大下智
大下 智(おおした さとし、1986年5月12日 - )は日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する元騎手で、現在は調教助手である。
大下智 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府枚方市[1] |
生年月日 | 1986年5月12日(38歳) |
身長 | 163.0cm(2018年) |
体重 | 47.2kg(〃) |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 |
栗東・梅内忍(2007.3.1 - 2011.6.26) 栗東・フリー(2011.6.27 - 2015.2.28) 栗東・藤岡健一(2015.3.1 - 2017.3.20) 栗東・池添学(2017.3.21 - 2018.6.20) |
初免許年 | 2007年3月1日 |
免許区分 | 平地・障害 |
騎手引退日 | 2018年6月20日 |
通算勝利 |
825戦17勝 (地方競馬10戦3勝) |
来歴
編集小学3年の時に京都競馬場での宝塚記念を父達と見に行ったのが競馬へのきっかけである[2]。中学1年からは京都競馬場の乗馬スポーツ少年団に通う。競馬学校に3回目の受験で合格。23期生の中で最年長で、同期には浜中俊、藤岡康太、荻野琢真、丸田恭介らがいる。座右の銘は「感謝」、「相思相愛」[1]。目標とする騎手は角田晃一[1]としていた。
2007年、栗東・梅内忍厩舎の所属騎手としてデビュー。初騎乗は2007年3月3日の中京6Rで、ロータスに騎乗し10着。2ヶ月後の5月12日、新潟6Rで6番人気レミーエンジェルに騎乗し、自らの誕生日に初勝利を挙げた[3]。
2011年6月27日付でフリーとなった[4]。
2014年のマーメイドステークス(GIII)で重賞初騎乗(14番人気サイモンガーランドで13着)。
2015年3月1日付で栗東・藤岡健一厩舎所属となり[5]、調教を一手に引き受け裏方として厩舎を支えた[6]。
2015年8月18日、佐賀競馬場で行われたJRA交流霧島賞をカシノランナウェイで制した[7]。
2017年3月21日付で栗東・池添学厩舎所属となり[8]、メラグラーナなどの追い切りを行っている[9]。
2017年5月14日の京都4Rで4番人気キラービューティに騎乗し、約3年3ヶ月ぶりのJRAでの勝利を挙げた[10]。
2017年に病気が発覚し検査で通院していたが、10月19日に甲状腺癌のステージ4で視力と声を失う可能性があることを告知され年末に手術。入院生活を経て、翌2018年5月27日に小さい頃から毎週のように通っていた思い入れのある京都競馬場で自厩舎のメイショウシンバでラスト騎乗を終えたことを、のちの引退時に公表した[11][12]。レースは15着だったが、世話になっている先輩の幸英明騎乗のメイショウカクウンが勝ち、好意で口取り写真にも参加させてもらっている[13]。
騎乗成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2007年3月3日 | 1回中京1日6R | 4歳以上500万下 | ロータス | 16頭 | 9 | 10着 |
初勝利 | 2007年5月12日 | 1回新潟5日6R | 3歳未勝利 | レミーエンジェル | 16頭 | 6 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2014年6月15日 | 3回阪神4日11R | マーメイドS | サイモンガーランド | 14頭 | 14 | 13着 |
脚注
編集- ^ a b c 【競馬学校】卒業生(=新人騎手)紹介(2)「大下智」(競馬学校ブログ、2007年2月21日)
- ^ “競馬ファンだけでなく病気の人にも届いてほしい ――ガンと闘っている大下智元騎手インタビュー(第1回)”. netkeiba.com. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “大下智騎手、JRA初勝利!”. ラジオNIKKEI. 2022年6月25日閲覧。
- ^ 大下智騎手がフリーへ | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
- ^ 大下智騎手の所属変更について | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
- ^ 藤岡厩舎の躍進を支える今年JRA未勝利の大下
- ^ “カシノランナウェイが快勝、3度目の挑戦でV/霧島賞・佐賀”. netkeiba.com. 2022年6月25日閲覧。
- ^ 大下智騎手、池添学厩舎に所属変更へ | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
- ^ 【高松宮記念】メラグラーナ豪快走 短距離界の新王者へ文句なし
- ^ 【京都4R】大下、3年3カ月ぶりの勝利「本当にうれしい」
- ^ ありがとうございました(~最終回~)
- ^ 関西テレビ『もう1度、騎手になりたい。ガンと闘ったどん底ジョッキー』
- ^ 大下智騎手が引退、調教助手に
- ^ 大下 智騎手が引退日本中央競馬会、2018年6月20日閲覧