大坪喜久太郎
大坪 喜久太郎(おおつぼ きくたろう、1898年(明治31年)3月1日 - 1967年(昭和42年)11月23日[1])は、日本の工学者、官僚。工学博士。室蘭工業大学元学長。北海道大学・室蘭工業大学名誉教授。専門は、水理工学・河川工学。富山県黒部市出身[2]。河川水理学の権威で北海道開発における技術的指導者であった。
略歴
編集1922年(大正11年)九州帝國大學工学部土木工学科を卒業し、東洋アルミナムや、日本電力に勤務。1925年(大正14年)5月に北海道帝國大學工学部講師。1925年7月に同助教授。1942年(昭和17年)に論題「段落個所に於ける流体運動」で北海道帝国大学より工学博士号受く[3]。1942年北海道帝國大學工学部教授(水理工学・河川工学講座を担当)。1946年(昭和21年)同工学部長。1949年(昭和24年)日本学術会議会員。1956年(昭和35年)北海道大学工学部長・同大学院工学研究科長。1960年(昭和35年)室蘭工業大学3代学長に就任。北海道大学大学院工学研究科嘱託教授。
1967年(昭和42年)に同学長在職中に逝去。北海道大学・室蘭工業大学名誉教授。
受賞歴
編集著書
編集- 『模型實驗 : 石狩川生振捷路に就いて』(北海道廳札幌治水事務所、1934年)
- 『十勝總合開發に就いて』(十勝總合開發促進期成會、1953年)
- 『大坪喜久太郎博士論文集』(大坪喜久太郎博士記念論文集刊行会、1963年)
などがある。