夜鷹
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夜鷹(よたか)は、
- ヨタカ目ヨタカ科の夜行性の鳥類。ヨタカを参照。
- 中国軍事科学医学院が開発した、1粒飲めば3日間眠くならない薬の名称[1]。
- 近世日本の江戸で売買春を目的に辻に立った街娼のこと[2]。
- 遊女の中でも最下層の地位にあり、江戸には多い時で4000人ほどいたといわれ、本所吉田町や四谷鮫ヶ橋あたりで営業していた。京都では辻君(つじきみ)、大坂では惣嫁(そうか)や白湯文字(しろゆもじ)と呼ばれていた[3]。
- 綿の着物に頭巾を被り、一枚のござを持ち歩いていたりして、野外で性的サービスを提供する事を生業としていた。ござは簡易的な小屋を掛けたり敷いたりして使用した。性的サービスの代金の相場は24文。金を払わずに逃げる者や言いがかりや暴力をふるう客もいるので、その防衛手段として牛(妓夫)という用心棒がついていた。
- 夜鷹には貧しい家の女性や、遊女上がりの者、生活に困っている老婆などが就いた。年齢は幅広く中には70歳くらいの老婆もいた。年齢の高い者は皺を白粉で塗りつぶしたり、白髪に黒い油を塗ったりして若く見せていた。性病を患ってしまった為に公娼や私娼に居られなくなった者が就く場合もあり、梅毒によって鼻や耳がそげ落ちている者もいた。
- 夜鷹が営業する場所の近くには二八蕎麦の屋台がよく出店していた。これは夜鷹の客はもちろんだが、肉体労働を伴う仕事である夜鷹も、空腹を満たす為に利用した。
脚注
編集- ^ 中国人民解放軍が3日間眠くならない薬を開発、特殊任務用、その名も「夜鷹」―SP華字紙
- ^ “路上や水上で性交?そば一杯の値段で性サービスを提供する「夜鷹」とは”. 2021年9月10日閲覧。
- ^ “夜鷹”. 2024年9月19日閲覧。