国鉄ホキ8000形貨車
国鉄ホキ8000形貨車(こくてつホキ8000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍したホッパ車である。
国鉄ホキ8000形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | ホッパ車 |
運用者 | 日本国有鉄道 |
所有者 | 日鉄鉱業→日本石油輸送 |
製造所 | 汽車製造、若松車輛、川崎車輛 |
製造年 | 1967年(昭和42年) - 1970年(昭和45年) |
製造数 | 18両 |
消滅 | 1987年(昭和62年) |
常備駅 | 船尾駅→上白石駅→南港駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | 石灰石 |
化成品分類番号 | なし |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 13,800 mm |
全幅 | 2,500 mm |
全高 | 2,932 mm |
ホッパ材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 35 t |
実容積 | 25.0 m3 |
自重 | 18.4 t |
換算両数 積車 | 5.5 |
換算両数 空車 | 1.8 |
台車 | TR41C |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 9,700 mm |
最高速度 | 75 km/h |
概要
編集ホキ8000形は、1967年(昭和42年)から1970年(昭和45年)にかけて汽車製造、若松車輛、川崎車輛にて18両(オホキ8000 - オホキ8017)が製造された石灰石専用の30 t積私有貨車である。
記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長が12 m をこえるホッパ車)を前置し「オホキ」と標記する。
外観は私有貨車では唯一の流し板付き側開き式(ホキ800形と同式)である。
所有者は、日鉄鉱業の1社のみであり常備駅は後藤寺線の船尾駅であった。
1981年(昭和56年)6月4日に全車(18両)が日本石油輸送に名義変更され、常備駅は南港駅へ移動になったが実際は、根室本線の東鹿越駅を基地として運用された。
荷役方式は、上入れ、自重落下流し板付き側開き式の下出し方式である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
全長は13,800 mm、全幅は2,500 mm、全高は2,932 mm、台車中心間距離は9,700 mm、実容積は25.0 m3、自重は18.4 t、換算両数は積車5.5、空車1.8である。
1987年(昭和62年)1月12日に最後まで在籍した16両(オホキ8000 - オホキ8015)が廃車となり形式消滅した。
年度別製造数
編集各年度による製造会社と両数は次のとおりである。(所有者は落成時の社名)
- 昭和42年度 - 16両
- 汽車製造 8両 日鉄鉱業(オホキ8000 - オホキ8007)
- 若松車輌 2両 日鉄鉱業(オホキ8008 - オホキ8009)
- 川崎車輛 6両 日鉄鉱業(オホキ8010 - オホキ8015)
- 昭和45年度 - 2両
- 若松車輌 2両 日鉄鉱業(オホキ8016 - オホキ8017)
参考文献
編集- 鉄道公報
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
- 吉岡心平『RM LIBRARY 152 無蓋ホッパ車のすべて(下)』(ネコ・パブリッシング、2011年)ISBN 978-4-7770-5323-0