大宮車両所
大宮車両所(おおみやしゃりょうじょ)は、埼玉県さいたま市大宮区にある日本貨物鉄道(JR貨物)関東支社管轄の車両工場である。東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮総合車両センターに併設されている。
大宮車両所 | |
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JR貨物 大宮車両所 手前:事務所、奥:主棟 (ニューシャトルより撮影) | |
基本情報 | |
所在地 | 埼玉県さいたま市大宮区錦町 |
鉄道事業者 | 日本貨物鉄道 |
帰属組織 | 関東支社 |
整備済み車両略号 | 大宮車、OM |
併設区所 |
JR東日本 大宮総合車両センター |
最寄駅 | 大宮駅 |
管轄車両 | JR貨物北海道支社、東北支社、関東支社、東海支社、関西支社、九州支社(いずれも一部)の配置車両 |
旧称 | 国鉄大宮工場 |
開設 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 26,488 m2 |
検査線本数 | 7本 |
備考 | 毎年5月の第4土曜日に、一般公開イベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」がJR東日本とさいたま市との共催で開催。 |
1987年4月1日の国鉄分割民営化によって、かつての日本国有鉄道(国鉄)大宮工場(現・JR東日本大宮総合車両センター)が、JR貨物にその機関車部門を継承したことにより大宮車両所が発足した。主に、仙台総合鉄道部、高崎機関区、新鶴見機関区配置の電気機関車(他に五稜郭機関区や門司機関区の一部)やディーゼル機関車(他に岡山機関区の一部)の検査・修繕及び更新などを受け持つ。
付近には、2007年10月14日に鉄道博物館が開館し、また、毎年5月の第4土曜日に、一般公開イベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」がJR東日本とさいたま市との共催[注 1]で開催され、開催日には毎年多くの人々が訪れている。
歴史
編集当車両所は、大宮総合車両センター同様に日本鉄道が1894年(明治27年)現地に設立した工場を前身に、開設から120年以上経過した現在も、現地で操業している長い歴史を持つ車両工場で、鉄道の街・大宮の中心となる施設である。1987年4月1日の国鉄分割民営化により、JR貨物が機関車職場を継承し、大宮車両所として発足した[注 2]。
開設当初は、JR東日本の蒸気機関車、電気機関車、ディーゼル機関車の整備を受け持ち、JR東日本へは、自社の機関車の電気部品、空制(空気ブレーキ)部品、連結器などを委託した[注 3]。2002年度に、JR東日本へ委託を当所で施工する方針に変更し、JR東日本も電気・ディーゼル機関車の整備は土崎工場(現・秋田総合車両センター)に集約、蒸気機関車も自社(大宮総合車両センター)内で整備するとの方針から、それらの受け持ちも解消した。
1988年度に、JR貨物が日本国有鉄道清算事業団から購入したEF65形16両(2 - 6・8 - 10・14・17・18・20・21・38・46・52・66・69・70号機)の内10両を、当所にて全般検査を施工し、車籍を復活させた。1989年度には、機関車の更新修繕を、1995年には、EF200形の重要部検査を施工し、これ以降は、経年車両の更新延命と最新車両の検査技術の確立に力を注いでいる。
沿革
編集- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、大宮工場のうち機関車部門がJR貨物に継承されて発足[注 4]。
- 1988年(昭和63年) - 国有鉄道清算事業団が保有していたEF65形0番台10両に対し、全般検査を施工し車籍を復活。
- 1989年(平成元年) - 自社の車両(電気機関車が中心)の更新修繕開始。
- 1995年(平成 7年) - EF200形の重要部検査の施工開始。
- 2002年(平成14年) - EF200形の初回全般検査開始。
- 2006年(平成18年) - EH500形の初回全般検査開始。
- 2009年(平成21年) - EH200形及びM250系(動力車のみ)の初回全般検査開始。
- 2010年(平成22年) - M250系付随車の全般検査開始。
- 2015年(平成27年)5月29日 - DD51形全般検査終了[注 6][2]。
- 2016年(平成28年)4月28日 - EF65形(新鶴見機関区所属EF65 2139)全般検査時に貨物更新色から国鉄特急色へ復元[3]。
- 2017年(平成29年)
- 2021年(令和EH800形の初回全般検査開始 [8]。 3年)10月 -
- 2022年(令和 4年)
所内の組織体系と業務
編集-
正門
-
名称板は大宮総合車両センターと共通
-
東側から見た主棟
組 | 班名 | 業務内容 |
---|---|---|
1組 | 台車 | 車体上げ、車体載せ、車体移動、自動連結器など下回り機器の脱着 台車、走り装置の艤装、クレーン運転など |
輪軸 | 車軸超音波探傷、磁粉探傷、輪軸検修、車軸受金の削正など | |
回転機 | 主電動機及び補助電動機検修(解体、整備・調整、組立、試験)など | |
仕上げ | 輪軸、基礎ブレーキ、減速機、推進軸、軸箱車軸受金などの車両からの取り外し 部品の分解、仕上げ、組立、ばね検修など | |
鉄工 | 車体外板修繕、溶接、改良工事、ブレーキ部品の盛金、EH500形ユニットブレーキ検修など | |
2組 | 電気 | 電気配線、電気機器解艤装 |
艤装 | 空制機器の解艤装、運転室、機械室、各室内上回り機器、部品の解艤装、クレーン運転など | |
高圧弱電 | 弱電部品(ATS車上子など)、継電器、遮断機検修、弱電部品の各種試験など | |
空制 | 空制部品検修 |
1987年4月1日に発足した当車両所は、旧・大宮工場の機関車職場をJR貨物が継承し、主に、関東支社、東海支社の所属機関車の重要部検査・全般検査、更新修繕などを担っている。
実際に検査・修繕業務を行う組織は、
- 車体外装などを受け持つ1組→台車班・輪軸班・回転機班・仕上げ班・鉄工班
- 電気機器などを受け持つ2組→電気班・艤装班・高圧弱電班・空制班
と2組に分かれ、その下に「○○班」と呼ばれる担当グループが置かれている。各組、各班の業務内容については、右表を参照。
全般検査で入場した車両は、まず解体から始まり、車体、装置、機器、走り装置などに分類され、
- 車体は修繕→塗装→艤装→車体載せ
- 装置・機器は部品検査・修繕→艤装→車体載せ
- 走り装置は台車検査・修繕→台車部品組立→車入れ→車体載せ
と上記のような具合で、業務は分業が進んでいる。
なお、ディーゼルエンジンなどの一部の検査・修繕や、塗装については、他社委託となっている。
検査体系と周期
編集下記に、各機関車別の検査体系と周期を示す[12]。
電気機関車
編集新系式車(EH200、EH500、EH800)は以下の周期で行う。
- 重要部検査:新製または前回の全般検査から48ヶ月または60万km以内毎
- 全般検査:新製または前回の全般検査から96ヶ月以内毎
従来形式車(EF64、EF65)は以下の周期で行う。
- 台車検査(B):前回の全検から36ヶ月または40万km以内毎
- 全般検査:上記の台車検査(B)から36ヶ月または前回の全般検査から72ヶ月毎
新形式の重要部検査及び従来形式の台車検査(B)は、所属区所でも行える為、実際に入場する車両は全般検査の車両が主である[13]。
なお、従来形式車は、2022年3月10日以降検査を終了した。詳細は後述を参照。
ディーゼル機関車
編集新系式車(HD300)は以下の周期で行う。
- 重要部検査:新製または前回の全般検査から48ヶ月または50万km以内毎
- 全般検査:新製または前回の全般検査から96ヶ月または100万km以内毎
従来形式車(グループ会社の機関車)は以下の周期で行う。
- 第2交番検査(B):前回の全般検査から36ヶ月または25万km以内毎
- 全般検査:上記の第2交番検査(B)から36ヶ月または前回の全般検査から72ヶ月毎または50万km以内毎
新形式の重要部検査及び従来形式の第2交番検査(B)は、所属区所でも行える為、実際に入場する車両は全般検査の車両が主である[13]。
なお、従来形式車は、2017年6月5日以降自社所有機については検査を終了した。詳細は後述を参照。
整備済み車両の車体に記される略号
編集「大宮車」または「OM」
検査担当形式
編集関東支社の所属車両中心に検査を実施している。下記に車種別に示す。
電車
編集電気機関車
編集ディーゼル機関車
編集過去の検査担当形式
編集- EF64形電気機関車
- EF65形電気機関車
- 2022年3月12日現在では現存中であるが、新鶴見機関区所属のEF65 2085をもって検査終了となった。また、検査出場に伴う国鉄特急色への復元も終了した[10]。
- ED75形電気機関車
- DE10形ディーゼル機関車・DE11形ディーゼル機関車
- DD51形ディーゼル機関車
- JR東日本所有(高崎車両センター高崎支所→ぐんま車両センターなど)の電気機関車・ディーゼル機関車・蒸気機関車
- 電気機関車・ディーゼル機関車は車体の検修を、蒸気機関車は中間検査(B)及び全般検査の一部を委託されて実施してきたが、電気機関車・ディーゼル機関車は秋田総合車両センターに集約、蒸気機関車は大宮総合車両センター側で検査を全面的に実施している。
保存車両
編集所内にED62 17が保存されていた[30]が、2021年3月上旬頃に解体された[31][注 10]ため、保存車両はなくなった。
過去の保存車両
編集過去に、所内のみに保存された車両を下記に示す。
ED62 17
- 2002年3月29日除籍。最終配置区:篠ノ井総合鉄道部(現・塩尻機関区篠ノ井派出)
- ED61形にTR109形1軸中間台車の追加改造を行って誕生した直流電気機関車。主に、飯田線北部の貨物輸送で活躍した。
- この17号機は、1996年9月の飯田線北部貨物牽引運用廃止後、次々と同機が廃車されていく中で、最後まで上記所属で残った2両[注 11]内の1両である。
- 同年11月所内にて一般公開[32][注 12]され、除籍されるまでの6年間は車籍を残し保留機扱いで所内で保管、所内北に留置されていた。
- 佐久間レールパークの閉園に伴い、展示されていた14号機が2010年7月に現地で、長野総合車両センターで保存されていたトップナンバーの1号機が2016年2月に解体[33]されたため、2017年4月1日時点ではED62形唯一の保存機となっていたが、上記のように2021年3月上旬頃に解体された[31][注 10]ため、現存するED62形はなくなった。
EF65 59
- 1998年12月2日除籍。最終配置区:高崎機関区(JR貨物)
- 2004年5月の一般公開時に所内で展示。前面のナンバーが赤色で、塗装が前面1エンド側下部が黄色、2エンド側がクリーム色とそれぞれ違っていた[34]。
- それ以降に解体[注 13]されて現存していない[35]。
EF65 535
脚注
編集注釈
編集- ^ JR東日本とは1995年から。さいたま市は2014年から。
- ^ 大宮工場新小岩貨車職場もJR貨物が継承し、新小岩車両所(現・川崎車両所)として発足した。
- ^ 後にJR貨物からの委託は、土崎工場(現・秋田総合車両センター)の担当となった。
- ^ 電車及び客車の部門はJR東日本に継承され、大宮工場を経て2004年6月1日から大宮総合車両センターとなっている。
- ^ 2000年(平成12年)までは、10月14日の鉄道の日前後、翌年より5月の第4土曜日に開催。
- ^ これをもって、愛知機関区所属機の検査が全面的に終了した。
- ^ これをもって、仙台総合鉄道部、新鶴見機関区川崎派出、東新潟機関区所属の同形ディーゼル機関車の検査が全面的に終了した。
- ^ 1046号機は、最後の広島更新色であった。
- ^ 「最終全検落成車」という記念のヘッドマークを付けて展示された。
- ^ a b 解体前、前面に惜別マークが掲げられていた写真が『鉄道ファン2021年6月号』p.32に掲載された[31]。
- ^ もう1両は16号機、17号機と同日に廃車。
- ^ 貨物更新色から標準色に塗り直された。
- ^ a b 解体時期不明。
出典
編集- ^ 「MINI TOPICS」『鉄道ジャーナル』1996年2月、98頁。
- ^ “「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」開催”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2015年5月24日)
- ^ “「鉄道のまち大宮『鉄道ふれあいフェア2016』」開催”. 鉄道ホビタス. RM NEWS (ネコ・パブリッシング). (2016年5月30日)
- ^ “「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」開催”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2017年5月28日)
- ^ “JR貨物EF65 2065号機が国鉄特急色に”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2017年10月25日)
- ^ 「編集部が訪問 日本貨物鉄道株式会社 関東支社 大宮車両所 EF64 1028号機 国鉄色に復帰」『鉄道ファン』、交友社、2018年3月、78-83頁。
- ^ 岩成政和「いま魅力の国鉄色電機」『電気機関車EX Vol.6 2018 Winter』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2018年2月25日、31,33頁。ISBN 978-4-8022-0466-8。
- ^ a b 「貨物列車2022」『Rail Magazine』第454巻、2022年5月7日、33頁。
- ^ a b “JR貨物、EF64 1000の全般検査終了! 1046号機の広島更新色も消滅”. 鉄道ホビダス (2022年2月8日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ a b “EF65 2085・ 2080が大宮車両所を出場、国鉄色PF×3で回送!”. 鉄道ホビダス (2022年3月12日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ 『鉄道ファン』2012年6月号 交友社 「編集部が訪問 日本貨物鉄道株式会社大宮車両所」 p.112
- ^ 菅野崇『鉄道ピクトリアル』2010年3月号 【特集】機関区 電気車研究会 「JR貨物の機関車検修基地」 p.21
- ^ a b 菅野崇『鉄道ピクトリアル』2010年3月号 【特集】機関区 電気車研究会 「JR貨物の機関車検修基地」 p.22.23
- ^ 「貨物列車2022」『Rail Magazine』第454巻、2022年5月7日、73頁。
- ^ JR貨物について(JR貨物グループ) - 日本貨物鉄道HP
- ^ (京葉臨海鉄道の記事)“京葉臨海鉄道KD603が大宮へ”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2012年3月13日)
- ^ (衣浦臨海鉄道の記事)“KE65 3の甲種輸送”. 鉄道ホビタス. RM NEWS (ネコ・パブリッシング). (2007年7月27日)
- ^ “JR貨物所属のED75が運用を終える”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2012年3月20日)
- ^ “ED75 1015が郡山へ”. 鉄道ファン railf.jp. 鉄道ニュース (交友社). (2012年6月4日)
- ^ a b “鉄道貨物輸送を支える様々な車両の開発”. サービス向上に向けた取組み > 車両の開発について. 日本貨物鉄道. 2021年4月22日閲覧。
- ^ 『平成22年度事業計画』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2010年。オリジナルの2017年10月17日時点におけるアーカイブ 。2021年4月22日閲覧。
- ^ 『HD300形式ハイブリッド機関車の営業開始について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2011年7月3日。オリジナルの2017年10月17日時点におけるアーカイブ 。2021年4月22日閲覧。
- ^ 『HD300形式ハイブリッド機関車「量産車」の運転開始について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2012年2月16日。オリジナルの2017年10月16日時点におけるアーカイブ 。2021年4月22日閲覧。
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- ^ 『新型ディーゼル機関車の製作について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2017年6月15日。オリジナルの2017年6月15日時点におけるアーカイブ 。2021年4月22日閲覧。
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- ^ 「POST」『鉄道ファン』、交友社、1997年2月、105頁。
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- ^ 「POST」『鉄道ファン』、交友社、2004年8月、189頁。
- ^ 笹田昌弘「電気機関車」『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、2015年1月、101頁。
- ^ 笹田昌弘「保存車リスト2012」『国鉄&JR保存車大全 日本全国全カテゴリー1312両』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、125頁。
- ^ “EF65 535生誕45周年 ふれあい展示会”. 鉄道ホビタス. RM NEWS (ネコ・パブリッシング). (2012年2月13日)
- ^ “EF65 535が東芝府中事業所へ”. 鉄道ホビタス. RM NEWS (ネコ・パブリッシング). (2013年3月12日)
- ^ 石堂亮太 著「EF81移動史をたどる」、j train編集部 編『交直流電気機関車 EF81 国鉄新性能電機の軌跡』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、123頁。
参考文献
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- 石本勇吉「電気機関車の保守・検修を見る-JR貨物・大宮車両所見学記-」『鉄道ピクトリアル 【特集】電気機関車』第52巻1号(通巻721号)、電気車研究会、2002年1月、66-69頁。
- 菅野崇「JR貨物の機関車検修基地」『鉄道ピクトリアル 【特集】機関区』第60巻3号(通巻831号)、電気車研究会、2010年3月、21-23頁。
- 鉄道ファン編集部「開業115周年を迎えるJR東日本大宮総合車両センターをめぐって」『鉄道ファン』第49巻7号(通巻579号)、交友社、2009年7月、110-111頁。
- 鉄道ファン編集部「編集部が訪問 日本貨物鉄道株式会社大宮車両所」『鉄道ファン』第52巻6号(通巻614号)、交友社、2012年6月、110-113頁。
- ジェー・アール・アール編 『JR気動車客車編成表』 各年号 交通新聞社 「JR貨物 機関車配置表」、「JR工場一覧表」 各頁