堀木博禮
堀木 博禮(ほりき ひろのり、1931年2月26日[1] - 2001年10月28日[2])は、日本の教育者。高等学校教諭、短期大学助教授、予備校講師を務めた。専門は現代文。1960年代後半から1990年代中盤にかけて代々木ゼミナール現代文・小論文の講師として人気を博したことで知られる。堀木博礼とも表記される。
人物情報 | |
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生誕 |
1931年2月25日 日本・東京都 |
死没 | 2001年10月28日(70歳没) |
出身校 | 東京大学文学部仏文学科(学士) |
学問 | |
研究分野 | 現代文 |
経歴・人物
編集東京都出身。東京都立九段中学入学、静岡県立静岡城内高等学校へ転校、卒業[2]。東京大学文学部仏文学科卒業。麻布高等学校教諭、共立女子短期大学助教授[3]を務めた。1968年から1998年ごろまで、全国大手の大学受験予備校であった代々木ゼミナールの現代文講師。大学入試現代文の第一線で活躍した講師の一人で、駿台予備学校で東大クラスを教えていた藤田修一と人気を二分した。
代ゼミ実施の「東大プレ」の問題を作成した他、Z会通信添削問題作成者として長く活躍。またNHK高校講座 国語 I や、旺文社大学受験ラジオ講座(ラ講)[注釈 1]など放送番組の講師も担当した。記述問題に強く、国立大学受験生からの支持が厚かった。講義は、言葉の意味・用法の理解と文脈の把握を重視するオーソドックスなものであったとされ、代々木本校で長年にわたって「東大現代文」を講じ、代々木校、町田校、名古屋校などの他、晩年には柏校へも出講した。代ゼミで第一線を退いてからは、それまでの仕事をまとめ、本格的な参考書を数冊執筆した。『現代文のトレ-ニング』は著者の死後も改訂を重ね、大学受験の学参書の名著として知られた。
主な著書
編集単著
編集- 『入門編 現代文のトレ-ニング』 増進会出版社 1999/ 新装版 Z会出版 2003
- 『私大編 現代文のトレ-ニング』 増進会出版社 1994/ 改訂版 2005
- 『Z会 必修現代文』 増進会出版社 2000
- 『堀木の読めてくる現代文 2 (実戦力をつける10+1講)』 旺文社 1992.9
- 『堀木の読めてくる現代文 1 (基礎づくり10+1講)』 旺文社 1992.6
- 『基礎編 現代文のトレ-ニング』 増進会出版社 1987
共著
編集脚注
編集- ^ “堀木 博礼 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年9月10日閲覧。
- ^ a b 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 100頁。
- ^ 短期大学部「共立女子大学短期大学部紀要」第13号 「砂の上の植物群」論-その主題と構成-(堀木博礼)
注釈
編集- ^ 通称「ラ講」は「大学受験教育の地域格差を放送を通じて解消していく」を目標に1952年にスタートし、1999年まで約50年間も放送された
参考文献
編集- 代々木ゼミナール大好き!!代ゼミファン!堀木 博禮