国鉄セム3900形貨車(こくてつセム3900がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した15 t積の石炭車である。

国鉄セム3900形貨車
基本情報
車種 石炭車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
改造年 1943年昭和18年)
改造数 25両
消滅 1961年(昭和36年)
常備駅 周防富田駅(現在の新南陽駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
荷重 15 t
最高速度 65 km/h
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概要

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1943年(昭和18年)5月1日に宇部鉄道が戦時体制により国有化され、宇部鉄道に在籍していた車両25両がセム3900形(セム3900 - セム3924)に形式名変更された。専属貨車として周防富田駅(現在の新南陽駅)を常備駅として運用された。

戦後の1947年(昭和22年)5月に「貨車特別廃車」の対象形式に指定された(当時全車が在籍)が1960年(昭和35年)より廃車が開始され1961年(昭和36年)10月27日に最後まで在籍した車両が廃車になり同時に形式消滅となった。

脚注

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参考文献

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  • 鉄道史料編集スタッフ『鉄道史料 第38号』(初版)鉄道史資料保存会、1985年5月。 
  • 鉄道史料編集スタッフ『鉄道史料 第39号』(初版)鉄道史資料保存会、1985年8月。 
  • 貨車技術発達史編纂委員会『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。 

関連項目

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