大事了畢
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大事了畢(たいじりょうひつ)とは、仏法の究極を明らめ、修行を成就すること[1]。
実際上は、
今日の臨済禅の用語では、師の室内所定の公案体系を一通り調べ終わることをいう。—『禅の心・歴史』[2]
という位置付けであり、独り立ちの条件となっている[3]
脚注
編集- ^ 臨済禅黄檗禅公式サイト 臨黄ネット http://www.rinnou.net/cont_01/words/words_ta.html
- ^ 秋月龍珉『禅の心・歴史』平河出版社、1983年、267頁。ISBN 9784892030017。
- ^ 杉村楚人冠『へちまのかは』至誠堂書店、1914年、373頁 。2021年6月12日閲覧。「此の千七百則ことごとくを透過したのを、大事了華と唱えて、始めて此に誰某の法嗣と認められる。」