増尾好秋
増尾好秋(ますお よしあき、1946年10月12日 -)は日本のギタリスト。ジャズ/フュージョンの分野で活動し、ソニー・ロリンズのバンドのメンバーとしても有名。ニューヨーク在住。
増尾好秋 | |
---|---|
生誕 | 1946年10月12日(77歳) |
出身地 | 日本 東京都 |
ジャンル | フュージョン、ジャズ |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1968年- |
公式サイト | http://www.ymasuo.com/ |
来歴
編集東京都出身。父はジャズ・ピアニストだが、幼い頃は特に音楽教育を受けていない。中学3年生の頃ガット・ギターを始める。その後バーニー・ケッセルの影響を受けてジャズに傾倒。
1965年、早稲田大学に入学。増尾の所属していた音楽サークルの先輩には鈴木良雄、同期にはタモリがいた。大学在学中、ヤマハ主催のコンテストに出場し、そこで渡辺貞夫に認められる。そして、1968年1月、渡辺貞夫のバック・ギタリストとして初のレコーディングを経験。1969年には自身のデビュー作『バルセロナの風』発表。渡辺のグループには1971年まで在籍した。
1971年渡米。エルビン・ジョーンズのアルバム『メリー・ゴー・ラウンド』に参加。その後、リー・コニッツとの共演を経て、1973年から1976年までソニー・ロリンズのバンドに在籍。
1977年、キングレコード傘下のフュージョン・レーベル、エレクトリック・バードの第一弾アーティストとして契約。翌年、デイヴ・グルーシンやスティーヴ・ガッドなどがゲスト参加したアルバム『Sailing Wonder』がヒット。1980年のアルバム『The Song is You and Me』にはヤン・ハマーやブレッカー・ブラザーズがゲスト参加し、ヤン・ハマーとはその後のライブでも共演。
1980年代前半には、再びソニー・ロリンズと活動。
1990年代にはロン・カーターやレニー・ホワイトなどと共演。2004年には旧友・鈴木良雄のアルバム『Moon and Breeze』に参加。
1980年代なかばから2008年まで、ニューヨークのソーホー地区に本格的なレコーディングスタジオ The Studio を所有し、プロデューサーとしても活躍。スタジオでの仕事が思っていた以上に忙しくなってしまい、思うように演奏活動できない状況が二十数年間続いた。
2008年の The Studio 閉鎖により、演奏活動に完全復帰。同年夏に、セルフレーベルSunshine Ave. Labelの第1弾として自身の10年ぶりのリーダーアルバム『Life is Good』を発表。翌2009年には『I'm Glad There is You』を発表。
2012年6月より、約30年ぶりに自己のオリジナルバンド「Power Spot」を結成し、日本での本格的なバンド活動を再開した。
2016年10月に日本で自己の新ユニット「MAGATAMA」を結成。
ディスコグラフィ
編集- 『バルセロナの風』(1969年)
- 24(1971年)
- 111 Sullivan Street(1976年)
- Sailing Wonder(1978年)
- Sunshine Avenue(1979年)
- Good Morning(1979年)
- Masuo Live(1980年)
- The Song is You and Me(1980年)
- Finger Dancing(1981年)
- Mellow Focus(1982年)
- Masuo(1989年)
- Lush Life - Billy - Tokyo(1990年)
- 『サトル・ワン』 - A Subtle One (Jazz City)(1991年)
- Just Like Old Times(1993年)
- Are You Happy Now(1998年)
- Life is Good(2008年)
- I'm Glad There is You(2009年)
- AROUND THE WORLD (2011年) ※ベイシスト鈴木良雄との共同発売