夢見るテレーズ
『夢見るテレーズ』(ゆめみるテレーズ、フランス語: Thérèse rêvant、英語: Thérèse Dreaming)は、ポーランド系フランス人バルテュス(バルタザール・ミシェル・クロソウスキー・ド・ローラ)が描いた1938年の絵画。ニューヨークのメトロポリタン美術館の所蔵品の一つであり、その挑発的な主題と芸術的価値の高さ[1]は、メディア、美術史家、心理学者、文化学者の関心を繰り返し集めている[2]。
フランス語: Thérèse rêvant 英語: Thérèse Dreaming | |
作者 | バルテュス |
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製作年 | 1938年 |
素材 | キャンバスに油彩 |
寸法 | 149.9 cm × 129.5 cm (59.0 in × 51.0 in) |
所蔵 | メトロポリタン美術館、ニューヨーク |
1936年に、バルテュスは、隣に住む11歳の少女テレーズ・ブランシャールと知り合った。その後の3年間に、バルテュスは彼女をモデルにして多くの絵を描いた。これらの作品は、少女の思索めいた表情などが正しく描写されている。その中の2枚で、テレーズは片足を上げて、白い下着を見せる同じポーズで描かれている。この作品が1937年の『猫と少女』と、1938年の『夢見るテレーズ』である[2]。
脚注
編集- ^ Schjeldahl 2013.
- ^ a b Rewald 1998.
参考文献
編集- Schjeldahl, Peter (7 October 2013). "In the Head. Balthus and Magritte reconsidered" (Газета) (英語) (The Art Newspaper ed.).
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: Cite journalテンプレートでは|journal=
引数は必須です。 (説明) - Rewald, Sabine (1998). "Balthus's Thereses" (Сборник) (英語) (33) (Metropolitan Museum Journal ed.): 305–314. doi:10.2307/1513021。
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