2020年1月、技術評論社)
- 『超時短! 魔法のExcelショートカットキー』(2020年3月、秀和システム)
- 『超時短! 魔法のExcel関数』
- 『大村式【動画&テキスト】 Excel マクロ&VBA 最高のはじめ方』(2020年11月、技術評論社)
- 『Excel VBAコードレシピ集 スグに使えるテクニック650』(2021年1月、技術評論社)
- 『[改訂新版]てっとり早く確実にマスターできる Excel VBAの教科書』(2021年2月、技術評論社)
- 『教師のExcel ~校務(個人業務+チーム業務)カイゼンのためのデジタルリテラシー~』(2024年2月、技術評論社、監修)
- 『Excel VBA開発を超効率化するプログラミングテクニック ームダな作業をゼロにする開発のコツー』(2024年2月、技術評論社、監修)
主な雑誌記事
編集- 「DVDレコーダーを使った能動的な情報収集テクニック」(2007年春季号)
- 「RSSを利用した高度な情報収集テクニック」(2006年冬季号)
以上、日本実業出版社、『ザッツ営業』
- 随想寄稿(2006年6月号)致知出版、『月刊致知』
- 「大村あつしのSecond wind will blow」(2004年11月号~2005年10月号)
- 「Excel/VBAユーザー必見 VBAはこれからどうなる」(2004年9月号)
- 「もうバグに悩むのはやめよう 私が経験した忘れられないバグ」(2001年4月号)
- 「Excel/VBAとデータベースで実用システムを開発しよう」(2000年7月号~2000年12月号)
- 「VBAでコントロールと関数を扱えれば一人前!」(2000年11月号)
- 「めざせ! Excel/VBAの達人」(1999年1月号~2000年6月号)
- 「進化するOffice 2000/VBA」(1999年7月号)
- 「どんな時代にも通用するプログラミングの基礎」(1998年10月号)
- 「VBAで“ラクラク”プログラミング」(1998年8月号)
以上、日経BP社、『日経ソフトウエア』
- 「クラスモジュールを使ったExcel VBAプログラミング」(2001年1月号)
- 「Excel/VBAでのCOMアドイン」(2000年8月号)
以上、翔泳社、『Visual Basic Magazine』
- 開発ツール”Office2000」
- 「バージョンアップした文字列関数」
- 「Office2000の共通機能とは」
- 「ActiveXオートメーションでWordを2000%使い切れ!」
- 「クラスモジュールを使った究極のVBAプログラミング」
- 「Office2000共通オブジェクトプログラミングのススメ」
- 「Office2000アプリケーションオブジェクトTree」
以上、翔泳社、『Office Programming Magazine vol.01』
- 「マイクロソフトかく語りき」
- 「Excel VBAによるADOプログラミング」
- 「上級者のためのクラスモジュールプログラミング」
- 「大村あつしの されど私はVBA」
以上、秀和システム、『VBA EXPRESS vol.01 & vol.02』
- 「エクセル関数じっくり入門」『月刊アスキー ドット ピーシー』(2000年1月号)
- 「ネットで Excel & Word 強化計画」『アスキー ネット J』(2000年1月号)
以上、アスキー
- 実践VBAプログラミングテクニック」『Inside Windows』(1999年7月号~1999年8月号)、ソフトバンク
- 「実践VBAプログラミングテクニック」(1998年11月号~1998年12月号)
- 「エクセル万能宣言!」(1998年8月号)
以上、技術評論社、『PCビジネスマスター』
その他の作品
編集2007年に、JYONGRIの新曲のためのタイアップ小説『ト・モ・ダ・チの賞味期限』をEMIミュージック・ジャパンの公式ページにて発表。
脚注
編集- ^ “大村, あつし, 1966-”. 国立国会図書館. 2024年11月2日閲覧。
- ^ “アンジェラ芽衣いわく、 『マルチナ、永遠のAI。』は、 料理がテーマの『美味しんぼ』のような作品。 小説だから、無意識にAIの基礎が身につく!”. ダイヤモンド社 (2018年9月8日). 2024年11月2日閲覧。