国際連合人間居住計画
国際連合人間居住計画(こくさいれんごうにんげんきょじゅうけいかく、英語: United Nations Human Settlements Programme)は、1978年に設立された国際連合の機関。本部はケニアのナイロビに置かれている。日本語の略称は国連ハビタット、英語の略称はUN-Habitat。
国際連合人間居住計画 | |
---|---|
各国語表記
United Nations Human Settlements Programme | |
概要 | 国連機関 |
略称 | 国連ハビタット、UN-Habitat |
代表 | マイムナー・モハメド・シャリフ |
状況 | 活動中 |
活動開始 | 1978年 |
本部 | ケニア・ナイロビ |
公式サイト | 国連ハビタット本部 |
Portal:国際連合 |
概要
編集経緯
編集国際連合人間居住計画(国連ハビタット)は、第1回国際連合人間居住会議(1976年、バンクーバー)における人間居住宣言を受けて設立された「人間居住委員会(英語: Commission on Human Settlements)」と、その事務局である「国際連合人間居住センター(英語: United Nations Centre for Human Settlements:ハビタット)」を前身とする。略称の「ハビタット」とは、ラテン語で「居住」を意味する。
第2回国際連合人間居住会議(1996年6月、イスタンブール)においては、人間居住環境を開発の主要な課題として認識した「ハビタット・アジェンダ(世界行動計画)」が採択され、国連人間居住センターの機能強化が提唱された。これを受け、2002年、人間居住委員会と国連人間居住センターは、「国際連合人間居住計画」に改組された(略称は「国連ハビタット」)。
組織
編集本部はケニアのナイロビにある。事務局長はマイムナー・モハメド・シャリフ。意思決定機関の管理理事会には、58ヶ国の理事国があり、日本も理事国となっている。
また、世界4ヵ所に地域本部を設置しており、その内の1つ、アジア太平洋地域本部(1997年設立、本部長:是澤優)が福岡市に置かれている。
4つの地域本部は次のとおり
- アフリカ地域本部 (ケニア/ナイロビ)
- ラテンアメリカ及びカリブ海地域本部 (ブラジル/リオ・デ・ジャネイロ)
- アジア太平洋地域本部 (日本/福岡)
- アラブ諸国地域本部 (エジプト/カイロ)
国連ハビタット福岡本部(アジア太平洋担当)は、2017年に創立20周年となる。
関連項目
編集外部リンク
編集- UN-Habitat - A Better Urban Future
- 国連ハビタット 福岡本部(アジア太平洋担当)
- 国連人間居住会議(国連ハビタット) - 外務省