国鉄シキ115形貨車
国鉄シキ115形貨車(こくてつシキ115がたかしゃ)は、1961年(昭和36年)5月19日と1964年(昭和39年)10月10日に1両ずつ合計2両(シキ115 - シキ116)が三菱重工業にて製造された、35トン積み低床式大物車である。
国鉄シキ115形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 大物車 |
運用者 | 日本国有鉄道 |
所有者 | 三菱電機 |
製造所 | 三菱重工業 |
製造年 | 1961年(昭和36年) - 1964年(昭和39年) |
製造数 | 2両 |
消滅 | 1986年(昭和61年) |
常備駅 | 塚口駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒+黄1号帯 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 18,000 mm |
全幅 | 2,900 mm |
全高 | 1,430 mm |
荷重 | 35 t |
自重 | 31.5 t |
換算両数 積車 | 5.5 |
換算両数 空車 | 3.0 |
台車 | 3軸ボギー台車 |
全長は17,130 mmで、低床部の長さが5,700 mmとかなり長く、また低床部のレール面上の高さも500 mmと低床式大物車の中でも格段に低い位置にある。これによって高い使い勝手を確保していた。しかしこれにより自重が31.5 トンと重くなり、板台枠式の3軸ボギー台車2基を装備することになっている。車体は溶接構造で組み立てられており、空気ブレーキはKD254形である。
参考文献
編集- 鉄道公報
- 吉岡心平『大物車のすべて 上』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日。ISBN 978-4-7770-5195-3。
- 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。