土公神(どくじん[1]・どくしん・どこうしん)とは、陰陽道におけるの一人。をつかさどるとされ、仏教における「堅牢地神」(けんろうちしん=地天)と同体とされる。地域によっては土公様(どこうさま)とも呼ばれ、仏教における普賢菩薩本地とするとされる。

東京都江東区東砂・陶首稲荷の土公神

土をつかさどるこの神は、季節によって遊行するとされ、かまど(古い時代かまどは土間に置かれ、土や石でできていた)、井戸にいるとされた。遊行している季節ごとにかまどや門、井戸、庭に関して土を動かす工事を行うと土公神の怒りをかい、祟りがあるという。

また、土公神はかまどの神(かまど神)ともされ、かまどにまつり朝晩に灯明を捧げることとされる。この神は、不浄を嫌い、刃物をかまどに向けてはならないとされる。

脚注

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  1. ^ 土公神(どくじん)とは? - goo辞書(デジタル大辞泉〈小学館〉)

関連項目

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