大和棟
大和棟(やまとむね)は、日本の切妻造民家建築の1つである[1]。大正期より前においては、高塀造(たかへづくり)と呼ばれた[2]。桃林堂板倉家住宅は、大和棟である民家の好例とされる[3]。
概要
編集奈良県や大阪府、京都府南部の民家で見られる建築様式で、自作農以上の地位にある豊かな農家であることの証拠とされる[2]。
形態としては、母屋部分の急勾配の切妻の茅葺と、下屋部分の緩勾配の屋根瓦が組み合わせられており[1][2]、洗練された切妻の白い漆喰壁と屋根の対象性が美しいのが特徴[要出典]。棟の高い部分が主屋で低い部分が釜屋(くどや土間)で構成されている[要出典]。
脚注
編集- ^ a b 日本国語大辞典,家とインテリアの用語がわかる辞典,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典内言及, 精選版. “大和棟(やまとむね)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年3月28日閲覧。
- ^ a b c “大和棟 – 大阪文化財ナビ”. 2023年3月28日閲覧。
- ^ “桃林堂板倉家住宅 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2023年3月28日閲覧。