大山駅 (東京都)

日本の東京都板橋区大山町にある東武鉄道の駅

大山駅(おおやまえき)は、東京都板橋区大山町にある東武鉄道東上本線である。駅番号はTJ 04。板橋区最南端の駅。

大山駅
南口(2015年9月)
おおやま
Oyama
TJ 03 下板橋 (1.0 km)
(1.0 km) 中板橋 TJ 05
地図
所在地 東京都板橋区大山町4-1
北緯35度44分54.2秒 東経139度42分9.3秒 / 北緯35.748389度 東経139.702583度 / 35.748389; 139.702583座標: 北緯35度44分54.2秒 東経139度42分9.3秒 / 北緯35.748389度 東経139.702583度 / 35.748389; 139.702583
駅番号 TJ04
所属事業者 東武鉄道
所属路線 東上本線
キロ程 3.0 km(池袋起点)
電報略号 オヤ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]46,657人/日
-2023年-
開業年月日 1931年昭和6年)8月25日[1]
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北口(2004年11月)
北口(2004年11月)
臨時口(東口)(2004年11月)
臨時口(東口)(2004年11月)
ホーム(2008年4月)
ホーム(2008年4月)

駅名の由来

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江戸時代頃、相模国大山阿夫利神社に参詣することを「大山詣り」といった。当時、志村板橋宿赤羽王子方面から田無府中を経て大山に向かう人が多く、その道筋を「大山街道富士街道)」といい、板橋宿近辺からこの辺りに街道が伸びていたことから、また、現在の東京都健康長寿医療センターの辺りにかつて広い丘があり、それを「大山」と呼んでいたことから、という二つの説がある[2][3][5]。このように大山と呼ばれるようになった地域付近で1931年(昭和6年)に東上鉄道の駅として開業したのが大山駅である[4]

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅

かつてはホームの前後に踏切があった関係で、ホーム有効長は6両編成分であった。そのため8両編成の電車が停車する際には2両分はみ出すので、「大山対策車」という編成が用意され、ホームからはみ出す2両はドアカットを行った。10両編成はドアカットが行われていた当時、運行されていなかった。その後、池袋方面(現在のホームのほぼ中央に位置する)の踏切が地下道となったのに伴い解消された。

改札口は全部で3か所である。

下りホーム(1番線、成増方面)側

  • 南口 - 成増方面(先頭1〜2号車付近)に位置
  • 東口 - ホームほぼ中央(4~6号車付近)に位置

このうち東口には自動券売機自動精算機がない。かつては臨時口扱いで、営業時間も「7時から22時まで」となっていたが、2022年10月より終日運用となっている[11]

上りホーム(2番線、池袋方面)側

  • 北口 - ホームほぼ中央(4〜6号車付近)に位置

反対側のホームにある改札口へ行く際は、上下ホーム成増方面の階段をのぼった先の跨線橋か、または南口改札口付近(下りホーム)と上りホームを連絡するエレベーターと跨線橋[注釈 1]を利用する。また、北口と東口は改札外側の地下道で結ばれているため、それぞれの改札口出口から逆側の出口へ行くことができる。

売店は南口の改札外側に存在する[注釈 2]。南口改札外側には名代富士そば[注釈 3]が出店していたが、2016年1月末で閉店し、現在は別の立ち食いそばの店舗が入居している。

東武池袋駅管区傘下の駅長配置駅で、中板橋駅を管理する。

のりば

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番線 路線 方向 行先[12]
1   東上線 下り 川越方面
2 上り 池袋方面

発車ベル・発車メロディー

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東上線の中間駅の多くは発車メロディが導入されているが、当駅1番線では未だに発車ベルが使用されている。

2番線は、2022年10月より発車メロディ 使用開始。

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員46,657人である[東武 1]

各年度の1日平均乗降・乗車人員は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[13]
年度 1日平均
乗降人員
[14][東武 2]
1日平均
乗車人員
[15]
出典
1978年(昭和53年) 53,412
1990年(平成02年) 26,819 [* 1]
1991年(平成03年) 27,563 [* 2]
1992年(平成04年) 27,501 [* 3]
1993年(平成05年) 26,899 [* 4]
1994年(平成06年) 53,973 25,923 [* 5]
1995年(平成07年) 25,519 [* 6]
1996年(平成08年) 24,893 [* 7]
1997年(平成09年) 24,405 [* 8]
1998年(平成10年) 49,784 24,638 [* 9]
1999年(平成11年) 49,814 24,642 [* 10]
2000年(平成12年) 49,878 24,652 [* 11]
2001年(平成13年) 50,827 25,058 [* 12]
2002年(平成14年) 49,835 24,512 [* 13]
2003年(平成15年) 49,282 24,167 [* 14]
2004年(平成16年) 48,620 23,789 [* 15]
2005年(平成17年) 48,098 23,553 [* 16]
2006年(平成18年) 47,191 23,107 [* 17]
2007年(平成19年) 47,635 23,505 [* 18]
2008年(平成20年) 47,676 23,668 [* 19]
2009年(平成21年) 47,028 23,479 [* 20]
2010年(平成22年) 46,727 23,327 [* 21]
2011年(平成23年) 46,588 23,301 [* 22]
2012年(平成24年) 48,733 24,424 [* 23]
2013年(平成25年) 49,563 24,827 [* 24]
2014年(平成26年) 49,419 24,739 [* 25]
2015年(平成27年) 50,539 25,298 [* 26]
2016年(平成28年) 51,086 25,603 [* 27]
2017年(平成29年) 51,813 25,959 [* 28]
2018年(平成30年) 52,407 26,258 [* 29]
2019年(令和元年) 52,049 26,077 [* 30]
2020年(令和02年) 39,845
2021年(令和03年) 41,967 20,996 [東武 3]
2022年(令和04年) 44,307 22,134 [東武 4]
2023年(令和05年) 46,657 23,300 [東武 1]

駅周辺

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駅を出るとハッピーロード大山商店街(南口)、遊座大山商店街(北口)に出る。南口を出て右手に踏切が設置されているが、2つの商店街をまたぐために非常に横断者が多い。

バス路線

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  • 駅前にバス乗り場はないが、西側へ徒歩5 - 10分の川越街道上に第六小学校停留所大山停留所の2か所があり、国際興業バスの路線が発着する。
  • 最寄停留所ではないものの、駅から東側へ10分ほど歩くと、大山東町停留所があり、国際興業バスの路線が発着する。

隣の駅

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東武鉄道
  東上本線
TJライナー・川越特急・快速急行・急行・準急
通過
普通
下板橋駅 (TJ 03) - 大山駅 (TJ 04) - 中板橋駅 (TJ 05)

かつて下板橋駅 - 大山駅間には金井窪駅が存在したが、東京大空襲による駅舎の被災に伴い1945年(昭和20年)4月15日に廃止された。

脚注

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注釈

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  1. ^ エレベーターとエレベーター利用者用跨線橋の供用は2009年3月より開始
  2. ^ かつては上りホーム中板橋駅方にも売店があったが、現在は撤去され自動販売機が置かれているだけとなっている
  3. ^ 当駅周辺の同店店舗自体は、ハッピーロード大山商店街沿道の店舗(ハッピーロード店)が営業している(2023年現在)。

出典

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  1. ^ a b 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、211頁。全国書誌番号:64010839 
  2. ^ 大山まちづくり総合計画 - 板橋区
  3. ^ ハッピーロード大山の歴史 - ハッピーロード大山商店街振興組合
  4. ^ a b 大山駅 - 東武鉄道株式会社、2023年1月30日閲覧
  5. ^ 東武鉄道による駅名の解説では前者の説をとっている[4]
  6. ^ 東武東上線大山駅付近の連続立体交差事業および関連する鉄道付属街路事業と大山駅の駅前広場整備事業に係る都市計画の変更等について (PDF) - 板橋区都市整備部 鉄道立体化推進担当課、2020年5月16日閲覧。
  7. ^ 東武鉄道東上本線の連続立体交差事業に着手します 大山駅付近の8箇所の踏切を除却します』(プレスリリース)東京都建設局、2021年12月20日。オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211220104123/https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/12/20/08.html2021年12月20日閲覧 
  8. ^ 8か所の踏切を廃止し安全性と利便性が向上します 東武東上線「大山駅」付近の連続立体交差事業(高架化)に着手します 〜2030年度の事業完成に向けて連続立体交差事業を推進します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2022年7月28日。オリジナルの2022年7月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220728062744/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220728094456xyk4vwCMgpovoGxMWVOYVQ.pdf2022年7月28日閲覧 
  9. ^ 第227回東京都都市計画審議会議事録 (PDF) - 東京都都市整備局 p.24、2020年5月16日閲覧。
  10. ^ 連続立体交差化工事の状況 令和元年度 (PDF) - 国土交通省関東運輸局、2020年11月30日閲覧。
  11. ^ 【朗報】東武練馬駅・大山駅・下板橋駅の臨時改札口が終日利用可能に!2022年10月1日から。 - いたばしTIMES・2022年9月30日
  12. ^ 大山駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
  13. ^ 板橋区の統計 - 板橋区
  14. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  15. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都

利用状況

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東京都統計年鑑
東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=13 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=13 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=13 

関連項目

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外部リンク

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