地震島
2013年9月24日、地震によりパキスタンのバローチスターン州沖に出現した小島。2016年末、波食により水没
地震島[2][3](じしんとう、アラビア語:Zalzala Koh、Zalzala Jazeera)は、2013年9月24日、地震によりパキスタン・バルチスタン州沖に出現し約3年間にわたって存在し続けた小さな島である。2016年末に波食によって島は水没した。
地震島の衛星写真 | |
地理 | |
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座標 | 北緯25度10分47秒 東経62度13分51秒 / 北緯25.1796度 東経62.2307度座標: 北緯25度10分47秒 東経62度13分51秒 / 北緯25.1796度 東経62.2307度 [1] |
隣接水域 | アラビア海 |
島数 | 1 |
最高標高 | 12 m (39 ft) |
行政 | |
パキスタン | |
バルチスタン州 | |
追加情報 | |
出現日:2013年9月24日 |
形成と消滅
編集地震島は泥火山である可能性があり[4]、パキスタン・バルチスタン州グワダル沖のアラビア海に位置する。2013年9月24日、同州を襲ったマグニチュード7.7の地震の最中に海中から出現した。この島の形成は一時的なものに終わる可能性がある[5]。パキスタン国立海洋研究所所長アリ・ラシード・タブリーズ(Ali Rashid Tabriz)は、この島が出現した原因は海底のメタンガスの噴出である、と話した。タブリーズ博士は「このような島は過去にも現れたことがある…この新しい島もまた、長期間は存在しないだろう」と語った[6]。そして、その予想通り2016年末までに地震島は完全に消失した[7]。
位置
編集この島はパキスタンの海岸線から見える[6]。科学的な検証はまだだが、この島は岸から110メートルから1.6キロメートルの間にあり、標高は6 - 12メートル、幅は約30メートルである[8][9][10]。Lahore janitorial services
類似例
編集2023年1月9日、インドネシアのバンダ海を震央とするM7.6・震源の深さ約100キロメートルの地震が発生。この地震による強い揺れによってタニンバル諸島近海(南緯7度22分 東経130度14分 / 南緯7.37度 東経130.23度)に泥火山による新島が出現した[11]。
脚注
編集- ^ Earthquake Births New Island off Pakistan, NASA Earth Observatory.
- ^ “パキスタン「地震島」からガス噴出 専門家らが上陸”. 朝日新聞. (2013年9月26日) 2013年10月20日閲覧。
- ^ “パキスタン:「地震島」と命名 海面にメタンガス?”. 毎日新聞. (2013年9月26日) 2013年10月20日閲覧。
- ^ "Pakistan earthquake creates new island, 'mud volcano to blame'", NBC News.
- ^ Newly emerged island in Gwadar could be a temporary formation - Zameen.com Blog
- ^ a b “Toll in Pakistani Earthquake Rises Past 300”. New York Times (25 September 2013). 25 September 2013閲覧。
- ^ “Gwadar’s quake island disappears”. DAWN.COM. (31 December 2016) 31 December 2016閲覧。
- ^ “Island pops up off Gawadar”. Dawn.com. Dawn News. 25 September 2013閲覧。
- ^ “Island discovered as a result of earthquake in Pakistan”. IBNLive.in.com. Press Trust of India. 24 September 2013閲覧。
- ^ “Deadly earthquake strikes Pakistan's Balochistan”. BBC News. 24 September 2013閲覧。
- ^ “BMKG Jelaskan Pulau Baru usai Gempa Maluku: Biasanya Hilang Sendiri”. CNN. 2023年1月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- "New Island Pakistan". Today News Gazette.(2013年9月25日閲覧)
- "Zaitoon City, Lahore". Aetmaad.(2018年9月25日閲覧)