大宋僧史略
『大宋僧史略』(だいそう そうしりゃく)は、中国北宋初の僧賛寧が著わした、伝来以来の 中国の仏教に関する制度の淵源と沿革に関する歴史書である。全3巻。咸平2年(999年)重修成立。
構成
編集巻上
- 佛降生年代
- 僧入震旦
- 経像東伝
- 創造伽藍(附 浴佛行像)
- 訳経
- 訳律
- 訳論
- 東夏出家
- 服章法式
- 立壇得戒
- 尼得戒由
- 受斎懺法
- 礼儀沿革
- 注経
- 僧講
- 尼講
- 造疏科経
- 解律
- 解論
- 都講
- 伝禅観法(附 別立禅居)
- 此土僧遊西域
- 伝密蔵(附 外学)
巻中
- 道俗立制
- 行香唱導
- 讃唄之由
- 僧寺綱糾
- 立僧正(附 立尼正)
- 僧統
- 沙門都統
- 左右街僧録
- 僧主副員
- 講経論首座
- 国師
- 雑任職員
- 僧主秩俸(附 尼)
- 管属僧尼(附 祠部牒)
- 僧道班位
- 内道場(附 生日道場)
- 僧籍弛張
巻下
参考文献
編集- 牧田諦亮「僧史略の世界」(『印度学仏教学研究』2-1、1953年)