国際連合法務部
国際連合法務部[1](こくさいれんごうほうむぶ、英語:United Nations Office of Legal Affairs)は、国際連合における国際法分野の中心的な機関。国際連合事務局の一つ。略称はOLA。1946年に設立された。2013年以降は、国際連合事務総長法律顧問のミゲル・デ・セルパ・ソアレスが部長を務めている。
概要
編集国際連合憲章第102条においては、国際連合加盟国が締結する全ての条約及び国際協定は、国際連合の事務局に登録し、公表することを求めている。国際連合法務部は、これらの条約・協定の登録・公表を行っており、多国間条約については、受託者としての任も負っている[2]。
このほか、国連各機関に対し、国際法的な助言も行っている[1]。
部局
編集OLAは、以下の6つの部局によって構成されている。
関連項目
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b 国連の機構「法務部」国際連合広報センター
- ^ 『国際連合の基礎知識』,国際連合広報局,関西学院大出版会,P430,2009年, ISBN 978-4-86283-042-5
参考文献
編集- Hans Corell: United Nations Office of Legal Affairs, in: Karel Wellens (ed.): International Law: Theory and Practice. Essays in Honour of Eric Suy, The Hague/Boston/London: Martinus Nijhoff 1998, pp. 305–322.