大川ぶくぶ
大川ぶくぶ(おおかわ ぶくぶ、1986年10月3日[1][3] - )は、日本の漫画家。男性[4][3]。テレビアニメ化もされた『ポプテピピック』の作者[5][6]。別名義にbkub[注 1]がある[7][3]。マフィア梶田と共に株式会社ボスラッシュ[8]を経営。兵庫県西宮市出身・在住[9][3]。
大川 ぶくぶ | |
---|---|
生誕 |
1986年10月3日(38歳)[1] 日本・兵庫県[2] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2007年 - |
ジャンル | 4コマ漫画 |
代表作 |
|
大川ぶくぶの【巧みなる三郎チャンネル】 | |
---|---|
YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2021年 - |
ジャンル |
エンターテインメント ゲーム実況 |
登録者数 | 3.81万人 |
総再生回数 | 165.8万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2022年6月29日時点。 |
来歴・人物
2007年に『3LDKM』でメディアワークス(当時、のちアスキー・メディアワークス)主催の第8回電撃コミックグランプリ少年マンガ部門優秀賞を受賞し[3]、同社刊の『電撃G's Festival! COMIC』で『スーパーエレガント』を連載した。その後も各社の漫画雑誌やウェブコミック配信サイトで作品を発表している。特に竹書房『まんがライフWIN』連載の『ポプテピピック』がその過激かつ不条理なギャグで人気を博し[5]、2018年にテレビアニメ化された[6][3]。
オリジナル作品以外では各種のアンソロジーコミックにも参加しており、2017年には『銀魂』とのコラボレーショングッズ用にイラストを描いていた[10][3]。また、商業デビュー前から同人サークル「フミンバイン」を主宰している[3]。
YouTubeにてマフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」の構成作家とイラストを担当。声のみだが演者としても出演している[11]。2021年7月3日配信の「Besiege」にて初めてのソロプレイを行う。生配信の準備時間中にイラストを描くこともある(不定期)。番組内では「ぶくちゃん」の愛称で呼ばれている。
「GOHOマフィア!梶田くん」では、マフィア梶田を主役にその周りの人物を登場人物としているため、羽海野チカやふぁっ熊のような人外肖像画の他、Lotus Juice、伊藤賢治、古代祐三といった、あまり漫画に描かれない人物も登場・その肖像画を描いている。なおLotus Juiceとはハワイ旅行の時に対面しており、漫画に登場させた事について謝辞を受けた模様。当作では、1巻の表紙を担当した羽海野チカの他、ふぁっ熊、フクイタクミ、友美イチロウから短編漫画を寄稿されており、押切蓮介からは1ページ分のコメントが送られている[要出典]。
2019年には「水を吐くフグ」を題材にした4コマ漫画をTwitterで発表し、流行に乗ったことが話題になる[12]。2022年1月頃[要出典]よりわしゃがなTVの活動とは別に少数のクリエイター仲間と共にYoutubeチャンネル「宮っ子クソ中年」を開設(2023年10月現在は「大川ぶくぶの【巧みなる三郎チャンネル】に改名」)した。同年5月1日には以前から同棲していた女性と結婚したこと[13]、前日の4月30日に結婚式を挙げたことを報告した[13]。同年6月20日にTwitterアカウントにてVTuberとしてデビューすることを発表[14]。また、2022年10月から『ポプテピピック』のテレビアニメ第2期が放送されている[6]。
作品リスト
- スーパーエレガント(2008年10月 - 2013年6月、アスキー・メディアワークス『電撃G's Festival! COMIC』連載、単巻)[3]
- ミッソン インパッセボーゥ(2012年2月 - 2014年1月、竹書房『まんがライフWIN』連載、全2巻)[3]
- ダックマンスリウム(2014年5月 - 2016年4月、ジーオーティー『Comicアンスリウム』連載)[注 2][3]
- ポプテピピック(2014年8月 - 、竹書房『まんがライフWIN』連載、既刊7巻)[3]
- リスボックリ(2015年9月 - 2016年12月、ワニブックス『コミックガム』連載、全1巻)[3]
- ハニカムチャッカ(2016年4月 - 2020年7月、星海社『ツイ4』連載、全3巻)[3]
- エクストリーム帰宅部(2016年4月 - 、フリュー『Caligula -カリギュラ-』公式サイト内で連載)
- ハイパーウルトラガーリッシュ(2016年6月 - 2023年3月、KADOKAWA『電撃マオウ』2016年8月号[15] - 2023年5月号連載[16]、既刊3巻)[3]
- 戦力外!カタトちゃん(2016年8月 - 、『八月のシンデレラナイン』公式サイト内で連載)
- IPポリス つづきちゃん(2016年9月 - 、サンライズ『矢立文庫』連載)[3]
- 今夜はねこちゃん(2016年10月 - 2020年9月 、講談社『月刊モーニングtwo』連載、既刊1巻)
- ネオナオンユニバース(2017年2月 - 、祥伝社『FEEL YOUNG』連載)
- GOHOマフィア! 梶田くん(2017年5月 - 、KADOKAWA/アスキー・メディアワークス『電撃G's magazine.com』連載、既刊2巻、原案:マフィア梶田)[3]
- あるウィクロス初心者がブースターパックを買って出たカードから4コママンガを描く4コママンガ(2017年6月 - 2021年3月、小学館『コロコロアニキ』連載、全2巻)[17]
- あんさんぶくぶスターズ!(2017年7月 - 、『ガルスタオンライン』連載[18]、既刊1巻)
- 家に帰るまでがラグナロクです。(2017年11月 - 2021年4月27日、『ヴァルキリーアナトミア -ジ・オリジン-』の公式サイト及び公式ツイッター内で連載[注 3])
- 大川ぶくぶのお日記させていただく。(2018年8月 - 、祥伝社『FEEL YOUNG』連載)
- 花とゆめとクソまんが劇場と花(2018年10月、白泉社『ザ花とゆめ』読み切り)
- 東方フタコマ幻想郷(2021年7月 - 、 『東方ダンマクカグラ』公式サイト内で連載)
- 大川ぶくぶのクソ漫画道場(2023年4月[19] - 、『電撃マオウ』2023年6月号[19] - 連載)
- やっぱりチンチランド(2023年11月号 - 、『月刊コミック電撃大王』連載)
アンソロジー
- 艦隊これくしょん佐世保鎮守府編電撃コミックアンソロジー(2014年4月26日発売)
- リコーダーとランドセル オフィシャルアンソロジー(2012年8月10日) - コミックマーケット82にて頒布
- 史上最強の弟子ケンイチ 51巻付属冊子「別冊ケンイチ」(2013年5月17日発売)
- 世界征服〜謀略のズヴィズダー〜コミックアンソロジー(2014年3月25日発売)
- ソードアート・オンライン コミックアンソロジー2(2014年3月27日発売)
- あいまいみー オフィシャルアンソロジー(2014年8月15日発売)- コミックマーケット86にて頒布
- 魔法少女大戦だョ!全員集合 4コマコミックアンソロジー(2014年9月25日発売)
- オメガラビリンス 電撃コミックアンソロジー(2016年2月27日発売)
- Fate/Grand Order アンソロジーコミック STAR(2016年3月11日発売)
- KING OF PRISM by PrettyRhythm コミックアンソロジー(2016年6月25日発売)
- 女子小学生はじめましたP!4巻付属公式アンソロジー(2016年7月29日発売)
- 星色ガールドロップ コミックアンソロジー(bkub名義で参加[20]、2018年1月11日発売[21])
- ラーメン大好き小泉さん公式アンソロジー(2018年1月30日発売[22])
- メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち(2017年7月29日刊行)
キャラクターデザイン
- 腸壁荒れ太郎 a.k.a. サブカル女絶対追いつめるマン(バラエティ番組『上坂すみれのヤバい○○』イメージキャラクター)[23][3]
アニメ
- ろんぐらいだぁす!(2015年、第4.5話エンドカード)
- ゆゆ式 再放送版(2016年、第2話エンドカード)
- メイドインアビス(2017年、第12話エンドカード)
- アイドルタイムプリパラ(2018年、第50話アニメーション協力)
- 俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(2018年、第8話エンドカード)
- メギド72 The short animation 長き戦旅の傍らで(2019年、第3話エンドカード)
- ギャルと恐竜(2020年、蒼井翔太協力)
- アサルトリリィ BOUQUET(2020年、第6話エンドカード)
- 月曜日のたわわ2(2021年、第8話エンドカード)
- 魔法少女マジカルデストロイヤーズ(2023年、第2話エンドカード)
楽曲
- テレビアニメ『ポプテピピック』(いずれも挿入歌、作詞)
- 心の大樹〜こころのたいじゅ〜
- アイデンティティ
- Shining Shoulder
- POPメモリーズとぅYOU♪
- 蒼井翔太体操
構成作家
その他
- 『14歳からの哲学入門』表紙イラスト(2019年)
- 『建築知識』表紙イラスト(2020年)[24][25][26]
- 『みんなのユニバーサル文章術 今すぐ役に立つ『最強』の日本語ライティングの世界』装画(著:安田峰俊、2022年[27])
- WIXOSS(TCG)(カードイラスト)[3]
- デュエル・マスターズ(ベイB ジャック/トレジャー・ナスカ/ラッキー・ダーツのカードイラスト)
- スターオーシャン:アナムネシス(ラジオ『スターラジオーシャン』コラボキャラクター、ユーイチ・オークヴィル及びスティーブ・K・マフィア)
- LINEスタンプ[3]
- ポプテピピック
- リスボックリ
- あんさんぶくぶスターズ!
- ポケモン カスタムスタンプでチュウ!
- 星野源[28]
- ヴァルキリーアナトミア(LINEスタンプ第二弾[29])
- 星芥ショータイム キャラクター原案(社長)
- マウントレーニア カフェラッテ クリーミーラテ10周年記念動画「マウントらレーニア」作画(2023年)[30]
- TVアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!3」コラボイラスト(カズマ、アクア、めぐみん、ダクネス)[31]
脚注
注釈
- ^ YouTubeの動画では「昔使っていたペンネーム」と表現している。
- ^ 掲載誌は成人向け漫画雑誌だが、作品単体では年齢制限なし。
- ^ 同ゲーム内のエイプリルフール限定イラスト、非売品オリジナルグッズも担当。サービス終了後も別シリーズ『ヴァルキリーエリュシオン』の発売に合わせて公式ツイッター内で4コマ漫画を公開。
出典
- ^ a b @bkub_comic (2013年10月3日). "27才おめでとうbkubちゃん". X(旧Twitter)より2020年11月10日閲覧。
- ^ “漫画家「大川ぶくぶ」が勧める漫画3選”. Manga Style (ビーグリー). (2014年7月28日). オリジナルの2017年10月26日時点におけるアーカイブ。 2017年6月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “【Wikipedia】わしらの経歴まちがいだらけ!?【修正希望】 - YouTube”. Google. 2023年7月1日閲覧。
- ^ “ポプテピピック / 大川ぶくぶ / まんがライフWIN”. 竹書房. 2020年11月21日閲覧。
- ^ a b “『ポプテピピック』という漫画がなぜかずっと売れ続けている件(前編)”. ほんのひきだし (日本出版販売). (2016年10月20日) 2020年11月21日閲覧。
- ^ a b c コミックナタリー編集部 (2021年12月26日). “『ポプテピピック』再びキャスト前半・後半変更 2期1話は平野綾&茅原実里、井上和彦&堀川りょう【OP・ED映像公開】”. ORICON NEWS. 2022年11月26日(UTC)閲覧。
- ^ “フミンバイン”. フミンバイン. 2018年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月12日閲覧。
- ^ “株式会社ボスラッシュ”. 2022年5月7日閲覧。
- ^ “NHK神戸放送局|阪神・淡路大震災25年9131-絵がつなぐ あの日とそれから”. NHK. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “『銀魂』と『ポプテピピック』の大川ぶくぶさんがコラボ。オシャンティなマスコット登場”. 電撃オンライン (KADOKAWA/アスキー・メディアワークス). (2017年4月8日) 2020年11月21日閲覧。
- ^ a b マフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」 - YouTubeチャンネル
- ^ “「流行を取り入れるのが速すぎる」 大川ぶくぶ先生が不遇なフグネタ満載の『ポプテピピック』作品をアップし話題に”. getnews. (2019年3月21日) 2022年6月8日(UTC)閲覧。
- ^ a b “大川ぶくぶが結婚を発表、「幸せのクソマンガボーイより」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年5月1日) 2022年5月1日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶがVTuberデビュー、今夜「宮っ子クソ中年」チャンネルでお披露目配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月21日) 2022年6月21日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶ「ハイパーウルトラガーリッシュ」など、マオウで新連載4本”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年6月27日) 2023年3月27日閲覧。
- ^ 「ハイパーウルトラガーリッシュ THE LAST GIRLISH」『電撃マオウ』2023年5月号、KADOKAWA、2023年3月27日、654頁、ASIN B0BXL992FF。
- ^ “血迷ったか小学館 大川ぶくぶ、コロコロアニキで「ウィクロス」漫画連載スタート”. ねとらぼ. ITmedia (2017年6月15日). 2020年11月21日閲覧。
- ^ “『あんスタ!』ゲーム内イベントを大川ぶくぶ先生が描き下ろす!! “あんさんぶくぶスターズ!”スタート”. ガルスタオンライン (2017年7月28日). 2017年8月5日閲覧。
- ^ a b “大川ぶくぶのクソマンガ&花田ももせの電撃小説大賞コミカライズ版、マオウ新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年4月26日) 2023年4月26日閲覧。
- ^ @life_win (2018年1月7日). "1/11発売【星色ガールドロップ コミックアンソロジー】執筆陣一覧". X(旧Twitter)より2020年11月21日閲覧。
- ^ @life_win (2018年1月7日). "【告知】TVアニメにもなった大人気アイドルラブコメ『星色ガールドロップ』初のコミックアンソロジーが1月11日発売!豪華作家陣が描く星色ワールドにドロップ&ドロップ!". X(旧Twitter)より2020年11月21日閲覧。
- ^ “いがらしみきお、大川ぶくぶら24名が「ラーメン大好き小泉さん」描くアンソロ”. コミックナタリー (2018年1月30日). 2020年11月21日閲覧。
- ^ “上坂すみれのヤバい○○”. キングレコード. 2020年11月21日閲覧。
- ^ @xk_kenchi (2020年4月13日). "建築知識、2020年は大川ぶくぶさんイラストの表紙が目印です。". X(旧Twitter)より2020年11月21日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2019年12月19日). “大川ぶくぶが建築専門誌の表紙を1年連続で担当、第1弾は本屋の作り方”. コミックナタリー. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “『建築知識12月号』新型コロナに負けない建築とは? 大川ぶくぶさんの表紙は今号でラスト(ねとらぼ)”. ねとらぼ (2020年11月20日). 2020年11月21日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶが装画を担当、安田峰俊の日常で利用できる“ユニバーサル文章術””. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月25日) 2022年1月25日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶが星野源を描き下ろしてLINEスタンプに、本日より期間限定で配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月23日) 2021年6月23日閲覧。
- ^ “ヴァルキリーアナトミア -ジ・オリジン- ② スクウェア・エニックス” 2023年10月28日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶ×P丸様。が日常に潜むマウントを描く「いいなぁ、独身は自由で」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年11月13日) 2023年11月13日閲覧。
- ^ “大川ぶくぶが「このすば」カズマら描き下ろす、“このすば1コマ台詞選手権”も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年4月26日) 2024年4月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- フミンバイン
- 大川ぶくぶ/bkub (@bkub_comic) - X(旧Twitter)
- 大川ぶくぶ - pixiv
- マフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」 - YouTubeチャンネル - 構成作家として参加
- 大川ぶくぶの【巧みなる三郎チャンネル】 - YouTubeチャンネル